外資系2.0という生き方

世界に貢献できる日本人ビジネスパーソンのつくりかた

仕事でスマホが使えない人はヤバい?米国で起こる新たなデジタル格差

シカゴに来ています。寒いです…いつも思いますが、この街はなぜか寒く感じるんですよね~(涙) 気温はニューヨークほど寒くないはずなのに…

さて、ニューヨーク、ボストン、シカゴと移動してきましたが、今回ビジネスパーソンや学生たちの様子を見ていて気付くことがありました。

現在米国では、新たな形のデジタル格差がみられるのではないかという仮説。

そしてこれは将来的に更に別の形での格差につながるのではないかという予測です。

 

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今の若い世代はキーボード入力できない?

 これは日本でもしばしばいわれ始めていることですね。

 

デジタルネイティブの世代は初めて触れたデバイスが、スマホタブレットでありPCでは無いということで、キーボード入力にむしろ慣れていない。

ましてやスマートスピーカーが普及している音声入力の米国社会です。この傾向が色濃くなっているのですね。

 

これはマズいかもですね~この世代がよりメインとなってくればPCに向かってキーボードやを使って仕事…という典型的な仕事スタイルが崩れ、小型デバイスやゴーグル型にデバイスで音声入力しながら仕事を進める…というのがスタンダードになる日が近いのかもしれません。そうなると我々の世代はついていけない?(笑)

 

なんと米国ではPCへの回帰の動き?

 

ところが…です!今米国ではPCを使っている人よ過去以上によくみかけるようになりました。

MITのキャンパス、ニューヨークのビジネス街のカフェ、シカゴの空港のラウンジ…。皆がPCの画面に向かってキーボードをカタカタしているではないですか!

そして、スマホタブレットに向かう人たちの数が減っている?

少し前までは皆タブレットだったはず…。どうなっているのでしょうか?

 

実際そのトレンドはあるようなのです。

一般向けの話では無いのですが、学校や企業向けにはタブレットではなくPCの売上が伸びているのだとか。

なんと…皆さんタブレットを捨てて今はPCに戻っているのでしょうか?

 

実はそれには理由があるようです。仕事や研究をしなければいけない多くの人にとっては、タブレットは結局は補完的な位置付けとなっているみたいです。

かつてPCがタブレットに対して劣っていた点(起動スピード等)が解消され結局仕事で使うのはPCということになっているようです。

もちろんビジネス以外の分野では非PCデバイスもまだまだ普及・拡大し続けるのでしょうが…。

 

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PCを使える人と使えない人の間のデジタル格差?

 

ということで…MITなどの大学や大手企業ではPCはまだまだスタンダードだと言えます。ところが、今多くの若者は自宅にPCを所有しておらず、PCだとうまく使えない・キーボードが打てない…そんな人も多いはずです。一般的にはむしろこういう人のほうが一般的になってきているわけですから、そんな人と、スマホタブレット・PC等のマルチデバイスを場面に応じて使いこなせる人とでは差が出ているようです。まさかこんな形での格差がでてくるなんて意外でした!

 

ということで現時点ではPC回帰の動きがみられるのは確かのようです。

 

ただし当然ながら今後もずっと結局皆がPCを使い続けるのかといえばそれは考えにくいでしょう。

 

実際A社やM社といった(笑)米国の大手デジタルデバイスメーカーは全体でのPC売上が今後も続くことなど期待していないようです。

実際に内部の人にお話をお聞きしたのですが、これらの企業では他のデバイスクラウドや別の分野に収益の柱を徐々にシフトしつつ…そのためのチャンネルのひとつとして、極端な話「ある程度安くばらまいてもいい」くらいのスタンスだと話ます。

 

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次代のデジタルな働き方とは?

 

「オフィスでPCのモニターに向かいキーボードを打ち込む姿」が典型的な働き方のイメージではなくなる時代、我々のワークスタイルはどうなるのでしょうか?

 

ウロウロ歩きながら冒頭に触れたようにゴーグルの画面に話しかけるのが普通というようになるのでしょうか?

 

様々な予測があるなか、日本人に音声入力は今のところ馴染まなさそう?です。

 

日本でもスマートスピーカーは販売されていて、私の周りで使っている人は「便利で楽しい」「もはやリモコンすらわずわらしい」と便利さを評価する人も確かに多いです。ですが、それでも日本ではそこまで普及もしていない気がします。使っているのは一部の新しいモノ好きの人たちだけという印象が否めないですかね。

 

やはり日本には音声入力は馴染まないのかもしれません。海外の街を歩くと気付くのですが、皆さん喋っています。スマホ等のデバイスを使って「通話」している人が日本より圧倒的に多いです。米国、ヨーロッパ、中国や東南アジア…皆さん街中で喋っています。イヤホンつけて、デバイスの画面で相手の顔を見ながら、公園でカフェで電車の中で(笑)歩きながら(笑)ホントよく喋っています。そう…電車の中でも(笑)

 

日本だと電車の中は静かで、皆さんスマホをいじっているか、寝てますよね…(笑)

 

個人的にはスマートスピーカーに向かって「XXXX、~~~して」と話しかけるのはなんとなく気恥ずかしいです(笑)ひとりの部屋ではいいのですが、スマホのテキスト入力を音声で行うのは周りの目を気にしてしまいます…(笑)

 

今後デバイスを使った人々の働き方がどう変わっていくのか。そしてそこで日本と海外では間違いなく格差が出てくるような気がします。

 

将来の姿が楽しみです。

 

 【外資系2.0 チャンネル:世界のエリート学生の行動から学ぶ】

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1週間でスペイン7都市を巡る「ピンチョス旅」その8:コスタ・デル・ソル で大ピンチ!海外でトラブルに遭った際の対処法

世界遺産の数で世界トップクラスのスペイン
2018年のクリスマスシーズンに、1週間でスペイン7都市を巡る旅をしてきました。飛行機に乗れば乗るほどお得になり、新幹線並みの値段でスペイン往復+国内便10本という、毎日マドリード空港と地方都市の往復というちょっと普通じゃないこの旅程

スペイン料理のピンチョスをつまみ食いするような美味しい旅のレポートです。

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さて2日間に渡りスペインの南海岸コスタデルソルをドライブ旅行してきました。

スペインといえば…我々日本人がイメージする、太陽に照らされた青い海、白い壁の家々、ヨーロッパとイスラムの雰囲気の融合した文化。これらを味わうことができます。正に今回のスペイン旅のハイライトでした。


ところが…全てスムーズにはいきませんでした(涙)

というのがここにきていよいよトラブルの発生です!

旅にトラブルはつきもの!むしろそのトラブルを楽しむことが旅の醍醐味であり、我々ビジネスパーソンにとっては旅で出会うトラブルを乗り越えていくことこそが問題解決力とリスクマネジメント力を磨いてくれる貴重な機会だということをお伝えしてきました。

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とはいえ今回はさすがに冷や汗モノのトラブルで…(汗)

さすがに焦る場面もありました。しかも今回は2度も発生し(笑)

皆様の旅のリスク管理の参考にして頂きたく、是非お伝えしたいと思います!

フライトでマラガ空港に降り立つ時、高まる期待のなかで気づいていませんでした…早速トラブルが待っているということを。

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マラガ空港レンタカーでトラブル!

久々のトラブル!ケアレスミスで大ピンチ!

 

さあいよいよドライブ…と思いきやなんと!

えええ…レンタカーの予約ができていない!??

実は私自身のミスでした。レンタカーが予約できておらず、その大手のレンタカー会社は今すぐの手配が出来ないとなってました。

 

さあ困った…本日の宿泊先は空港から60キロ程離れた場所にあり、クルマが無いといけません。

ここで幾つか選択肢を調べました。
・電車:南スペインを走る鉄道があるはありますがホテルのロケーションから考えて結局は最寄りの駅からもタクシーで結構な距離を移動することになります。
・タクシー&UBER:1時間程の距離ですので現実的ですが、片道100ユーロ程度のコストがかかりレンタカーより大幅に割高になってしまうのと、ピンポイントでの移動になるため自由度が低下します。今回の限られた時間で沢山見る旅には向きそうもありません。

結局複数の選択肢を検討した結果、やっぱりレンタカーがベストということで再度スマホで検索を始めます(ここまで約5分で決断)

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残念ながら英語や日本語で対応可能なレンタカー予約サイトは当日の予約は受け付けていないところが多いようでした。なんとかスペイン語で空港近くのレンタカー屋のサイトをみつけ…即日予約を入れたところ、クレジットカードでの決済と同時に予約確認のメールが送られてきました。

スマホでメール受信はできたものの、予約メールには「空港出口にて弊社の係員がアナタの名前のカードを掲げてお待ちしております」って…もう空港出口の外側だよ!

あとはひたすら空港出口付近をウロウロしているレンタカー屋のユニフォームのお兄さんをかたっぱしから声をかけて探します。ひとり、またひとり…10人以上に声をかけても予約したレンタカー屋に辿り着きません…。その度にそのレンタカー屋のスタッフ知らないか?と聞いていたら、遂に!「ああその店員なら向こうにいる彼がそうだよ」

 

ようやくたどり着けたのです!

 

当然たった今予約したばかりの私の名前などその人は把握しておらず、こちらのスマホの予約確認メールを見せてようやくその後の対応を確認できました。

 

なんとかその日の足を急遽確保することが出来ました…。

パニックにならず、冷静に判断し行動することが大切ですね~。

とはいえ、急いでスマホで予約したためか、オートマ車ではなくてマニュアル車を予約してしまったりと…少しミスはありましたが(笑)

 

とにかくクルマも無事に借りることができ、コスタ・デル・ソルのドライブにGOです!

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しかし…なんとこれでは終わらなかったのです…(涙)

 

海外でクルマが故障!?あなたはこんな時どうする!?

 

ドライブ自体は順調に進んでいたかにみえました…次なるピンチは、港町アルヘシラスにて突如発生したのです!

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クルマをフェリー乗り場の駐車場に停め、街を散歩し食事を終え、クルマに戻って来ました。さぁ再度出発…とエンジンをかけたのですが…

スカッ!

あれれ…エンジンがかかりません(冷汗)さっきまで駐車してエンジンを再度かけなおした際問題無くかかっていたのに!焦ります…焦りますとも!

 

ひとまず落ち着く(努力をする)

ここは落ち着け落ち着け…冷静になるのです。おかしい、さっきと何が違うのか操作が間違っているのか。バッテリーがあがったのか、ギアが入っていないのか。冷静になろうとしてひとつひとつ動作確認をしてみましたが、どうにもなりません。

 

とりあえず誰かに助けを求める

とはいえフェリー乗り場の駐車場の屋上階の端のほうに停めてしまっていたのが失敗でした。他に通る車があまりありません。歩いて下の階に降りると通過していく車が難題があったので大声で助けを求めるしぐさをしましたが、届いていないのか止まってくれませんでした。

 

電話で解決策を探る

しかたなくスマホからレンタカー屋に電話です。英語とスペイン語を駆使しなんとか会話を成り立たせようとしますが、なぜか電話口のお兄さんも慌て気味で最初はうまく通じませんでした(笑)そのうちお互い落ち着いてきてひとつひとつ動作確認です。キー、ギヤ、ブレーキ…とエンジンをかけるまでの一連の流れを確認していきますが、問題ななさそうでした。

 

スマホを活用する

そこでそのお兄さんが提案してきたのが…

What's App でクルマの状態と位置情報を送って欲しい

とのことでした。What's App とは日本のLINEのようなメッセージアプリで、メッセージのやり取りに加え、位置情報や写真も共有できます。目的は、写真でクルマの状況を正確に把握することと、もし何かの場合レスキューに来られるような位置情報の確認でした。

 

ハンドル周り、ブレーキ周り、ギア周りの写真を撮影して送ると、原因がわかりました!「ギアが入り切っていないように見える」とのことなのです。以前にもそのクルマは同じようなことが起こったらしく(早く言ってよ~)もう少しおくまでしっかりギアを入れるように指示がありました。

ところがなかなか思うようにギアが入らず、ブレーキを踏んだりハンドルを調整しながらなんとかギアを入れなおすのですが固い固い…「固いと思うがやり続けてくれ」という指示のままに、取り組むこと10分程度…ようやくガチっとギアが動きました。

そのままエンジンをかけると…バンザーイ!

 

再度冷静になって再現してみる

今思えば微妙な操作だったのかもしれませんが、その時は焦りましたね~。

その後も何度か同じ症状が出ましたが、次第にコツがつかめてうまくギアを入れられるようになってきました(笑)

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海外で似たようなトラブルを避けるため

さて今回の旅のトラブルは、自分自身のケアレスミスであり確認しておけば未然に防げたかもしれないものと、冷静に事前準備しておけば避けられたかもしれないものです。

そんなミスは自分はしないのでトラブルは起こらない。

そういう人であれば問題無いかもしれませんね…でもそんな人こそ、突発的なトラブルにどこまで対応できるでしょうか?

事故に遭うこともあれば、メカトラブルはどうしようもないかもしれないのです。

 

このような場合対応するためのポイントを共有しておきます。 

  • 冷静になる
  • いざという時の連絡先を確認
  • 通信手段を確保
  • 状況を伝える手段(アプリ)を整備
  • コミュニケーションスキルを磨く

 

冷静になる:予期せぬトラブルは必ず発生します。これはどれだけ事前に準備していても避けられない場合があります。海外でのトラブル…想像しただけで不安ですよね~。でも意外と何とかなるものです。事前の準備・リスク管理も大切ですが、トラブルが発生してしまった場合はとにかく冷静になるということが大事です。

 

連絡先を確認:事前の準備としてこれくらいはできるのでは無いでしょうか。今回私はレンタカー屋の連絡先はしっかり確認しておきました。その他、海外を旅するのであれば、宿泊先のホテルや大使館の電話番号等イザという時に頼れる連絡先をしっかり確認しておくことが必要です。

 

通信手段の確保スマホは電話をかけかれるだけでなく、様々な情報を記憶するメモ代わりとしてもイザという時に役に立ちます。ただし、バッテリー切れや通信状況など使える状況出会って初めて役にたちます。WIFIルーターや現地SIM等でしっかり使える状態を確保しておきましょう。

 

通信アプリを整備: 今回はメッセンジャーアプリの What's APP が役に立ちました。日本だとLINEなのでしょうが、海外では必ずしも相手が使っているとは限りません。海外では、世界標準として誰もが使っているアプリを整備しておく必要があります。

 

コミュニケーションスキル:英語などの外国語で電話で状況を細かく伝えることは、慣れていないと難しいかもしれませんね。あと、相手がかならずしも英語を話せるとは限りません。このような場合、先ほどの What's APP などのようなメッセンジャーのほうがやりやすいという人も居るでしょう。翻訳アプリとメッセージアプリを駆使すれば、なんとか外国人とやり取りが出来ると思います。とにかく外国語でのコミュニケーションにはある程度慣れておかなければいけないでしょう。外国人とのビジネス交渉術を普段から磨いておくことはお薦めです…!

 

【外国人に負けない交渉術:これからの必須スキル】

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いざバルセロナへ!

さて、このスペイン1週間で7都市巡りの旅もいよいよ佳境に入って来ました。

次はいよいよバルセロナです!ここまですっかり「旅ブログ」となってきていました、スペイン旅ですが、バルセロナといえば現在ヨーロッパでもっともビジネスパーソンたちからの熱い視線を受ける街。日本人ビジネスパーソンのアナタも必ずチェックしておかなければいけない場所ですよ~。次回は久々に外資系2.0 的視点で旅を楽しんでみましょう。

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2019年のダボス会議のテーマは「Globalization 4.0」MITマサチューセッツ工科大学でも注目!

先週よりMIT=マサチューセッツ工科大学にお邪魔しています。

世界中のエリート学生&研究者が集うこの場所で少しでも、日本人ビジネスパーソンの皆様の参考になる情報を吸収しようと目を光らせております(笑)

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さてMITや周辺の米国人ビジネスパーソンと話していて来週から始まる2019年のダボス会議が大きな話題になっています。

興味深いのが、ダボス会議そのものが今や割と既存の枠組といえる中で世界の現状の枠組自体の変化を強く意識しているということです。

恐らくそのことで今回ダボス会議が話題になっているのではと思います。ともすれば「いまさらダボス会議で協議されることなんてね~」と斜に構えて無視しそうな米国のビジネスパーソンですら、今回はある程度注目しているような印象です。

それが「グローバリゼーション4.0」というコンセプトです。

 

ダボス会議とは

ビジネスパーソンの皆様には説明不要かと思いますが、毎年この時期世界中の国から主要政治リーダー、経営者、研究者等を集めて開催される「World Economic Forum(世界経済フォーラム」のことです。会場がスイスのダボスということで通称ダボス会議と言われるんですね~

ja.wikipedia.org

毎年今年の世界経済の方向性が協議されます。日本からは安倍首相はじめ多くの主要企業経営陣が出席予定となっています。

 

Globalization 4.0 =「グローバリゼーション4.0」とは?

 

グローバリゼーション(グローバライゼーション)とは数十年前の今世紀初頭から言われてきている世の中の流れですね。様々な要素が含まれてはいますが、私自身も、世界が狭くなり、フラット化してきているのを実感してきました。

あえていうなら日本だけがその波にややついていけていないと思うことも多く、ついていくこと自体がどれだけ必要かどうかはともかく、感覚はズレてきていると言わざるをえません。

 

ところが、数十年の大きなトレンドの中で、この数年間でその流れにブレーキもしくは別の方向性が示されてきています。

 

まず、各地で政治のリーダーが変わり過去からの流れが変えられつつある動きがあります。

また、AIやIOTの一般化から、既存の産業のデジタル化・コンピュータ化を加速させるというコンセプト「インダストリー4.0」=第4次産業革命の影響もあり、テクノロジーの進化で既存の考え方の延長線上に未来はないのではという視点も提示されています。

 

これらを全部踏まえ、経済や産業、そして我々の働き方やライフスタイルがどう変化していくのか。そのヒントはダボス会議で示される「グローバライゼーション4.0」にあるのではとみられます。

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MITのエリート層の若者の反応は?

さてこのような時代を控え、世界中のビジネスパーソンたちはダボス会議アジェンダにひそかに(笑)注目しているようです。

ではそれに対するMITのエリート学生たちの反応はどうなのでしょうか?

 

数日間ではありますが、彼らの行動や特徴をみてみて気づくことがあります。そしてそれは私の知る多くの日本人学生たちとは異なっているのです。

MITの学生たちは徹底してアウトプットにこだわっています。そしてその結果とは、日々の授業でのクラス全体への貢献、自分自身の研究成果で世の中への価値を提供したいというレベルを見ています。もちろん目の前の試験の結果や成績へのこだわりもハンパないそうなのですが…(笑)

 

そもそも彼らは世界中から集まってきた優秀な人材集団の中で生活しています。人種や国籍でみると本当に様々で、彼らの日常生活は既にグローバリゼーションのど真ん中なのです(笑)そして驚くことに、このグローバリゼーション自体が常に変動するものであり、決して完成しないものであることを彼らは感覚的にわかっているみないなのです。

 

今週からのダボス会議での議論は注目すべきでしょうが、一番大事なのはそこで示されるであろう世界の流れのなかで「アナタはどう生きていくのか」ということでしょう。

楽しみですね!

 

外資系2.0チャンネル:MITのキャンパスの様子を動画でお届け】

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アナタにも行ける!なら行こう MIT(マサチューセッツ工科大学)!

只今ボストンに滞在しております。
今回ボストンに来た目的のひとつは、世界最高峰の教育研究機関マサチューセッツ工科大学(MIT)の見学のためです。

とは言っても、とある日本人研修者の方に付き添う形でしかありませんが…世界最高の頭脳が集まる現場を訪問し、その空気に触れてきました。

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アナタにも行けるよMIT!

MITのキャンパスを歩きすれ違う人たち、学生・研修者・教授・職員といった人たちなのでしょうか…。
ひとりのこらずとてつもなく賢くみえます(笑)


もちろんそれはMITに対するイメージでありブランドなのでしょう。
とにかく自分とは住む世界が違う人たちに思えます。勝手にそう思ってしまいます。

そもそもMITなんて…自分には関係ないよと思われる方も多いかもしれません。
(私も今回の機会をいただくまではそう思っていました)


実はボストンに来ればキャンパスの散歩くらいはできますし、観光ルートにも入っています。
つまりMITなんて「誰でも行ける」のです(笑)

半分ジョークですが本当に行けます!アナタでも行けます!

 

行くことができるのにアナタには本当に関係無いのでしょうか?

観光地として訪れるだけでは勿体ない、私が体験してきたMITとそこからの学びをシェアします。

今回MITを訪れた目的等の詳細についてはお話できませんが(興味ないかもですが…笑)小さなことであっても、私やアナタのような一般人が参考にできることを挙げてみました。


世界最高峰の学び舎には、ライフスタイルに取り入れられる要素が沢山あったのです!

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MITはなんでそんなにスゴイの?

「MIT=マサチューセッツ工科大学」と言えば、誰でもその名前くらいはご存知なのではないでしょうか?

ひとことで言えば「世界トップの名門大学」です

アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンの対岸にあり、お隣のハーバード大学と並び、毎年世界の大学ランキングトップの常連。卒業生のノーベル賞受賞者数はハーバード大学を上回り、最も古く権威ある世界大学評価機関の英国Quacquarelli Symonds(QS)による世界大学ランキングでは、2012年以来ハーバード大学及びケンブリッジ大学を抑えて7年連続で世界第一位を連続更新中です(Wikipediaより)

ja.wikipedia.org

どう説明しても世界トップであり、正に世界を牛耳っている教育機関と言っても大げさではありません。とある調査では世界の超富裕層と言われる人たちを最も多く輩出している大学でもあるとか。世界のエリートがあこがれ、一度は門をくぐってみたいと思う…それがMITなのです。

 

ただいまMITでは年明け早々だというのに学生たちが絶賛集中勉強中の時期なのです。
これは Open Course や Intensive Course と呼ばれるそうで、自分自身の専門分野以外に別の教科について集中的に学べる期間だそうです。

 

例えば…建築系の学生が、将来のキャリアの一環として、近い将来日本で日本の木造建築を学びたい、そのため日本でのインターンシップに参加したいという場合。この期間だけ1か月ほど集中的に日本語のクラスを取るという具合です。

どうやらさすがMITの学生の集中力と吸収力はハンパ無いようで、そんな短期間で、教室での授業にも関わらず、かなりのレベルアップが見られるそうです。

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MITの学生から得られるヒント

今回のMIT訪問では是非皆様にお伝えしたいと思えることが山ほどあり、今後じっくり形にしていく予定なのですが、今日のブログ記事ではちょっと気軽なカンジでMITの学生たちを観察したことにより得られたヒントをお届けします。

私の観察がベースになっていますので、くだらないと思ってしまうものもあるかもですが(笑)是非参考にして頂き、ご自身のライフスタイルに取り入れられるものは是非検討してみてください!

 

上記のとおり「集中勉強期間」の学生たちは本気モード全開です!テストへの取組や結果に対しては相当シビアだと言われるMITの学生ですが、おそらくその次くらいにマジな姿勢だったのではないでしょうか。そんな彼らから得られるヒントはひとまずこち!

  1. マイボトルを手に入れろ!
  2. メモはアナログに紙とペン!
  3. スマホよりPC
  4. 最前列を陣取れ
  5. 寒い場所に身を置け
  6. 違う人種の仲間とつるめ!
  7. 集中的に勉強する期間を設ける

どうでしょう?ひとまずこんなところで簡単にマネできそうなことから…天才たちのスタイルをコピーしてみませんか?

 

なぜマイボトルにこだわる!?

 先ず目に付いたのはキャンパスを歩く学生たちのほとんどが水分補給のための「マイボトル」「マイタンブラー」を持ち歩いているということ。

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MIT生協より(https://store.thecoop.com/mit/

実は先日日本のとある大学も訪れる機会があったのですが、学生たちはほぼコンビニや自販機で買ったと思われるペットボトルの飲料を持ち歩いています。

この対比もありまず目を引きました。とあるクラスの教室内を見回したところその所持率はなんと100%だったこともありました!日本でも増えてはきているものの、ここまで大きな差で印象に残りました。

 

そんなくだらないことに気が付くのはシロウトの私だけだと言うなかれ(笑)どうやらそれなりの理由があるようです。

  • エコ
  • 健康
  • 経済

まずエコ(ロジー)ですが、米国の社会では数十年前から根付いており、社会人でも「マイ食器」を持ってレストランに入る人も多いです。この意識が強いため、いちいちペットボトル飲料を購入するようだと目立ってしまうくらいです。そしてキャンパスだけでなく空港や公共施設には、飲料水の給水機が設置されていることが多くボトルをもっていれば困らないのです。

健康面でも、寒いボストンの冬では空気がとても乾燥しています。しっかりとアタマを働かせるためには小まめな水分補給が必要です。そして、既にアメリカではペットボトル自体が身体に有害であるという認識もあり、一部の人はこれを避けているようです。

エコ(ノミー)のほうでも言うまでもありませんね。都度飲み物を買うよりは、学生にとっては特に経済的なのでは無いでしょうか。

そしてこの需要からボトル自体も様々なデザインのものがあり特にアメリカではバラエティーに富んでいます。MITボトルやひいきのスポーツチームのデザイン等が人気のようで、なかにはオリジナルデザインのものを持っている学生もあり、ちょっとした自己アピールもできるオシャレアイテムにもなっています。

 

MITグッズで手っ取り早くMIT気分?MITの売店ではセンスのいいアイテムが沢山ありました!

 

日本でも持参する人が増えてはいますが、まだご自身のライフスタイルに導入していないというアナタには「マイボトル」「マイタンブラー」是非お薦めします!

 

アナタが本当に学ぶべき要素!

今回は取り急ぎとにかく目立った「マイボトル」についてシェアさせていただきましたが、その他の点についても是非詳細お伝えしたいと思います。

そして、もちろんこのような表面的なコピーだけでなく、我々日本人が身に着けるべき大事な点を共有させて頂きますのでお楽しみに!

※代わりに見てきて欲しい、聞いてきて欲しいというような点がありましたらお気軽にご連絡ください。

 

【海外で外国人との交渉テクニック:You Tube チャンネル】

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1週間でスペイン7都市を巡る「ピンチョス旅」その7:コスタ・デル・ソル(後編) マラガ

世界遺産の数で世界トップクラスのスペイン
2018年のクリスマスシーズンに、1週間でスペイン7都市を巡る旅をしてきました。飛行機に乗れば乗るほどお得になり、新幹線並みの値段でスペイン往復+国内便10本という、毎日マドリード空港と地方都市の往復というちょっと普通じゃないこの旅程

スペイン料理のピンチョスをつまみ食いするような美味しい旅のレポートです。

 

コスタ・デル・ソル後編~マラガ

前日マラガ空港から一路イスラムの雰囲気溢れる港町アルヘシラスに向かいました!
大ピンチとなったトラブルをなんとか乗り越えて、コスタデルソルのリゾートホテルに到着することができました。

コスタデルソルといえばスペインのみならず、ヨーロッパ屈指のリゾートエリアでもあり、否が応でも期待が高まります。

今回選んだ宿はマリオットグループのバケーションクラブ:Playa Andaluza です!正にアンダルシアの海岸という意味のリゾートホテルです…。そしてご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、マリオットのバケーションクラブといえば…そう、長期滞在型のホテルなのです。

ヨーロッパの特に富裕層が1週間~数か月滞在するためのホテルにわずか1泊してきました(笑)

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マリオット・バケーションクラブ:Playa Andaluza

クルマでホテルに到着したのは既に夕方でした。そして案の定チェックインの際に「1泊だけなんですね~」と言われます(笑)いやいやそうは言っても居るでしょう1泊だけの人も。そんなわざわざ言わなくてもとは思いますが…。

それでもマリオットグループの最上級会員(プラチナ・プレミア)ということもあり、他のマリオットグループのホテルと同様部屋もアップグレードしてくれますし暖かく歓迎していただきました(笑)

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さてこのホテル、先ず広い

宿泊棟が沢山あり、車の場合は地下の駐車場で自分の宿泊棟の地下入口までアプローチできます。そして宿泊棟の間にはスイミングプールだけでも幾つもある広い庭。ここを歩いてビーチまで出るだけでも少し距離はありますが敷地内散歩も気持ちよかったです。

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庭の先にあるのは当然プライベートビーチで、改めてゆっくりと地中海の波を眺めることができます。う~む改めて久々に来たコスタデルソルのリゾート気分を満喫です。


そしてもうひとつ特筆すべきがレストランが素晴らしかった!このホテル敷地は広いのですがレストランが複数あるというわけでなく、実際ひとつとスーパーのような売店があるだけでしたが、そのレストランは本当に美味しかったです。あとで調べたところシェフもなかなかの方のようで、頂いたお料理は本当におっ!と思わせる味でした。ちなみにこの日のディナータイムはクリスマス翌日だったということもありシンガーが歌ってくれました。

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さて久々にゆっくりとリゾートの雰囲気を味わえたものの、旅程的にそこまでのんびりしていくわけにもいかず、翌日の午前中にはホテルを出発しなければなりません。マラガの空港にレンタカーを返却に行く前にせっかくなのでマラガの街にも立ち寄ってみました。

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より洗練られた港町:第5都市めマラガ

マラガ空港からほどよく近くドライブでは30分ほどでしょうか、マラガの街に到着です。鉄道の中央駅の地下駐車場にクルマを停めて散策に出発です!

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マラガ中央駅

この建物は恐らく私が最後に訪れた約20年前と比べると新しくなっているはずのなのですが、当時の記憶が鮮明ではありません(笑)地方都市にしてはモダンなデザインで洗練された雰囲気です。駅舎は大型のショッピングモールにもなっていて少し買物の時間も取ります。

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マラガの町並み

南スペイン・アンダルシアの中核都市のひとつマラガです。この地方の特色どおりやっぱりイスラムの雰囲気が香るのですが、前日に訪れたアルヘシラスが対岸のモロッコの影響かよりイスラム色が強いのに比べるとよりヨーロッパのブレンド率が高めです(笑)これもスペインらしいヨーロッパとイスラムのミックスした街の景色が楽しめます。散歩しているだけで楽しいこのマラガの街!

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港の風景

マラガといえばスペイン有数の港町でもあり、これまたアルヘシラスのフェリーと対照的にクルーザーといった大型客船が停泊しています。そうなんです、マラガはバルセロナと並びスペインの中の地中海クルーズの寄港地としても有名なんですね。この日はまだクリスマス休暇中ということもあり多くの人手で午前中から賑わっていました。そして、スペイン年末の風物詩宝くじ売り場に並ぶ人たちの姿もやっぱりここでも。

そしてマラガの絶品グルメの宝庫といえば中央市

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コスタデルソルのドライブの終わり

さてマラガ散策の後は空港に戻りレンタカーを返却です。2日間に渡って気持ちよいドライブ旅を提供してくれたこのクルマ(トヨタ車でした)ともお別れですね~そしてコスタデルソルともお別れです。

アンダルシアの南海岸はやっぱりよかったですね~ホント我々日本人がイメージする「ベタなスペイン」の雰囲気をしっかりと感じることができて、スペインに来ている実感を感じさせてくれます。是非近いうちにできれば翌年再度戻って来たいと思います(笑)

 

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忘れていたらやっぱりトラブル!

思い返してみてもこのコスタデルソルで過ごした2日間は今回のスペイン旅のハイライトになりました。ホントにいい思い出ばかり…おっと忘れていました!そうトラブルにもしっかり遭ったんでした!それも大きなところですと2度も!

「旅はトラブルこそが魅力」をしつこいほどお伝えしている当ブログとしてはこのトラブルについて詳細にお伝えしないといけませんでしたね(笑)次回詳細にお届けしたいと思います。特に今回はさすがに冷や汗ものの大ピンチでした。

どんな大きなトラブルが待っていたのでしょうか…そしてそれをどう切り抜けることができたのでしょうか!
(次回に続く)

 

 【海外トラブル解決のための交渉力とは!?】

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1週間でスペイン7都市を巡る「ピンチョス旅」その6:コスタ・デル・ソル(前編) アルヘシラス

世界遺産の数で世界トップクラスのスペイン
2018年のクリスマスシーズンに、1週間でスペイン7都市を巡る旅をしてきました。飛行機に乗れば乗るほどお得になり、新幹線並みの値段でスペイン往復+国内便10本という、毎日マドリード空港と地方都市の往復というちょっと普通じゃないこの旅程

スペイン料理のピンチョスをつまみ食いするような美味しい旅のレポートです。

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コスタ・デル・ソルをドライブ!

さあスペイン旅も折り返しです!

巡礼の終着地点サンティアゴ・デ・コンポステーラを後にし、イベリア半島の北部から南海岸コスタ・デル・ソルが今日の旅の舞台です。このコスタデルソルとは「太陽の海岸」という名前だけあってスペインを象徴する顔のひとつ!温暖な気候、太陽に照らされたビーチ、白い壁の港町…など、まさにスペインをイメージさせてくれる景色がそこにあるのです。

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今回はまずマラガ空港に到着し、そこでレンタカーを借り海岸線を快走する予定。

滞在中は、訪問先第4都市め「アルヘシラス」第5都市め「マラガ」を訪問します。

当日は少し曇っていたものの年末のキリっとした空気の中で、やっぱりそこまで寒くなく、南風に吹かれながらのドライブです~!

 

ヨーロッパでのドライブは久々でしたし、コスタデルソルのドライブは戸惑いも…。
まず、高速道路を走行していると、法定速度表示かコロコロ変わる(そのような印象を受けました)それもあってか200キロくらいでガンガン飛ばしているクルマもあれば、マイペースでのんびり走っているクルマもあり、なかなか難しいです。


最初の1時間ほどはなかなかコスタデルソルの雰囲気をゆっくり眺める余裕もありませんでしたが、次第に慣れてくると、白い家々の村に青い海というスペインらしい風景を楽しみながらドライブできましたよ。この景色は本当に気持ちよかったです!

 

ロッコへの玄関 アラブな港町アルヘシラスを歩く

マラガ空港から2時間近くドライブしてくると次第にスペイン語で「フェリーチケット」等の看板が目に入ってくるようになります。
すなわちフェリー港が近いということですね。

このフェリーとは、スペインの南海岸から地中海の対岸アフリカ大陸まで行けるフェリーなのです。

 

そしてスペインから向かう船の先にある国は「モロッコ

そうなのです、スペインとモロッコはフェリーで海路でつながっているのです。

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私はかなり昔になりますがこのアルヘシラスの港から船でモロッコ入りしたことがあります。90年代のことですが(笑)

スペインの南部・アンダルシアの文化と言えば歴史的背景からイスラムの文化が根強く残っています。それもそのはず地中海を挟んだ対岸はイスラム文化の国、かつてこの地域はイスラム帝国の占領下にありましたし、今でもこんな近くにあればその影響が色濃いのは当然です。

2018年はモロッコに2度ほどお伺いする機会がありましたが、穏やかなイスラム文化溢れる雰囲気に当たらめて魅了されてしまいました。

 

今回もこの街の対岸にモロッコがあると思うとフェリーに乗って訪れたくなります。

ただし今回は時間がありません。今日中にアルヘシラスから1時間ほどマラガ方面に戻ったあたりにあるホテルに戻らなくてはならないのです。

しかたなしに(笑?)フェリーに乗らずアルヘシラスの街に留まり散歩することになったのですが…。数十年ぶりに訪れたこのアルヘシラスの街、改めて素晴らしい魅力に溢れた街でした!

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スペインの中のイスラム圏:第4都市めアルヘシラスの街を散歩

高速道路を降りアルヘシラスの街に入ってしばらく街を眺めながらドライブしまず目指したのはやっぱりフェリーターミナル(笑)

 

今回はフェリーに乗らないと心に決めたばかりだというのに、やっぱり足が向くのでしょうか。フェリーターミナルの駐車場に車を停め、散策開始です。この街でも今回の旅のルールに従い、地元の名物料理を堪能しなければなりません(笑)

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フェリーターミナルから街歩きスタート

フェリーが到着したばかりでもなさそうでしたが、スーツケースを引っ張って歩きホテルを探す旅行者のグループを何組かみかけました。今まで他のスペインの街ではあまり見かけなかったアラブやアフリカを思わせる人々もたくさん見かけます。過去の記憶にもあるのですがフェリーターミナル周辺はいまいちガラが良くないカンジでした。モロッコはじめイスラムの雰囲気にある程度慣れてる私ならまだしも、同行者さんたちは結構ビクビクされてました(笑)

 

フラメンコギターのレジェンド!パコ・デ・ルシアの像!

フェリー乗り場のすぐ外側に公園にはギターを抱えたミュージシャンの銅像が立っていました。近寄ってみてみると…あっ!!これは!!

なんと、そのミュージシャンはスペインを代表するギタリスト

パコ・デ・ルシア

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アンダルシアといえばフラメンコですが…そのフラメンコギターの伝説のミュージシャンです。既に他界されていますが、その雄姿はYou Tube 等で観ることがもちろんできます。

www.youtube.com

しかしこのパコの像、以前アルヘシラスの街を訪れた際にはこの銅像の記憶がありません…。これだけ目立つ像でしかもパコだなんて、もし見ていたら覚えていないわけがありません!つまりこの10年以内の割と最近に設置されたものではないかと推察します。

 

イスラムの雰囲気溢れる町並み

そしてそれらの旅行者の人たちを含めてイスラムの民族衣装の人たちをたくさんみかけます。実際歩いている人の半分程度はイスラムの人だった印象です。そして店舗の看板もアラビア文字も目立ってきました。そう本当にロッコの町並みを思わせるイスラム圏の街を歩いているのと錯覚してしまうようでした。時間帯的に閉まっていましたが中央市場、モスクなど散歩が楽しいです。

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やっぱりイスラムグルメ!

しばらく散歩して、いよいよこの街でのミッションである「地元グルメ」を達成しないといけません。というよりお腹減って来ました(笑)

アルヘシラスでは迷わずイスラム系の料理でしょう!ということで…、地元のアラブ系の食堂に入ります。家族経営のようで明らかにアラブ系ファミリーがお店をまわしていました。正にモロッコの街にあるようなお店で、先日モロッコを訪れた時の記憶が蘇ってきます。そうです、フランス語圏なので地元食堂だと言葉が通じずに苦労しました(汗)しかしここはスペイン!フツーにスペイン語が通じてホッとしました(笑)

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そしてなんと!このお店がアタリだったのです。牛肉のタジンが絶品!実際モロッコチュニジアでいただいたタジンの味を上回っているのではと思いましたよ。さすがこのあたりもグルメ大国スペインですね~。スペインに来たら典型的なスペイン料理だけではなくアラブ系料理もおススメです!

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コスタデルソルのリゾートホテル

アンダルシアらしいイスラムの雰囲気を堪能した後は車でホテルまで戻ります。

コスタデルソルと言えばスペインでもいやヨーロッパでも屈指のリゾートエリアです。今日は地中海を臨むリゾートホテルを予約しており期待しつつクルマを走らせました。

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やっぱり待っていたトラブル!

さて「旅はトラブルを買いに行くようなもの」といつも申し上げています。このトラブルこそが旅の魅力であり、旅のトラブルによってより多くを理解することができるのです。

とはいえ、実際はそんなに歓迎されるべきことでもなく(笑)今回は旅の出発前と到着直後に航空会社としっかりモメたものの、その後はこの数日間大きなトラブルもなく過ごすことが出来ていました…。

しかし!やっぱり何も無しには終わりません!このコスタデルソルでは実は大ピンチとなる事件が2件も待っていたのです~。

さあ一体どんな大ピンチだったのでしょうか!そしてどのように切り抜けたのでしょうか?
(次回に続く)

 

【思い立ったら旅に出よう!アイスランドだってすぐに行ける!】

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1週間でスペイン7都市を巡る「ピンチョス旅」その5:巡礼の最終地点 サンティアゴ・デ・コンポステーラ

世界遺産の数で世界トップクラスのスペイン!
2018年のクリスマスシーズンに、1週間でスペイン6都市を巡る旅をしてきました。飛行機に乗れば乗るほどお得になり、新幹線並みの値段でスペイン往復+国内便10本という、毎日マドリード空港と地方都市の往復というちょっと普通じゃないこの旅程。

スペイン料理のピンチョスをつまみ食いするような美味しい旅のレポートです。

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第3都市め:巡礼の最終地点サンティアゴ・デ・コンポステーラ

憧れの島マジョルカ島でクリスマスイブを過ごした翌朝早速空港に向かい、マドリード経由でサンティアゴに向かいました。

スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラといえば、その存在自体が世界遺産!あの有名なキリスト教の巡礼地の最終地点ということになります。

私の知り合いでも、バイク、自転車、そして徒歩でこの巡礼の旅800キロを制覇したツワモノたちがいらっしゃいます。聞くところによるとそれはドラマであり大いなる感動を得る機会だとのこと…想像に容易いですよね~。道中やその苦労も含めて感動の旅になるのだろうと思います。

その長く厳しい巡礼時のゴール地点まで…飛行機でイッキに行ってしまった私(汗)まぁいいじゃないですか、いつか挑戦します(笑)

そして今回のサンティアゴの旅にはもうひとつの目的がありました。それは…

パラドールに宿泊すること!!

そうです世界中のスペイン旅行者のあこがれパラドール!特にサンティアゴのものは評判を聞いていましたので期待で胸が膨らみます。

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パラドールとは!?

スペイン全土に点在する国営のホテルなのですが…その多くがかつてのお城や貴族の屋敷だったりする歴史ある建造物であり、内装はしっかりキレイで安全に整えられているものの建物自体は当時のまま保存されています。ひとことでいえば…

お城に泊まれる!

サンチアゴのパラドールはかつての巡礼者用の病院宿舎の建物だと聞きます…楽しみですね~

(パラドール:サンチアゴデコンポステーラ 公式サイト)

www.parador.es


巡礼者でもないのにサンチアゴを散歩

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空港から市内へ

バスで移動しましたが、空港自体少し古い印象がありましたが、施設内あちこちに「巡礼の旅」関係の情報ブースなどがあり、空港で早速巡礼用の杖(貝殻付きがお約束)を持った人を何人かみかけました。

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旧市街地を散策

午前中に市内につきましたが、サンチアゴの街自体はそんなに大きくなく、世界遺産である旧市街地エリアは徒歩で充分散策できます。

そして…やっぱりヨーロッパの「クリスマスあるある」閉まっている店が多いですね~。でもクリスマスなのでたくさんの家族連れが道を歩いていました。

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スペインや西ヨーロッパの多くの街の旧市街地は当時の趣を残していますが、このサンチアゴの旧市街地はさすが世界遺産に登録されているだけあってか、特に雰囲気を感じました。多くの人が巡礼の最後に身を寄せ旅の疲れを癒す…。そう静かな「癒し」の雰囲気に満ち溢れています。


サンチアゴ大聖堂

しばらく散歩すると街のランドマークである大聖堂のある広場に到着しました。これは大迫力!

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この大聖堂が本当に広大で荘厳な雰囲気をもって見降ろしてきます。静かに力強い建物の雰囲気にしばし見とれてしまいますが…内装も質素かつ豪華な素晴らしい作りになっていました。

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おまたせサンチアゴのパラドール到着

サンチアゴのパラドールは正に大聖堂が見降ろす広場に面した場所にありました。つまり大聖堂のすぐ前ということですね…。

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こちらのパラドール「オスタル・ドス・レイス・カトリコス」という名称もあり、かつての王立病院の建物を保存しホテルに改装したものです。歴史上の人物が洗礼を受けた場所だったりと、さすがに歴史ある建物です。この建物全体が醸し出す雰囲気についうっとりしてしまうほどでした。

内部はみるからに歴史建造物で博物館であってもおかしくなようなものでした。館内を歩いているとあちこちに「宿泊者のみ見学可能」の標識があり、宿泊者のみ入れる場所もかなりありました。

(パラドール:サンチアゴデコンポステーラ 公式動画)

www.youtube.com

 

正に世界遺産に泊まる!この夢を実現させてくれる場所のひとつです。

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老舗レストランでディナー!北スペイン・ガリシア地方のグルメとは!

スペインという国自体グルメ大国で各都市に世界的な有名なレストランが沢山あるのですが、実はその中でも特にスペイン北部に有力店が集中しています。それを聞くと、カタルーニャやアンダルシアではないのか?と言われるのですが、実はそうなのです。サンチアゴのあるガリシア地方はシブいながらもスペイン料理の中でも「ガリシア料理」とジャンル分けされるほどの地位を気づいています(「九州料理」みたいな感じでしょうか)


今回宿泊しているパラドールの地下レストランで食事することにしました。先ほどのパラドールの紹介ビデオにも出てきてますが、地下の空間を利用した素晴らしい内装のレストランでした。クリスマスディナーということでいつもと違ったメニューもあるようでしたが、やはりここは伝統的なガリシア料理のコースを頂きました。ワインペアリングのコースでしたので、ひと皿毎にその料理に併せたグラスワインを持ってきてくれます。このワインもほぼ全てがガリシア地方のものでした。

非日常の雰囲気の中で味わうクリスマスディナーは格別でした。

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次の目的地はコスタ・デル・ソル

ある意味スペインの中でも歴史の古い街を訪れレトロな気分になったところで翌日は再度移動ですね。今度は再度イベリア半島を縦断し、地中海側に戻ります。スペインの南海岸のアンダルシア地方!その名のとおり太陽が降り注ぐイメージのリゾートなエリアに戻ります!

 

人生に必要な時間:過去を見つめなおし自分の未来に思いを馳せる

さて今回のスペイン旅のレポート、完全に旅ブログ化しており、普段の外資系2.0なメッセージがあまりありませんね。まぁ年末の旅でしたのでご勘弁ください。

しかし年末年始や、まとまって休みが取れる時ブレイクの時期こそ、我々ビジネスパーソンにとって大事な時間ですよね。

節目の時期に改めて自分自身と将来について考える時間を持つ。私は割とことあるごとに考えてはいますが、忙しい日常のなかではそうした時間が取れず日々流されている人も多いのでは無いでしょうか。そんな人こそ旅に出て非日常の中で自分と向き合う時間を持って欲しいと思います。

特に自然か歴史に触れながらだとその効果は高いのです…それについてはまたお話します。

(次回はコスタデルソル編)

 

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 【外資系2.0 チャンネル:日本のパスポートを使い倒す】

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