外資系2.0という生き方

世界に貢献できる日本人ビジネスパーソンのつくりかた

グローバルビジネスパーソンのロールモデル:経営者「東賢太郎」氏の言葉~ラジオ出演してきました(4)

昨年末放送400回を超える長寿ラジオ番組「かわさきエフエム:はっぴーとーく」に出演させていただきたとき、番組司会者であり著名経営者である「東賢太郎(あずま・けんたろう)」さんをご紹介させていただいていました。

東さんの魅力溢れるお人柄、そして考え方とライフスタイルは、グローバルな活躍をめざす我々日本人ビジネスパーソンがすぐにでも取り入れたいと思う数々のヒントを得られるロールモデルであると思いました。

bermuda2006.hatenadiary.jp

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そして当ブログの記事をご本人にもご紹介しましたところ、大変有難い反応を頂きました。ついつい甘えて、以前お会いしたあとメールで頂いていた東さんのお言葉をこちらの記事でご紹介させていただくことをお願いしてみましたところ…ご了解いただきました。

東さんの経営者としての哲学と、男としての想いが詰まったこのお言葉を、本シリーズの最後に是非ご紹介したいと思います。

東さん、これからもどうぞ宜しくお願いします!

 

経営者:東賢太郎氏の言葉より

 

私は自分のビジネスに於いて「自分だけのビジネス」とは考えていない。

「一緒に活動する家族、スタッフ、そして顧客、全員の為になるビジネス」が基本姿勢である。

その為に「スケールの拡大が第一ではなく、規模は小さくても、皆が満足出来る状況の経営維持が大切」と考えている。顧客を騙したり、スタッフや家族に無理強いして利益を拡大しても、それは成功とは思わない。

男として、経営者として、家族と、店のスタッフ達、お客様も含めて、仲良く全員を幸せにすることが第一の役割であり、その結果として安定成長を実現させる。その実現が自分自身の満足と幸せに繋がると考えている。

当店はローカルな小さな駅前。しかし、道路から一歩奥の目立たない立地だから、フリー客はほどんど来ない。その中で、安定成長させる為には、初めての来店1回目で、店のファンにせねばならない。その初めての応対から、親しみを込めて即お客様の懐に飛び込んでコミュニケーションを取る。

それを成功させる為には、スタッフ全員のクオリティが重要。美容の知識、質の高い技術のみならず、一般教養全般の知識を店全体で向上させる教育を実施している。

それらを実現した上で、それ以上頑張って作り出した余裕(おつり)となる時間やお金は、自分の楽しみに使わせてもらっている。

脱サラで創業して40年。70歳となった現在は、戦略と全体のクオリティーコントロールに対しては主張も助言もするが、現場のディレクションや細かいオペレーションは皆に任せている。

ラジオは趣味の目的で始めたが、自分の視野を広げる事とボケ防止となっている。

結果として人脈が広がり、当店のお得意様に対しての店のロイヤリティーが高まり、新規客の獲得にも貢献している。規模は小さくとも、地域に密着したメディアを持つ事の大きな優位性を実感している。

 

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