1週間でスペイン7都市を巡る「ピンチョス旅」その2:出発前から航空会社とバトル!外国人に負けない交渉術とは
世界遺産の数で世界トップクラスのスペイン!
2018年のクリスマスシーズンに、1週間でスペイン7都市を巡る旅をしてきました。
毎日マドリード空港と地方都市の往復というちょっと普通じゃないこの旅程。
スペイン料理のピンチョスをつまみ食いするような美味しい旅のレポートです。
美味しい話は一筋縄ではいかない
今回のスペイン旅行はイベリア航空の夏のキャンペーンを利用したため大変お得に行けました。航空券は数万円という東京~大阪の往復新幹線並みのコストで、スペイン往復+スペイン国内線10本のフライトを予約できていたわけです。このプロモーション大盤振舞いで海外では大きな話題になっていましたが、日本人では外国語で情報収集をしていた一部の人だけがお得情報をゲットできたのではと思います。前の投稿や拙書「外資系エグゼクティブ最強の仕事術」でも触れていますが、この「外国語で情報を収集する」癖が非情に重要になります。
しかし落とし穴もありました!!
このイベリア航空の夏のキャンペーンは気前が良すぎる内容に多くの人が殺到したようで、航空会社側がすぐに締め付けを始めました。私もこのプロモーションを最大限活用しようと少し細工を試みたのですが、それが災いして一旦マイルが付与されるはずのアカウントが凍結されるという事態になってしまいました(汗)。すぐに9万マイルは付与されず、航空会社側としばらくやりとりが続きました。
更に航空会社のエラーで一部の予約で予約名が間違っているという現象が発生したのです。海外の航空券は予約名とパスポート等の本人確認書の名前が違っていると飛行機に乗れないことすらあります。正しい予約名に修正する必要がありました。
これらの対応のため何十回も英語でメールのやり取りが発生しました(苦笑)。イベリア航空は日本にもオフィスがあり、日本語の電話オペレーターでの対応も頂けるのですが、あまり良心的な対応をしてくださるとも言えず(かな~り柔らかい表現です。笑)そもそも日本のオフィスでは予約の確認はしてくれますが、変更となるとスペインや英国のイベリア航空のオフィスに英語で電話かメールして依頼する必要があります。
英語で情報収集した美味しい話は、最後までしっかり英語で対応・処理をしないといけないということですね。反対にそれを乗り越えることができれば、情報獲得の幅が広がるというこになります。
以前2002年日本でワールドカップが開催された際、日本で行われている大会であり日本語ではチケットが完売となっていても、英語の予約サイトでは充分に購入出来たということもありました。私もそれ以来日本語だけではなく英語や外国語での情報収取を心がけるようになったのです。
航空会社との交渉
今回イベリア航空とのやり取りは当初の想定以上でした。
正しく規定通り予約したはずなのに、約束の9万マイルがなかなか付与されない状況が続いていました。何度も英語やスペイン語で電話し、メールでのやり取りは何十通にも繰り返されました。正直こちらのメールの文面をしっかり読んでいるとは思い難い雑な返信によるNoが繰り返されており、フラストレーションがたまりました。
ですが粘り強い交渉の末(笑)結局は説得し切ることに成功し、プロモーション通りの9万マイルを獲得し、予約名も全て正しく直させました!
いや~でもそれまでの対応は本当にひどいものでした。予約名変更の対応については、電話口に出るオペレーターよって言うことが全く違います(笑)たまたま電話にでたオペレーターのスキルや知識によって対応がこうも違うのだと思いしらされました。
とはいえ海外ではよくあることです(苦笑)
ここでは、自分の主張を正しく伝えることと、相手に理解させるためのコミュニケーション力、そしてこちらの要望通りに相手を動かすネゴシエーション力が要求されます。
今回のイベリア航空との一連の(1か月にも渡る)やりとりは、良い経験と勉強になりました。
普段のビジネスであれば、相手の要望とこちらの要望をどこで合わせるかというところに集中すればよいのですが、今回の相手はそもそも対応する気が無い(笑)
「No」のひとことで済ませようとする人たちを相手にこちらの要望について説得しないといけないのです。粘り強い姿勢が重要でした。一応こちらが客でルールに基づいたことを主張しているに過ぎないのですが…(笑)
旅で使える交渉術についてはこちらをご参考に↓
いよいよピンチョス旅に出発!
ということで予約の段階からいろいろと問題があったこのスペイン・ピンチョス旅ですが、無事全ての予約が整い、いよいよ出発となりました。毎日マドリード空港を拠点にスペイン各地を飛び回り、地方の世界遺産と美味しい地方料理を味わう旅の始まりです。
どんな美味しい旅のピンチョスを頂けたのでしょうか?
(パート3に続く)
【YouTubeチャンネル:外国人に負けない交渉術】