1週間でスペイン7都市を巡る「ピンチョス旅」その2:出発前から航空会社とバトル!外国人に負けない交渉術とは
世界遺産の数で世界トップクラスのスペイン!
2018年のクリスマスシーズンに、1週間でスペイン7都市を巡る旅をしてきました。
毎日マドリード空港と地方都市の往復というちょっと普通じゃないこの旅程。
スペイン料理のピンチョスをつまみ食いするような美味しい旅のレポートです。
美味しい話は一筋縄ではいかない
今回のスペイン旅行はイベリア航空の夏のキャンペーンを利用したため大変お得に行けました。航空券は数万円という東京~大阪の往復新幹線並みのコストで、スペイン往復+スペイン国内線10本のフライトを予約できていたわけです。このプロモーション大盤振舞いで海外では大きな話題になっていましたが、日本人では外国語で情報収集をしていた一部の人だけがお得情報をゲットできたのではと思います。前の投稿や拙書「外資系エグゼクティブ最強の仕事術」でも触れていますが、この「外国語で情報を収集する」癖が非情に重要になります。
しかし落とし穴もありました!!
このイベリア航空の夏のキャンペーンは気前が良すぎる内容に多くの人が殺到したようで、航空会社側がすぐに締め付けを始めました。私もこのプロモーションを最大限活用しようと少し細工を試みたのですが、それが災いして一旦マイルが付与されるはずのアカウントが凍結されるという事態になってしまいました(汗)。すぐに9万マイルは付与されず、航空会社側としばらくやりとりが続きました。
更に航空会社のエラーで一部の予約で予約名が間違っているという現象が発生したのです。海外の航空券は予約名とパスポート等の本人確認書の名前が違っていると飛行機に乗れないことすらあります。正しい予約名に修正する必要がありました。
これらの対応のため何十回も英語でメールのやり取りが発生しました(苦笑)。イベリア航空は日本にもオフィスがあり、日本語の電話オペレーターでの対応も頂けるのですが、あまり良心的な対応をしてくださるとも言えず(かな~り柔らかい表現です。笑)そもそも日本のオフィスでは予約の確認はしてくれますが、変更となるとスペインや英国のイベリア航空のオフィスに英語で電話かメールして依頼する必要があります。
英語で情報収集した美味しい話は、最後までしっかり英語で対応・処理をしないといけないということですね。反対にそれを乗り越えることができれば、情報獲得の幅が広がるというこになります。
以前2002年日本でワールドカップが開催された際、日本で行われている大会であり日本語ではチケットが完売となっていても、英語の予約サイトでは充分に購入出来たということもありました。私もそれ以来日本語だけではなく英語や外国語での情報収取を心がけるようになったのです。
航空会社との交渉
今回イベリア航空とのやり取りは当初の想定以上でした。
正しく規定通り予約したはずなのに、約束の9万マイルがなかなか付与されない状況が続いていました。何度も英語やスペイン語で電話し、メールでのやり取りは何十通にも繰り返されました。正直こちらのメールの文面をしっかり読んでいるとは思い難い雑な返信によるNoが繰り返されており、フラストレーションがたまりました。
ですが粘り強い交渉の末(笑)結局は説得し切ることに成功し、プロモーション通りの9万マイルを獲得し、予約名も全て正しく直させました!
いや~でもそれまでの対応は本当にひどいものでした。予約名変更の対応については、電話口に出るオペレーターよって言うことが全く違います(笑)たまたま電話にでたオペレーターのスキルや知識によって対応がこうも違うのだと思いしらされました。
とはいえ海外ではよくあることです(苦笑)
ここでは、自分の主張を正しく伝えることと、相手に理解させるためのコミュニケーション力、そしてこちらの要望通りに相手を動かすネゴシエーション力が要求されます。
今回のイベリア航空との一連の(1か月にも渡る)やりとりは、良い経験と勉強になりました。
普段のビジネスであれば、相手の要望とこちらの要望をどこで合わせるかというところに集中すればよいのですが、今回の相手はそもそも対応する気が無い(笑)
「No」のひとことで済ませようとする人たちを相手にこちらの要望について説得しないといけないのです。粘り強い姿勢が重要でした。一応こちらが客でルールに基づいたことを主張しているに過ぎないのですが…(笑)
旅で使える交渉術についてはこちらをご参考に↓
いよいよピンチョス旅に出発!
ということで予約の段階からいろいろと問題があったこのスペイン・ピンチョス旅ですが、無事全ての予約が整い、いよいよ出発となりました。毎日マドリード空港を拠点にスペイン各地を飛び回り、地方の世界遺産と美味しい地方料理を味わう旅の始まりです。
どんな美味しい旅のピンチョスを頂けたのでしょうか?
(パート3に続く)
【YouTubeチャンネル:外国人に負けない交渉術】
スペイン~ピンチョス旅!1週間で7都市つまみ食いの旅とは!?
世界遺産の数で世界トップクラスのスペイン!
広い国にこれだけの世界遺産が点在して地方により様々な魅力が詰まった国です。
様々なこの国の素晴らしい風景を短い期間で少しづつ見て回る、そんな旅ができたらと思いました。そう、スペイン料理のピンチョスをつまむような…。
2018年クリスマスシーズン1週間でスペイン7都市を巡り、美味しく楽しくつまみ食いしてきました。今回はスペイン国内周遊にもかかわらず東京~大阪往復程度の料金という大変おトクな旅でした。現地の様子をレポートします!
ピンチョス旅とは
スペインの美味しいとこどり!1週間でスペイン6都市を巡る旅をしてきました。
このスペイン「ピンチョス旅」とは自分で以下のようなルールを決めてみました(笑)
- 滞在中毎日違う都市を訪れる
- 毎日必ず世界遺産を見学する
- 毎日必ずその地方の料理を味わう
ということを1週間し続けるというものです。
つまり毎日飛行機に乗るということですね(笑)
より具体的には、連日地方都市に宿泊するのですが、毎日一度マドリード空港に立ち寄りそこから次の目的に飛び観光します。
つまり地方都市を巡りながら毎日マドリード空港に立ち寄るという…。
だいたい朝食かランチはマドリード空港イベリア航空ラウンジでした。そこが旅の拠点ということです。
ピンチョス旅の背景
実はスペイン自体は私にとって身近な国でかつて滞在していたこともあり、また、2018年は何度か訪れています。それにしてもこの毎日マドリード空港から地方都市に旅立つ一風変わった旅程です(友人にcrazyと言われました)
この旅程のきっかけとなったとは、この国のフラッグシップキャリア(航空会社)イベリア航空の夏のプロモーションでした!
世界中の旅好き、飛行機好き、そしてマイル好き(笑)の間で大きな話題になった大判振る舞いのプロモーションだったのです!
マイレージシステムについては改めての説明はしませんが、うまく使うと大変お得に旅することが出来ます。
イベリア航空2018年夏のプロモーションとは、期間中フライトの予約をするとそれだけで1本につき9,000マイルが付与されるというものでした。そしてひとり10本まで予約可能ということで、最大9万マイルを獲得できたのです。スペインの国内線は時期とフライトを選べば数千円からあります。10本予約して数万円で9万マイルを獲得できる。マイルシステムに詳しい人であればこれがどれだけ大盤振舞いかお判りになると思います。9万マイルあれば日本とスペインの往復航空券を予約してお釣りがきます(確かうまくやればビジネスクラスもいけたのでは?)
つまり数万円という東京~大阪の往復新幹線並みのコストで、スペイン往復+スペイン国内線10本のフライトを予約できていたわけです。
ちなみにホテルも過去の宿泊などで貯めたポイントでほぼ無料に近いコストとなりました。普段から仕事等で旅している私ですが、1年の締めくくりとなるクリスマスの旅はこのように基本コストをほとんどかけずに行ってきました。
拙書「外資系エグゼクティブ最強の仕事術」でも触れていますが、旅の技術は今やグローバルビジネスパーソンにとって必須科目と言えます。エグゼクティブの中には出張の予約ですら秘書任せにせずに自分で手配する人もいるくらいですが、彼らは旅の技術を身に着けているのです。
今回の旅も「東京~大阪往復程度のコスト」でスペイン中を飛び回れる旅を実現させることができました。旅行会社のツアー商品では日程的にも費用面でもとうてい実現できないような旅を、自ら全てアレンジすることで作り上げることができたのです。
そしてやはり著書や当ブログでも度々お伝えしていますが、いつでも旅の予定を組める準備と情報が自動的に入ってくる仕組み作りが大事です。今回のイベリア航空のプロモーションは英語圏やスペイン語圏の旅好きの情報交換の場では大きな話題になっていましたが、日本ではごく一部の人しか気づいていないようでした。外国語で情報収集をしていた一部の人だけがお得情報をゲットできたのです。
ただし…美味しい話は一筋縄ではいかない
ということで信じられないほどのお得な旅が実現できたのですが…そう甘くはありませんでした。このプロモーションは気前が良すぎる内容に多くの人が殺到したようで、航空会社側がすぐに締め付けを始めました。私もこのプロモーションを最大限活用しようと少し細工を試みたのですが、それが災いして一旦マイルが付与されるはずのアカウントが凍結されるという事態になってしまいました。すぐに9万マイルは付与されず、航空会社側としばらくやりとりが続きました。
更に航空会社のエラーで一部の予約で予約名が間違っているという現象が発生したのです。海外の航空券は予約名とパスポート等の本人確認書の名前が違っていると飛行機に乗れないことすらあります。正しい予約名に修正する必要がありました。
これらの対応のため何度も英語でメールのやり取りが発生しました。
英語で情報収集した美味しい話は、最後までしっかり英語で対応・処理をしないといけないということですね。反対にそれを乗り越えることができれば、情報獲得の幅が広がるというこになります。
以前2002年日本でワールドカップが開催された際、日本で行われている大会であり日本語ではチケットが完売となっていても、英語の予約サイトでは充分に購入出来たということもありました。私もそれ以来日本語だけではなく英語や外国語での情報収取を心がけるようになったのです。
航空会社との交渉
今回イベリア航空とのやり取りは当初の想定以上でした。正しく規定通り予約したはずなのに、約束の9万マイルがなかなか付与されない状況が続いていました。何度も英語やスペイン語で電話し、メールでのやり取りは何十通にも繰り返されました。正直こちらのメールの文面をしっかり読んでいるとは思い難い雑な返信によるNoが繰り返されており、フラストレーションがたまりました。
ここでは、自分の主張を正しく伝えることと、相手に理解させるためのコミュニケーション力、そしてこちらの要望通りに相手を動かすネゴシエーション力が要求されます。
今回のイベリア航空との一連の(1か月にも渡る)やりとりは、良い経験と勉強になりました。
普段のビジネスであれば、相手の要望とこちらの要望をどこで合わせるかというところに集中すればよいのですが、今回の相手はそもそも対応する気が無い(笑)
交渉内容の詳細については別途お伝えしますが、旅(予約段階から)で使える交渉術についてはこちらをご参考に
ということで予約の段階からいろいろと問題があったこのスペイン・ピンチョス旅ですが、無事全ての予約が整い、いよいよ出発となりました。
毎日マドリード空港を拠点にスペイン各地を飛び回り、地方の世界遺産と美味しい地方料理を味わう旅の始まりです。
どんな美味しい旅のピンチョスを頂けたのでしょうか?
(明日に続く)
外資系2.0エグゼクティブに聞く 週末アイスランド旅【後編】
「アイスランドでアイスを食べる」という夢をかなえるため(笑)思い立って行ってきましたアイスランドの首都レイキャビク!
週末だけの短い滞在ながら充実のアイスランド旅のレポートをお送りします。
イキナリ失敗からスタート
私は年間30カ国は旅しており、今年は40カ国以上訪れています。
自分でも結構旅慣れているつもりになっていて失敗することも多いのですが…。
今回はほとんど下調べもしていかなかったので失敗もありました。
空港を間違える!?
下調べ数時間で海外旅行とは自分でもまあ気軽なもんですが、やらかしました。
レイキャビクの空港を地図アプリで検索すると街のはずれにあり街の中心部まで徒歩でだって行けそうなくらい近い?
だと思っていたら、それは国内線用の小さな空港でした。
国際空港は都心部から50キロ、バスで40分の距離....。
それに気づいたのは現地に到着してから…という。
そんな失敗から始まるこの旅もこの国の人は優しく受け入れてくれました。
週末レイキャビク滞在
12月空港にはすでに雪が積もっており、街中へのバスの中からの景色は雪が積もる山や大地に広い海と、大自然という大きなこの国の魅力を見せてくれました。
空港からのバスが降りたのはレイキャビクのランドマークのひとつである大聖堂
遠くからも目立ちますが、実際の建物を目の前にしたその姿は圧巻でした。
ホテルはそのハットルグリムス協会が見える部屋でした。
直前に予約したにしては街のランドマークビューという良い部屋でした。
レイキャビクの中心部は皇居と同じくらいの面積だと言われているそうです。
確かに歩いて回れるほどの広さでしたが、散歩楽しかったです。
そして午後からは少し観光ということでレイキャビク郊外のブルーラグーンという温泉施設と夜はオーロラツアーに参加することにしました。
街中散策
こじんまりしていながら可愛らしい家やカフェが立ち並んでいます。噂通り物価が高くちょっとビールとおつまみでも数千円しますが、屋上のテラスのあるカフェで街を見下ろしながら頂いたビールは最高でした。
クリスマスマーケット
12月既にクリスマスが近く週末ともなれば人が街に溢れていました。アイスランドには独特のクリスマス文化がありカフェのWIFIや観光用のパンフレットで少し勉強したら楽しくなってきました。特にサンタの代わりに訪れる小人たちとネコが印象的でした。クリスマスのお菓子も頂きました。
Haepホールでのミニコンサート
斬新なデザインのコンサートホールでは、アイスランド交響楽団のメンバーの一部によるミニコンサートが行われていました。無料ということで家族連れが沢山きていましたが、私も参加してきてクリスマスの雰囲気が盛り上がりました。
ブルーラグーン体験
レイキャビクの名物ともいえる温泉施設です。天然では無いようですが、自然の地形を生かした広大な温泉施設は1時間程度じゃなかなか全部見られないほどの印象でした。やはり物価の高いアイスランド、温泉施設の数時間滞在と往復のバスで1万5000円はするのは、高いと感じざるを得ませんが、ほとんどの観光客は体験する施設のようで、世界中から人が来ていたようでした。
オーロラツアー
こちらも観光客の定番コースのようです。レイキャビクのいいところはまず車で1時間程度の場所に既にオーロラスポットがあるということ、バスで気軽に行くことができるということです。これが人気で世界中から観光客が来ているようでした。アジアからも中国韓国のグループが沢山いて目立ってました。夜9時にバス乗り場に集合し他の観光客の皆さんと一緒に大型バスでオーロラスポットに向かいます。夜暗いながらやはり大きな自然を感じることが出来ました。残念ながら曇っていたいためかオーロラは見られませんでしたが、なんとこのバスツアー、オーロラが見られなかったらもう一度無料で参加出来るとのこと。2年間有効なようですので、もう一度アイスランドに来る理由ができました。
バー
レイキャビクの街中にはカフェやバーが沢山あり、週末なので深夜まで営業していました。やぱり高いんですけどね…。
思い立った日が旅の出発
さて週末アイスランドの旅簡単なレポートでしたが如何でしたでしょうか?
私にとって初めて訪れる未知の国でしたが気軽に出かけて大きな感動を得ることが出来ました。
週末遊ぶだけの旅とはいえ、充実した滞在となり学べることも多かったです。
綿密に計画を立てしっかり準備して出かける旅もいいのですが、思い立って出かける旅も発見の連続です。
是非アナタにもお薦めしたいです。
ではこの突然旅どうすればアナタにも実現できるのでしょうか?
用意しておくべきは以下のとおりです。
- 日本のパスポート
- 旅の技術
- 突然旅訪問国リスト
当ブログでは海外旅行をライフスタイルに組み入れることがグローバルスタンダードに近づく一歩だとお伝えしています。
海外に出ることは大げさな年に一度の大イベントではなく、国内旅行同じく気軽に出かけられるものなのです。
グローバルに活躍するライフスタイルを目指すアナタにはこのフットワークの軽さを身に着けてもらいたいです。
日本のパスポート
アナタは日本のパスポートという世界一の武器を持っています。
世界中の人が羨んでも手に入れられることのできない宝物なのです。どうせなら使い倒してみようではありませんか。
旅の技術
今やインターネットと少しの語学力があればいつでも世界に旅立つことができます。
ですがそのことに気づいていない人も意外と多いようです。ネット検索は出来てもしっかり予約~実現までしなければいけません。旅行会社の手配では直前思い立ってというわけにはいきませんので、突然旅に出るには経験と技術が必要なのです。航空券のネット予約が出来ても、空港でどうチェックインして何をしなければ実際に飛べないか、経験があれば何の問題も無いことですが、今回のように初めて訪れる場所では誰もが戸惑うものです。
3.突然旅訪問国リスト
ふと時間が取れた時、旅に出られそうな時間が出来た時、もしそんな時間ができたとしてアナタはどこか行きたいところがありませんか?
私は普段からそんな場所をリストにしています。雑誌でふと目にした記事、友人や仕事関係の人との話題に出た場所、とにかく気になった場所を「いつか行くリスト」として普段からリストアップしておくのです。
そうです、実はその日に思い立って出かける旅も、実はアタマのどこかにあってその時点で既に気持ちの準備は出来ていたのです。
アイスランドというこの国、人や自然の魅力にあふれた場所であることは聞いて知っていました。そして観光資源だけではなく、北欧の小さな国ながらITインフラや国の精度に力を入れ、他国とは独特な方向性を示している国として実は静かな注目を受ける国だったのです。
私は知人がこの国を訪れ、なんと大統領とも会ったりしてこの国の新しい制度や目指す方向性とその戦略について話を聞いていました。アイスランドという国について興味を持つには十分な話を友人からインプットされていたのです。そのため「いつか行けたら行いきたい」レベルではなくより現実的な「機会をみつけて是非行きたい」という国でした。だから実現したのです。
思い付き旅のすすめ
ということで、今回は私が思い付きで訪れたアイスランドの週末旅の例をあげ、旅の実現方法をお伝えしました。
まずは行きたいと思う場所を持つこと、リアルに訪問をイメージしておくこと、そして実現できる旅の技術を持つことです。
日本のパスポートと旅の技術、そして、軽いフットワークと強い気持ちがあればどこでも行けます。
出発の前日でも行けてしまうのです!
その気になればどこにでも行けるのだということだけ知って頂ければ、アナタの旅も実現するでしょう。
最後に、私の場合こんな感じのフットワークで海外に行ってしまいますので、失敗もありました。
日本のパスポートが最強すぎて、ちょっと油断してしまい、フライトを予約してからビザが必要だったと気付くケースもありました。
キューバやかつてのインドです…。キューバはちょっと裏ワザを使い(笑)インドはちょうどオンアライバルビザが日本人に解禁されたタイミングでしたので危うくセーフとなりましたが…。
【YouTubeチャンネル:海外に行く前に外国人との交渉スキルを身に着ける】
2019年は北欧の年!? 必ず訪れたい北欧4都市!
知人から「北欧4カ国を訪れるんだけどお薦めはない~?」と相談を受けました。
この知人というのが…機会あればご紹介したいのですが、かなりのツワモノビジネスパーソン! 彼は複数社を国内外で経営しながら、年間のうち世界各地を拠点として家族で移動しながら生活している成功者。まさに「外資系2.0」のその先を行っている感のある彼に、何をどうお薦めしたらいいのかを考えて以下をまとめました。
というのが…今改めて「北欧」が注目を集めているからです。
グローバルに活躍するビジネスパーソンであれば今訪れておきたいのは北欧なのです。
なぜ今「北欧」なのか
デザインや社会保障の考え方、それらの基となるライフスタイルの発想等が日本でもこの数年話題になっていますが、日本だけでなくグローバルのビジネストレンドとしてもなのです。この数十年間ヨーロッパや米国式の経営がグローバルスタンダードとして定着する以前に北欧経営が注目されたことがあったのですが、今再び欧米型とは異なったアプローチの「北欧スタイル」が経営的にも着目されています。
北欧経営の特徴としては、例えば収益追求だけでは不十分で人間らしいライフスタイルの確立があってはじめて仕事が成り立つという考え方が基本となっています。
この仕事とライフスタイルについての考え方は我々日本人の典型的な考え方とは対照的なところがあり、大いに参考にできる点が多いです。
私自身先日とある北欧の世界的スポーツ選手と仕事でご一緒させていただく機会がありましたが、世界のトップを取った人の考え方は全く利己的ではく、そこにも北欧らしさを感じました。
北欧のマインドについては興味深いので是非また改めてお伝えしたいと思います。
今回はカタい話はひとまず抜きにして…初めて北欧を訪れるビジネスパーソンのため外資系2.0流クイックガイドをお届けします。
外資系2.0 北欧クイックガイド!
旅の前提条件
- 北欧4カ国を巡る
- 旅行期間は1週間程度想定
- 主にそれぞれの首都を中心に移動
そして、季節問わずとりあえずここは抑えておけ的なスポットのご紹介です
本当はフィヨルド等の大自然体験も北欧の魅力ですし、季節によって変わるそれらの自然の表情の変化も見どころです。地方都市にも魅力的な場所はたくさんありできれば時間をかけてゆっくり巡りたいところですが、今回はあえて上記条件で、出張等の短い滞在になりがちなビジネスパーソン向けのダイジェスト旅のご提案です。
北欧を訪れるなら是非トライ
- クルーズ体験
- エストニア訪問
- 北欧らしいデザインホテルに宿泊
- サウナで健康のヒントを得る
- 北欧デザインを求める
なんとなく某旅雑誌の特集みたいですが(笑)しっかりビジネスパーソンとしてのヒントを得られるテーマになっていますので是非トライしてみてください。
1. クルーズでの北欧ホスピタリティを体験
北欧クルーズやバルト海クルーズと言えば世界的に人気がありますが、本格的なフィヨルド体験クルーズでなくても、主要都市間の移動でも体験することが出来ます。フライトや電車の旅もいいのですが、一路線くらいは是非クルーズでの移動を体験されてみては如何でしょうか?
今回の対象都市間では、ストックホルム~ヘルシンキ間のフェリークルーズがお薦めです。1泊だけの気軽なクルーズ体験ができるのですが、フィンランドの人気キャラクター「ムーミン」コンセプトの客室があったりと北欧デザインに溢れた船内や、最近世界的に注目度が上がってきている北欧ホスピタリティを体験することができます。
2. エストニアを訪問し次の北欧を視察
エストニアと言えば、バルト三国の一角ですが、フィンランドの対岸にあり、最近は北欧の一部としての捉えられ方がされてきています。
実際ヘルシンキから数時間のフェリーで首都のタリンに気軽に日帰りで訪れることができます。北欧は税金が高く、それもあって物価高の印象が強いと思いますが、エストニアに免税品を買い付けるため大型のカートやスースケースで日帰り買物ツアーに出かける地元の人もたくさんいます。それらの人たちのライフスタイルを垣間見ながら、日帰りクルーズを体験してみてはどうでしょう?
そしてエストニア自体現在デジタル国家構想で世界的に注目が集まっています。Skypeを生んだ土壌があり、国家を挙げて電子政府インフラ整備やIT教育推進に取り組んでいます。それでいて旧市街地はドラクエのようなヨーロッパ中世の雰囲気が強く残っているこのギャップは充分体験に値するでしょう。
3. デザインホテルに宿泊し北欧デザインにどっぷり浸かる
私は海外では主に大手世界的ホテルチェーンに宿泊しますが、北欧では少し気分を変えて他のホテルチェーンを利用することがあります。
ヒルトンやSPG等のホテルチェーンのホテルは主要都市にあり、上級会員ステータス所有者にとってはラウンジ利用等有難いのですが、せっかく北欧に来ていますので少し気分を変えてもいいかもしれません。
まず個別経営のホテルに素晴らしいものはあります。ですが、ここではあえて北欧デザインを体験でき、北欧全土に沢山ホテルを構えるホテルチェーンをご紹介します。
ラディソングループ(特にラディソンBLUブランドが北欧で強いです)
スカンディックグループ
Scandic Hotels - Scandichotels.com | Scandic Hotels
それぞれにロイヤリティプログラムがありタイミングが合えば、ステータスマッチもいけるようです。
そして、個人的にはフィンランドのこちらのホテルグループが好きです。100年建築の古い協会の物件を活用していたり、デザインが凝っています。
GLOホテルグループ
4. サウナ体験で最先端の健康法を知る
北欧と言えばサウナが有名ですが、最近世界的に注目度が上がってきている印象です。
例えるなら10年前のヨガのようなものでしょうか。ヨガは現在既に世界的に広がっていますよね。欧米アジアと本当に世界中で健康のためにヨガに通うというのが定着してきていて、これは一時の流行ではなく多くの人々のライフスタイルの一部になってきています。
欧米ではこれに加えて北欧サウナを取り入れたスパが人気にを得つつあるのだとか。
コンセプトは違うかもしれませんが、本場のサウナを一度体験することは観光コース以上のものがあり、是非体験されることをお薦めします。
5. 北欧デザインを求める
日本でも人気の「北欧デザイン」ですが、ひとくちに北欧デザインと言ってもいろいろあります。
まずは街の中心部を散歩しているだけで街中にたくさんのパブリップアートが目に飛び込んでくるのでそれらを鑑賞しているだけでも楽しい。ストックホルムやオスロの地下鉄の駅の内装デザインやオブジェ等は駅ごとにオリジナリティがあるので駅まで楽しいのです。
また、北欧食器や家具は現地で買うとやっぱり全然安いということで…。アウトレットで大量に買い付けしている中国人観光客もよくみかけますが、目利き的な判断ができる人にとってはアウトレットやフリーマーケットなどで掘り出し物が見つかるのだそうです。
個人的なお薦めスポット
おまけです。自分自身の備忘も踏まえて、各都市の私の超個人的お気に入りスポットをご紹介しておきます。
Cafe Aalto: カフェ・アールト 映画「かもめ食堂」のロケ地としても使われたカフェ。街の中心部で便利なロケーションでコーヒーも美味しいです。
ソロソコスホテル:街の中心部の高級ホテル。スカイラウンジで街を見降ろしながらだと仕事がはかどります。Solo Sokos Hotel Torni | hotels Helsinki - sokoshotels.fi
カンピ礼拝堂:街中にあるユニークな礼拝堂。訪れる人は観光客も多いですが、それでもリラックスして静かに考えを巡らすのに最適の空間。しばらく座って落ち着くと、何十分でも居られます。静かに考える時間ということなら、岩の教会テンペリアウキオ教会も荘厳静寂でいいのですが、無料で気軽に入れるカンジでこちらのほうが好きです(写真は公式サイトより)
Chai Hana:旧市街地ガムラスタンにあるティーハウス。周辺や店内の雰囲気も最高にシブいのですが、世界中のお茶が楽しめます。お店だけでなく店主のご夫婦もナイスで親切です(https://www.chaikhana.se/)
Hilton Stockholm:ご存知大手ホテルですがロケーションが素晴らしく、会員用のラウンジの窓際の席からはガムラスタン地区や地下鉄を眺めることができ、この景色は最高でリラックスした時間を持つことができます。
Slussen地区:Hilton Stockholmの裏手 階段で展望台に上がったその周辺の市街地。アンティークショップやカフェ等のお店が多く雰囲気があります。
Munch-museet(ムンク美術館):有名なムンクの作品を展示してある美術館。建物のデザインからして素晴らしく、カフェも併設してあってくつろげます。
雰囲気のある路地裏:地名はわからないのですがシャレたカフェやバーが立ち並ぶ裏路地で雰囲気最高です。Café Sol、Angstというバーがある周辺を探してみてください。
プロムナード地区:フェリー乗り場近くのベイエリアが再開発されており、Google 等がオフィスを構えていて、周辺の建物デザインや雰囲気がセンス溢れています。カフェに座って道を歩くセンスの良いビジネスパーソン達を見ているとモチベーション上がります。
Forside - Design Museum Denmark(デンマーク・デザイン美術館):併設のカフェも居心地よくて思わずずーっと居てしまいます。
Royal Smushi Cafe(ロイヤル・スシ・カフェ):一瞬「スシ?」ってなりますが、ロイヤルコペンハーゲンが経営しているカフェでセンス良すぎです。いつも混んでますが席が空いているのを見つけたら迷わずダッシュな店です。
TorvehallerneKBH(トーブハーレヌ市場):文句なく雰囲気良くて美味しいフードマーケットです。毎日ここで食事したくなります。
日本からはヘルシンキまで直行便が出ています。2019年は少しでもいいので是非北欧を体験してみることをお薦めします!
【YouTubeチャンネル:海外に行く前に外国人との交渉スキルを身に着ける】
「アイスランドでアイスを食べたい」思い立ってすぐに出かける海外旅行【前編】
「アイスランドでアイスを食べる…」いつかかなえたい夢でした(笑)思いがけず実現したので旅レポートとしてお伝えします。
「フランクフルトでフランクフルトを食べる」「ニューヨークで入浴する」に続けてくらいかなえたい夢でした(笑)(ちなみに「カイロでカイロを買う」はトライしたけど実現しませんでした…年中暑い街で売ってなかったです)
(アイスランドのアイス屋さん)
旅立ちは前日に思いつきで!
そうです今まで行ったことのなかった未開の土地アイスランドに行こうと思い立ったのは出発の前日!
そう前日です…!
背景は年の瀬も迫った12月出張でロンドンに滞在していた折そのまま週末を迎えました。さあ週末をどう過ごそうか…ロンドンに留まるもよし、ウィンザー等郊外に滞在するもよし、電車で英国の別の街に行ってもいいし、いっそ電車や飛行機で外国に…。
ということで週末をアイスランドで過ごすことにしました。
今のご時世簡単にフライトもホテルも予約できます。
金曜日に思い立ち、土曜日の早朝のフライトでアイスランドの首都レイキャビクに向かっていました。日曜日の夜までの週末だけの旅ながら、充実の滞在になりましたよ。
最近では2018年のサッカー・ワールドカップでの代表チームが活躍し、小国ながらの大躍進が話題になりました。人口わずか30万人の国民が一丸となる姿は印象的でしたね。
私としてはシンガーのビヨークのイメージが強かったです。
(映画:Dancers in the dark より)
そして、火山、オーロラ、海、氷河という大自然の国であり、観光地として世界中で人気になっているとも聞きます。
さらにこの国には世界の先端となるかもしれない「外資系2.0」な魅力もあるのです(これは後述します…)
さて週末だけのアイルランド旅行どうなったのでしょうか…。
今回の旅は事前情報収集等の準備をほとんどしない思い付きの旅でしたので、少々失敗もありました。 でもそれを含めて充実の滞在となりました!
(明日に続く)
【YouTubeチャンネル:海外に行く前に外国人との交渉スキルを身に着ける】
日本人必須のスキル「交渉術」秘密の内容公開!
以前少しだけご紹介していたのですが、しばらく前にとある特別な会の会員様向け勉強会に呼んで頂き「ネゴシエーション(交渉術)セミナー」の講師をやらせて頂きました。
今回主催者の方のご厚意で収録ビデオとフォローアップビデオを特別に公開してくださることになりました。
オンライン収録版として受講できるようです。
バミューダ式交渉術にご興味がある方はどうぞ参加してみてください!
↓以下セミナー主催者のページのリンクです↓
今後最も重要で、最も日本人が苦手とするスキル:交渉
拙書「外資系エグゼクティブ最強の仕事術100」でも触れ、当ブログでも折に触れ「交渉術」「交渉力」が今海外のビジネスパーソンたちから注目されるスキルになっていることをお伝えしてきました。
そもそも国内外で通用するコミュニケーション力が重要で、「コミュニケーション力を向上させる方法」として「ネゴシエーション力(交渉力)」を意識することが大事なのです(笑)
例えば、コミュニケーション力をアップさせる一番の方法とは…
もちろん「どんどんコミュニケーションをとる」ということにつきます。
コミュニケーションの機会を増やせば増やすほど経験が蓄積されてきますからね。
特に外国人とのコミュニケーション力を高めたいのであれば、外国人と外国語で話す機会を意識して増やすことを心がけなければいけません。
ですがただやみくもに毎日外国人と会話すればいいのでしょうか?
私の周りには奥様やご主人が外国人で毎日外国語で話すという人も居ますが、必ずしもビジネスコミュニケーションが上手だとは限りません。
(もちろん達人級の人もいますが…)
そこで「ネゴシエーション」を意識してみましょう…ということです。
つまりただ話すだけでなく、外国人とどんどん交渉してみるのです。
相手と自分の置かれた現状を把握し、相手の要望を踏まえながら、こちらのリクエストを伝える。
こうして相手と合意し、こちらの要望どおり動いてもらう。
要は相手にどんどんお願いをしてみて、どう伝えたらこちらの要望通り言うことを聞いてもらえるか、こちらの思うように気持ちよく動いてもらえるかを考えながら会話するということです。
「交渉」というと難しそうですが、まずは外国人の相手にお願いをしてみることに慣れることですね。
コミュニケーションというビジネスで最も重要なスキル
それに派生するネゴシエーションというスキル
これらを相互に伸ばすことを日ごろから心がけると良いでしょう。
著書や当ブログにて繰り返しお伝えしていますが、ネゴシエーション能力は、今世紀最も重要視されている重要スキルでありながら、日本人が特に苦手としているものです。
今からじっくり身に着けておかれると将来強力な武器になるのでは無いでしょうか。
拙書「外資系エグゼクティブ最強の仕事術100」の第5章と第6章を再度読んで復習されることを是非お勧めします(笑)
当ブログでも海外での私の交渉経験をご紹介してきました。ご参考にしていただき、是非アナタも海外での外国人とのコミュニケーションやトラブルさえも交渉機会として楽しむように心がけて頂ければと思います。
そして、ご興味ある方は是非「NEOネゴシエーション!交渉術」セミナーのオンライン版を受講してみてください。
↓以下セミナー主催者のページのリンクです↓
100回の練習より1回の本番
先日1千人近い聴衆の前で講演をさせて頂く機会がありました。
クライアントのプロジェクトチームを代表してのスピーチだったのですが、いやぁ~久々に緊張しましたね~ (;^_^A
なんとか好評だったようでひと安心なのですが、時々こういう「勝負の場」を持たなければと思っています。
緊張はしますが、大きな舞台を定期的に踏むということの大切さをあらたんて実感しました。
100回の練習より1回の本番
実はこの講演を行ったちょうど本番の日の朝にラジオで聞いたフレーズでした。
私の好きなミュージシャン「ラ・オルケスタ・デ・ラ・ルス」のリードシンガーNORAさんのインタビューでの言葉です。
La Orquesta De La Luz ラ・オルケスタ・デ・ラ・ルス とは80年代から世界で活躍する日本の音楽グループ!
いわゆるSalsaサルサと呼ばれるラテン音楽のスゴ腕ミュージシャンたちです!
【オルケスタ・デ・ラ・ルス 公式サイト】
私も大ファンで何度もライブを観たことがあります。
彼らがすごいのは全員日本人でありながらラテン音楽という外の土俵でスペイン語や英語でパフォーマンスし、グラミー賞を受賞する等本場でも認められているということです!30年以上前からすでに「外資系2.0」な日本人の先輩方です!
【デラルス圧巻のパフォーマンスをどうぞ】
さて「100回の練習より1回の本番」という言葉はボーカリストのNORAさんが世界で実感した言葉だそうです。
英語圏やラテン圏での海外公演では、地元のミュージシャンとしっかりリハーサルをしても、本番では全く違うということもあるのだそうです。
曲のイントロからして全然違うということも結構あるのだとか!ひどいですね(笑)
いや~でもわかる気がします。特にラテン圏のミュージシャンはその傾向が強いのではと想像します(笑)
実際ビジネスの場でも、プレゼン等の発表の際外国人ビジネスパーソンと組むと彼らは事前の打合せと全く違うこともあります。
「事前の打合せと違うぞ」というと「本番の雰囲気に併せてより良いものを作ろうとしただけだ」と返してきます。
このような「打合せ無視」の傾向はMBAのため学校で学んだ時が私にとっての初めての体験でしたが、あの頃は本当に戸惑いました。
今ではすっかり慣れましたが(笑)
音楽のステージでもビジネスの発表の場でも、共通しているのは「練習や事前の打ち合わせにこだわりすぎない」ということです。本番の雰囲気は状況は練習では想定しきれないからです。
とはいえ、全てその場で好き勝手にやっていては周囲の仲間が誰もついていけないことになります。
音楽の演奏では、しっかりと基礎や理論を抑えたうえで、初めてアドリブを利かすということができるそうです。
ビジネスも同じですよね。本質がわかっていて初めて、現場で相手に併せた対応という応用ができるのです。
本番より準備が大事な日本人ビジネスパーソン
ビジネスパーソンにとって(ミュージシャンもそうなのかもしれませんが)事前の準備は大事です。ただ、海外のビジネスパーソンが準備以上に本番の現場で最大限のパフォーマンスを発揮することのほうを重視しているのとは対照的に、我々日本人ビジネスパーソンは少々準備のほうを重視しがちではないでしょうか?
- 繰り返されるプレゼンの入念なリハーサル
- 大きな会議のための事前打合せ
- 分厚い想定問答集を繰り返し確認
アナタ自身の体験の中でも思い当たるところはありませんでしょうか?
繰り返しになりますが、準備は大事です。ただ準備したものにとらわれすぎている人が多いと言いたいのです。
練習通りにやらないといけない。あたかも台本を読んでいるようなプレゼンを見ることもよくあります。
そんな人にとっての準備とは、失敗を避けることが目的です。
本番で相手にしっかり伝えるという本当に大切なことが忘れられている気がするのです。
拙書「外資系エグゼクティブ最強の仕事術100」では、グローバルビジネスにおいて、グローバルスタンダード世界標準というものを知ることの大事さをお伝えしました。
オルケスタ・デ・ラ・ルスのメンバーは世界で活躍するなかでそのスタンダードを理解されたのだろうと思います。
拙書でも触れましたが、海外ではプレゼンはあくまでそのあとのディスカッションのための事前説明であり、その後の質疑応答とディスカッションこそが本当に大事で重視されます。そのパートがプレゼンの最も重視されるところであり、それが正にグローバルスタンダードです。
言うべきことを暗記して台本通りに読み上げるプレゼンであれば誰でもできますが、そこに気を取られてばかりでは、相手が本当に知りたいこと聞きたいことの質問に答えられず、相手の信頼を得られないでしょう。本質レベルまで掘り下げた準備が大事なのであって、表面的に取り繕っているだけの準備は準備が出来ていることにすらならないのです。
実際、準備だけにとらわれているとイザというトラブルにも対応できませんね。
例えばクライアント先のプレゼンひとつとっても現場ではトラブルや変更が頻発します。
クライアント指定の方法でプレゼンを資料等と併せて準備しても
予定の変更、先方の機材の不調、予定外の参加者の追加等は頻繁に起こりますよね。
私自身全く何の準備もしていなかったのに、その場で資料を使わずにプレゼンをしなければならないなんてこともありました。日本語で準備してきたプレゼンも、クライアントの中に外国人が居て現場で突然英語に切り替えなければいけないこともありました。こちらの誤解やミスであれば話になりませんが、往々にしてクライアントの事情でそのような突然の対応は求められます(笑)
そんな場面にたくさん遭遇しました。初めての時はパニックで頭が真っ白になりますが、次第に慣れてきます。
経験値は踏んだ修羅場の数に比例
準備していなかった質問やリクエストにその場でどう対応できるか、それはそんなピンチをどれだけ乗り越えてきたかによります。
怖いことではありますが、現場でのトラブルは成長の機会と前向きに捉え、乗り越える術をその場で考えるしかありません。
そんなトラブルに耐えられるようにするため、普段から大舞台に立つ機会を持つように心がけることも大事なのではないでしょうか。
でも先日の私のように大人数を前にする講演に呼ばれるなんてなかなか機会が無いかもしれませんよね。
どうすればよいのでしょう。…簡単です、自分で作ればいいのです。
是非その話はまたお伝えしたいと思いますが、事前準備と同じくらい大事なものがあることを意識してみましょう。
(明日に続く)
外資系マネージャーはみんなやってる「旅のトラブルを防ぐ方法」ルフトハンザ航空ファーストクラスラウンジよりお届け【外資系2.0 旅行術】