外資系2.0という生き方

世界に貢献できる日本人ビジネスパーソンのつくりかた

2020年東京オリンピック後の激震に備えよ

先日2020年という年は日本人にとっては来るオリンピックの年!

 

ですがそれは、キリのいい節目の年でもありますので、世界中の多くの人がその前後での変化・次の10年についての変化を語っています。

 

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日本人にとって、東京という街が、日本という国がオリンピックの2020年前後でどう変化していくのか、その変化に併せてビジネスパーソンとしてどう自身を変化していかなければいけないのか・・・つい考えてしまいますよね。

 

2020年が節目の年であるなら、その先の読めない時代の変化に対して我々日本人ビジネスパーソンは何を目指していくべきなのでしょうか?そのヒントを「ダボス会議」から拾ってみました。

 

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(画像:サントリーより)

 

世界の権威「ダボス会議」って何?

 

アナタがビジネスパーソンであればその名前くらいはご存知ではないでしょうか。

 

世界経済フォーラム(World Economic Forum)という経済を中心に世界中の権威が集まり、世界の経済的課題に取り組む団体のことです。

www.weforum.org

 

毎年1月にスイスのダボスで開催される年次総会がいわゆる「ダボス会議」なのです。

 

世界中から、米国大統領をはじめとする世界の政治のリーダー、世界的に有名な大企業の経営者、有力大学の教授陣等3000人が一堂に集い、主にその年や今後の世界経済やビジネスの動向を話し合う機会なのです。

dentsu-ho.com

 

世界のリーダーがたちがみる

今後必要とされるビジネススキル

そんなダボス会議で2016年発表された内容が未だに世界中のビジネスパーソンに影響を与えています。

 

当時2020年に必要とされるビジネススキルのトップ10を発表しているのです。

  • 複雑な問題解決力(Complex Problem Solving)
  • クリティカルシンキング(Critical Thinking)
  • 創造力(Creativity)
  • マネジメント力(People Management)
  • 他者との調整力(Coordinating with Others)
  • 情緒的知性(Emotional Intelligence)
  • 決断力(Judgement and Decision Making)
  • サービス能力(Service Orientation)
  • 交渉力(Negotiation)
  • 柔軟性(Cognitive Flexibility)

日本人にとっては感覚的に理解し難いものもありますが、少なくとも世界のリーダーたちや向上をめざすビジネスパーソンたちは意識しているのです。

 

2020年以降生き残るためにアナタは?

 

上記10のスキルセットをみてどう思われましたでしょうか?

日本人にとっては感覚的に理解が難しいものもあると思いますが、世界的なビジネストレンドを形成している要素であることは間違いないでしょう。もしアナタが世界で活躍するビジネスパーソンになりたいのであれば、無視できない10のスキルだと言えるのです。

 

しかし中には日本人にとっては有利というか、日本人が海外のビジネスパーソンと比較しても優位なものがあるはずです。それらを更に協力に磨き上げるというのもいいでしょう。

 

または世界で戦うのに不利にならないように必要なスキルを学ぶことも必要かもしれません。いずれにせよこの10のポイントは意識しておいて損にはならないはずです。

 

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因みに上記トップ10リストの中から、日本人が最も苦手かつ重要性が高いと考えているのは「交渉力」です。これは世界中のビジネスパーソンとの仕事、日本人のビジネスパーソンの動きを観察していて普段から強く感じるところです。

交渉術の向上というのは一番意識してもいいかもしれません。 

 

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「ガンダムvs.メカゴジラ」から見るハリウッドと米国の今の感覚

ガンダムメカゴジラと戦う~?

 

そんなシーンを移動中の機内の映画で観ました。

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(映画『レディ・プレイヤー1』より)

 

ガンダムと言えば・・・日本を代表するロボットアニメのキャラ

メカゴジラは・・・やはり日本が誇る特撮大作のキャラ

 

どこまでこの両作品についてご存知か…ですが、少なくとも両作品が別の世界観のものであることは日本人であれば感覚的に理解できますよね。

 

日本人の感覚からしてみれば全く世界観の違うキャラクター同士を同じ場面に登場させる。これがハリウッドなのだろうと実感しました。

 

作品はあのスティーブン・スピルバーグの最新作『レディ・プレイヤー1』でのいち場面でした。VRの世界を舞台に犯罪組織に挑む一般市民の少年の活躍を描いたハリウッドらしいスピルバーグらしいエンタメ作品でした。

 

www.youtube.com

日本人が違和感を感じるこの展開を実現させたハリウッドに改めて米国人の今の感覚を観ました。

 

米国にあるクロスオーバーの文化

 

そもそも異なる作品のキャラクター同士を同席させる文化が米国のエンターテインメント界にはあるようです。

 

アベンジャーズ」がいい例ですよね。

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(映画:アベンジャーズ・インフィニティウォーより)

 

マーベル社のマンガ作品の主人公たちをひとつの作品に大集合させたものです。

 

マーベル社のライバルDCコミック版が「ジャスティスリーグ」ですバットマンスパイダーマンが同席してますね。

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(映画:ジャスティスリーグ

 

あとどうやらこの2作品のクロスオーバーもあるとかないとか。

もはやなんでもアリですね。

 

 

変化する米国人の日本感

 

反対の立場で考えて頂ければと思うのですが、米国人にとっては「日本と言えば・・・」でひとくくりで考えがちです。

 

この作品はスピルバーグはじめ制作陣が日本のポップカルチャーへのリスペクトから作ったと公言しているようで、彼らにとっての日本の映画・アニメ文化へのイメージを表しているシーンが沢山見て取れました。

 

実は米国においても、アニメやゲームには日本の影響が根付きつつあるようです。米国で仕事をしていたというゲームクリエイターの方と話したのですが、かつては、日本のアニメ風のキャラは米国ではやや敬遠されていました。日本のアニメやゲームをリメイクする際には、キャラは米国人にうけるようにアメコミ風に書き換えられていたというのです。ところが現在米国発のゲームですらやや「日本風」になってきてるというのです。

 

日本のアニメやゲームで育った世代が抵抗感が無くなってきているそうなのです。確かに20年前に米国で生活していた頃あたりからその兆候は見えていた気がします。

  

社会の感覚は長期的に変化する

 

今回は文化をネタに社会的価値観の変化をみてみましたが、この動きは世界中でもっと見られるはずです。今やアジアだけでなく欧米でもコスプレの祭典がビッグイベントとなるなど、10数年前には考えられなかったことが当たり前になってきています。日本のポップカルチャーは、戦略的にプロモーションを行ったわけでもないのに世界の多くの国で受け入れられ定着してきました(90年代に欧州で「ドランゴンボール」やってましたし、南米で「キャプテン翼」やってました)

 

一方、自国の文化を戦略的にプロモーションしている国があります。それは隣国の中国であり韓国です。自国のコンテンツを世界中に発信することにも熱心ですが、まさにハリウッド映画にもこの両国の影響が最近大きいのを感じています。次の世代の米国人はアジアと言えば~どの国と答えるようになるのでしょうか?

 

ちなみに今回話題に取り上げた作品『レディ・プレイヤー1』で主人公の仲間となったキャラはひとりが日本人もうひとりが中国人でした(その中国人の少年のアバターは「忍者」というのも面白いですが)

 

(明日に続く)

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東京オリンピック以降アナタが生き残るために必要なこと

「さあいよいよ東京オリンピックまであと2年となりました」から始まる記事やニュースがホント多いですね(笑)

今回は2018年の夏というこのタイミングで、東京オリンピックの話題としたいと思います!

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(Tokyo2020 より)

 

スポーツを語ることはビジネススキル!?

かつては「飲み」「ゴルフ」あともっと古い世代は「マージャン」までもが「ビジネススキル」とみなされていた時代があるようです。

つまりこれらはコミュニケーションを促進するものという考えですね。

 

スポーツを語れること は実はあなどれないビジネススキルなのです。

以前も当ブログで触れましたが、ビジネスにおける初対面の時、パーティーなどのちょっとした会話などアイスブレイクになりますので、世界的に人気の競技については、ある程度フォローされることをお奨めしています。

 

私自身実はそんなスポーツは詳しくなければ、そこまで好きでもありませんでした(未だにボチボチ…というところですかね)。仕事上(スポーツイベントの企画や通訳のアレンジ)勉強しているうちに、詳しい人に教えてもらったりして、興味を深めていったという背景があります。

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サッカー・ワールドカップは世界中の人との話題になりました

 

東京オリンピック以上に重要なイベント!?

実は私の周辺、日本在住や仕事でよく絡む外国人の間では、先ずは来年2019年のラグビー・ワールドカップのほうが断然盛り上がっています!スケジュール的に先に来る身近さというのもあると思いますが、サッカーほどではないにせよ実はラグビーという競技の世界的な盛り上がりは、一般の日本人が感じている以上のものだということをご認識いただいていいのではと思います。

 

例えば…

ラグビーを知らない

パーティーなどで外国人同士盛上る

話についていけない

寂しい・きまずい

 

まあそれがどうかというのはありますが(笑)

ただ、これから「日本と言えば…」ということで世界中の人が盛上ることができる話題になるのが「ラグビー」なのです。

 

せっかく日本で開催される世界的なイベントです。もうこれは、オリンピックと併せてお祭りだと思ってしっかりのっかってみることをお奨めします。

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サッカーキングより)

 

東京オリンピックはなぜ世界的な話題に!?

改めてオリンピックが日本で・東京で開催されることのインパクトについて考えてみたいと思います。

何故多くの人が注目しているでしょうか!?

 

アスリートたちの人生を賭けた大勝負のドラマが観らえるから!

 

そうその感動を味わえることへの期待ですね。

 

え~ビジネスパーソン的にはそれ以外にもたくさんありますね。特に過去数回のオリンピックでは開催の前後での街や社会の変化が大きく注目を集めるようになってきています。北京やリオでは社会インフラの整備と共に人々のマインドが大きくグローバル化された変化が注目され、ロンドンでは開催前からオリンピック施設のその後「レガシー」としての利用について中長期的な計画が示される等が話題になりました。

 

東京においても今ビジネスパーソンの間では「その後」がなにより大きなテーマではないでしょうか。物価、人件費、不動産市況などの景気全般や社会インフラについての話題に集まりがちですが、アナタ自身を個人としてみてどうでしょうか?

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ロンドンオリンピック(画像:日経新聞社)

 

オリンピック「前後」はアナタにとっても勝負の時

 

過去のオリンピック開催国・都市が、その前後で大きく変化したように、東京・日本も間違いなく変わります。様々な意味で大きな変化が来ようとしています。

 

それに対してアナタはどう行動しますか?

 

とう言われてもなかんかあ大きなテーマで難しいかもしれませんね・・・。

 

実は東京に限らず2020年という年は、キリのいい節目の年でもありますので、多くの人がその前後での変化・次の10年についての変化を語っています。

 

明日は具体的に、日本人ビジネスパーソンとして2020年を控えてどう行動すべきなのかお話したいと思います。

 

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誰から何を学ぶ!? (タイのタクシードライバーが今日一番の先生でした)

またまたタイに来ていますこの日曜日。

今年は週末をタイで過ごすことが多くなっています。

日本から週末ステイでも気軽に来られる距離ですし、フライトの数も多く、観光インフラが整っているので来やすい気がします。特にバンコクの街中ではなくビーチリゾートであまり外出もせずホテルでゆっくり過ごす週末もいいものです。

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今週末改めて大事なことを思い出す機会がありました。

そのことをタイのタクシードライバーから教わったのです。

 

それはこちらのブログでも何度か強調させてい頂いている

  • 比較すべき対象を持つ 
  • 自分を客観的に見る視点を持つ
  • 誰からも謙虚に学ぶ

 

さて今回バンコクからホアヒンには電車で来ましたが、空港からバンコクの駅まではタクシーを利用しました。

普段バンコクでは移動にGrab(かつてはUBER)を利用するのですが、ホテルが気を利かせて手配してくれたので、久々にタクシーに乗りました。

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誰から学ぶのか

 そのドライバーが、40代でしょうか、非常にインテリな方でした。

海外生活経験は無いそうですが、英語が非常に堪能でした。ビジネスパーソンの中には英語がスムーズな方がたくさんいらっしゃいますが、バンコクのタクシー運転手で英語をそこまで流暢に話す方はそう多くはありません。観光客相手の英語を遥かに超えるレベルでした。むしろ、最初に彼のほうから「日本人なのに英語上手だね」と話しかけてくれたのでした(笑)。

 

そして空港からの30分ほどの時間いろいろな話をしました。例えば彼が話してくれた中には・・・

  • 中国アリババの進出によりタイのドリアン価格が過去最高値を更新
  • 両親の子供に対する態度の違いで、インド人の子供が欧州人の子供より早熟であること
  • タイで韓国車より日本車のほうが人気が高い本当の理由
  • 中国人の高齢者に比べて日本人の高齢者の英語のほうが上手な理由
  • 中国人のモチベーションがお金でなくなる時期の予測

どうでしょう?どれも興味深く楽しく聞かせてもらいました(笑)そういう考え方もあるのね…と(笑)全てのトピックについてじっくりここでご紹介したいくらいです。

 

失礼かもしれませんが、新興国タクシードライバーの方からなかなか聞けないような意見だと思います。他の職業からも聞けないかもしれません。例えば、UBERやGrabのドライバーの中には実は他の職業を持っている人がいたり(過去には宇宙飛行士の訓練生なんて人も)面白い人も中にはいますが、彼はほぼずーっとタクシードライバー一本でやってきている人とのことでした。

 

比較する視点が持てるか

彼の話題の中で特に面白いと思ったのが、観光客の行動の各国比較でした。彼は、英語というコミュニケーションと情報収集のための方法を持っていて、バンコクという世界中の観光客が集まる場所で毎日各国の人たちと会話を続けてきたことにより、その国の人たちの特徴を比較することで理解を深めたのだろうと思います。

 

私も毎年訪れる国を複数持つように心がけています。アナタもそうかもしれませんが、好きな街にはまると何度もそこばかりリピートしたくなる人がいますよね。その気持ちも分かりますが、例えば好きな街とそうでもない街を比較することで、何故その町が好きなのかより深く理解することが出来ます。

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客観的な視点に深みが増す

以前日本のことを理解するには日本の外に出て海外から日本を見ることをお奨めしました。

それはアナタ自身についても同じです。旅に出て非日常に身を置くことで、普段の忙しい日々に流されているうちに見失っていた自分自身を冷静に見ることが出来るのです。

そういった理由もあり、ビジネスパーソンの皆さんには、積極的に海外を旅することをお奨めしているわけですが、この客観的な視点をもつにも、やはり複数の比較対照があればより深みが増すのです。

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今日出会ったタイの面白いタクシードライバーのお話でした。

(明日もタイ滞在中の体験についてお話します)

 

外資系2.0 チャンネル:海外でやりがちな英語の間違い】

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2018年 最新版!自分をGoogle化する方法!

「自分をグーグル化する方法」というビジネス書が流行ったのは10年以上になりますね~。もうそんなになりますか… 

 

昨日はまさにそのGoogleシリコンバレーのオフィスを紹介させていただきました。

ジムやビリヤード台やTVゲーム部屋、プールやマッサージルームに仮眠ポッドまで完備されている世界の最新企業のオフィススペース。

アナタもこんな環境で仕事してみたいと思われたのではないでしょうか。

 

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(写真:Google 本社 business insiderより)

Googleをはじめ、シリコンバレーを中心とするグローバル大手企業の多くはこの「環境への投資」を加速しています。IT技術の発達により遠く離れた人間同士が簡単にコミュニケーションが取れる時代になってきていますが、それでもこの「場」というものの存在を重視していると言えます。それには明確な理由があるのです…。

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2018年版自分をGoogle化する技術とは、この「特別な場」を個人で活用する工夫をすることだと思っています。

 

個人でも場のパワーを意識する

Google オフィスの写真をみて、ご自身がこんな環境で仕事をしているのを想像してみてください。どうでしょうか?

 反対にご自身のオフィスの執務環境とのギャップにテンションが下がる・・・なんて人も居るかもしれませんね。

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Googleや世界の大手企業がオフィスづくりにここまで注力している理由は当然その効果が大きいからです。

述べたような様々な効果は既に数値データ等にも表れているのですが、これは社員・従業員それぞれ個人においてもその成果は確実にあります。アナタも是非この成果・効果を感じて頂きたいのです。

 

アナタの会社の社長がオフィスをGoogle並みに改装する意思がなさそうであれば、個人としてできること、まずは、いつものオフィス環境ではなく、違う環境で仕事をするということになります。ただ勝手に会社のオフィスデザインやレイアウトを変えるというわけにはいかないですよね。

 

そこでご自身で、いつもと違う環境で仕事が出来ないかを考えるのです。実際に私の知人、特に典型的な日本企業のサラリーマンの友人たちが取り組んでいる工夫をご紹介しましょう。

  1. 予定に出張を入れてみる
  2. カフェで仕事をしてみる
  3. 個人でもコワーキングスペースを契約してみる
  4. 知人のオフィスを使わしてもらってみる
  5. カラオケルームで仕事してみる

1.無理にでも仕事に出張を入れてみる

まず1.ですが、そんなに出張の機会なんて無いよ~という人も居るでしょう。ただ、私のように一年のうちほとんど出張という人よりも、そういう人がたま~に出張に行くと新鮮でむしろ気づきが多いのです。私よりもそういう人の一回の出張における価値のほうがダンゼン高いのです。いつものオフィスから少し離れた環境で仕事している、それだけでかなりの意味があります。一度経験されると分るでしょう。

 

ただそうは言っても仕事で出張なんて関係ない職種の人も居ますよね。ハードルが高いかもしれませんが、それでもなんとか出張に行く「理由」が無いか考えてみてください。必死で考えて会社に提案できないでしょうか?アナタ自身がしっかりと会社やお客さんにそれ以上の価値を提供できないと成り立ちません。難しいと思いますが挑戦する意味は大きいです。特にそんな発想が無かった人ほどお薦めです。

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例えば、成功している起業家は仕事で旅しまくっている人が多いですよね。

中にはあたかも旅がしたくて仕事を作り出しているような人も居ます。実はそのクリエイティビティこそが彼らを成功に導いているとも言えるのです。サラリーマンとしてオフィスにつながれているアナタが変われるチャンスはここにあるかもしれません。

 

2.カフェで仕事をしてみる

2.になると急にハードルが下がりますね(笑)カフェに仕事を持ち込んで、そこで仕事してみるということはアナタにもできるのではないでしょうか。ただし、それでも業務時間中に…となると外回りの営業職以外の人は難しいかもしれません。であれば時には、思い切って仕事を残して残業せずに帰宅してみましょう。平日のアフターファイブを趣味や家族の時間と使い、その分週末の午前中にまとめて残務をカフェでしてみるというのはどうでしょうか?

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3.コワーキングスペースを利用してみる

3.はどうでしょうか?日本が「働きかた改革」をうたっている間、世界で大きなトレンドになっているのがこの「コワーキングスペース」です。

日本でも本当に増えてきました。ひとり起業家や個人事業主の方で利用されている人は増えていると思いますが、ここをあえてサラリーマンのアナタが借りてみる

職種によっては週末くらいしか利用できない人も居るかもしれませんが、コワーキングで他の職種の人たちがどう仕事しているか大いに刺激になるのではないでしょうか。

特に彼らスタートアップ・ベンチャーのひとたちは、平日週末無く一生懸命仕事している人も多いので、交流してみるとサラリーマンとは全く異なる世界が見えると思います。

同様に4.知人のオフィスを借りて仕事してみることもアリです。起業家の知り合いがいないと難しいかもしれませんが、もし実現できて一日でもそのオフィスを利用する機会が得られたら良い経験になるはずです。

 

5.カラオケルームで仕事しちゃう?

5.はこれも実際にやっている人も多いです。都市部のカラオケ店は昼間やや客が少ない時間帯をビジネス用にスペース貸したり、そもそもコワーキング業者と提携したりしています。室内は防音でコンセントやWIFIが完備されている店も多いので意外とファーストフード店よりは仕事がはかどるかもしれませんよ。

運がよくなければ隣の部屋が昼間からパーティーやってるかもしれませんが(笑)

そんなときはアナタも開き直って仕事の手を止めて歌いましょう(笑)

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昨日の記事ではホテルのスイートルームを仕事場にする方法についても触れました

 

さて、いくつかご提案して来ましたが、重要なのは物理的な環境を変えて仕事をしてみるということと、仕事中に普段とは違った人と交流ができるか、という点です。

シアトルやシリコンバレーの企業のように会社が潤沢に環境整備してくれるわけでないのであれば、ご自身でそれに近い動きに挑戦してみる。

難しくてもトライしてみる価値はあるはずです。

 

外資系2.0 チャンネル:成功したいサラリーマンは毎月海外旅行に行こう!】

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ホテルのスイートルームがアナタの職場!

今週は東京の某ホテルに滞在しています。

私には不相応な高級ホテルですが、更にスイートルームにアップグレードまでしていただき、快適に過ごしております。

恐らく一年の3分の1程度ホテル暮らしの私としては、仕事もあってあまり部屋にゆっくり居られるときばかりでもないので、そこまでホテルにこだわりませんでした。深夜に到着して早朝に出発という場合もあったりしますので、ほとんど「寝るためだけ」ということもあるくらいでした。若い時は特にそうでしたね。

 

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20代後半くらいから空間を楽しむ感覚が出来たものの、やはりそこまでのこだわりはなかったのですが、今や「場の持つ力の重要性」というものは本当に実感しています。

どこでどうやって仕事するかはパフォーマンスに影響してきます。良いものが作り出せるのであれば、高級ホテルのスイートルームは充分にもとがとれる投資だとさえ思えるようになってきました。

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さてこの「場の持つ力・空間の重要性」に大いに注目しているのがやはり欧米を中心とする外資系企業ということになります。

 

(ご参考:海外のホテルで部屋をアップグレードしてもらう交渉術)

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外資系企業のオフィスはなぜこんなにクール!?

最近は日系大手企業も「はたらきかた改革」の文脈で、オフィスのレイアウトやデザインに凝り始めていますが、やはり欧米系に先を越されている感はかなりありますよね。

なんとなく「業務効率化」や「コスト削減」を理由に、オフィスレイアウトを調整している感のある日系企業に対して、欧米系企業は「クリエイティビティを発揮する空間」としてオフィススペースに積極的に投資しています。

 

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(写真:Google 本社 Business Insiderより)

彼らは、魅力ある空間に魅力ある人材を引き付けるため、それらの優秀な人材同士の交流を促進し、クリエイティビティを刺激し、イノベーションを促進するのです。「儲かっていてお金に余裕があるからオフィスを豪華にする」のではなく、「儲かるようにするためにオフィスに投資している」のです。

 

特にシアトル系やシリコンバレー系の大手企業ではこの取り組みはすっかりお馴染みですよね。

 

例えば代表的なところではGoogle が米国マウウンテンビューに構える本社施設、巨大なキャンパス型のオフィスは地元の街と一体化しており、世界的にもIT企業のオフィスづくりのお手本になっています。

 

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Googleをはじめとするシリコンバレー系オフィスの特徴は…

  • カフェやバーがあり、従業員は無料で利用できる
  • ビリヤード台、卓球台、テレビゲーム等「遊び?」の空間が充実
  • ジム、ボルタリング等の施設、オフィス周辺をランニングするためのシャワー室等の設備
  • 仮眠ポッド、マッサージ室、メディテーション・ルーム、マインドルネス空間等、癒しの空間も充実
  • ビルの一室ではなく広大なキャンパス型で複数の棟に分かれるビル
  • ビルとビルの間は自転車やミニスクーターで移動

 

仕事場というよりは、遊び場・アミューズメントパークのようなノリですね。

こんな場所であれば「是非行きたい」と会社に足が向くのかもしれませんね。

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私も仕事や個人的に沢山の会社のオフィスを訪れる機会があります。

Google以外にも様々なアイデアに溢れたオフィスがあり、いろいろと共有させて頂きたい例もありますが、今日はこのオフィス=働く場に対する考え方の違いをご理解頂ければと思います。

海外の大手もベンチャーも様々な取組があり、是非ひとつひとつご紹介させていただきたいのですが、それはまた別の機会に是非お伝えします。

 

アナタも個人で取り入れてみましょう!

 

もしアナタが典型的な日本企業のフツーの事務所で仕事しているとしましょう…。

Googleのオフィスなんて夢のような空間、そんなところで自分が働いているなんて想像もできない…なんて状態かもしれませんね。

しかしシリコンバレーのグローバルエリートたちは実際にそんな環境で仕事をしているのです。生き生きと楽しみながら日々クリエイティブな活動をしていることでしょう。

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(画像:撮影NAVIより)

つまりアナタと彼らとでは、これだけで日々すこしづつ差がついているということなのです。

是非明日アナタの会社の社長に進言してみましょう「是非Googleみたいなオフィスを作りましょう!」きっと社長さんは笑顔で「よし早速そうしよう!」とは言ってくれないでしょう…多分。

 

会社が何もしてくれないのであれば、個人の努力でなんとかしなければいけません。

シリコンバレーに引越ししなくても、Googleに就職しなくても個人の工夫でこの働く環境を向上する方法はあると思います。

明日は実際に私の周囲の人、特に日本企業のサラリーマンの友人たちの工夫の中からアナタの参考になる事例をご紹介したいと思います。

(明日に続く)

 

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最新版「理想の上司」にアナタはどれくらい当てはまる?

若手日本人テニス選手として急進中の大坂なおみ選手…彼女の躍進を支えるコーチサーシャ・ベイジン氏に、新時代の上司の姿をみました!

 

「理想の上司像」は時代と共に変化していきますが、今外資系企業・グローバル企業で求められる理想の上司像も明確に変化しつつあります。

 

どんな上司が理想だと言われているのでしょうか。

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 サーシャ・ベイジン氏は1984年ドイツ出身のセルビア人元テニス選手だそうです。

コーチとしても、過去にはセリーナ・ウィリアムズ選手を含むランキング上位選手のコーチを担ってきました。

最近の大阪なおみ選手が、BNPパリバオープンで優勝するなどの大躍進を支えた、もはや名コーチと言ってもいい人物になりつつありますね。

依然彼女の試合中のコーチとのやり取りをみて気が付きました…。

 

「部下世代」はある意味素直

 

私も知らなかったのですが、テニス中継では休憩中のベンチの様子を映すことがあります。スポーツ選手は全員闘志むきだしなのかと思いきや、女子選手は特にそうなのでしょうか…そうでもないのです。

明るく前向きなキャラの印象のある大坂なおみ選手の口からでた発言は、いわゆる「泣き言」とも取れるものでした…。

今日は調子が悪い

気分が乗らない

こんな状態で勝てっこない

もう嫌だ帰りたい…

なんとも素直な発言が飛び出しました(良いキャラに思えて好印象でしたが)。フルで彼女の試合を観たのが初めてでしたので、いつもとどう違うのか分かりませんが、私にとっては驚きでした!

 

さらに驚いたのは、対戦相手の選手も同じようにネガティブな言葉を次々に口にするのです…!

 

大阪選手も相手の選手も20代の若手選手でした。。う~ん、一概にはもちろん言えませんが、最近の若手は上の世代からしてみると「根性が無い」などと言われますよね。本当にそうなのかどうかは置いておいて、上の世代の人よりは素直に弱音を吐く人が多いような気がします(?)でもそれが今の若手の特徴であるなら、それにどう接していくかが上司の仕事になりますよね。

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(写真:World Sports News より)

 

選手(部下)のモチベーションをコントロール

 

さて、そんな気弱な発言をしていた大阪選手に対して、サーシャ・ベイジン コーチの驚きの対応とは…?

 

私は当初、ボクサーに対するセコンドのように選手を鼓舞するのかと思っていました。「甘いことを言うな、立て!前をみろ!」と…(笑)

 

ところが彼は注意深く彼女の発言に耳を傾けます。先ずは聞き役に回り…そして静かに諭し「そんなことは無いサーブの切れはいいじゃないか、そこから糸口を掴んでいけるはずだよ」と、そして徐々に対話の方向性を前向きに持っていき「君なら出来る」と締めくくり背中を押しました。

 

コーチと話しながら徐々に大坂選手のモチベーションが見事に上がっていくのがわかりました。これはすごいなと!

 

その後興味を持って、二人のツイッターなどをチェックしていると普段から仲が良く、お互いの信頼がわかります。どうやら大阪選手は、彼のメンタル面でのアドバイスにかなり頼っていることがわかりました。

 

だから遠慮なく、素直な意見をぶつけられる。その後のアドバイスも素直に聞くことができるのでしょう。

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「サーバント・リーダーシップ」を垣間見た

 

サーシャ・ベイジン コーチのその他の動きをみていて、徹底的に選手に寄り添い、ただ聞き役に回るのではなく、的確な指摘やアドバイスができる人なのだと思いました。

 

まさに大阪選手を70位から10位台に押し上げた大役者ですね!

 

驚いたのが米国の新聞記事で彼について書かれていた記事を読んだ時でした。セリーナ・ウイリアムズ選手のコーチをつとめていた時には、選手へのアプローチが全くことなり、より選手の意見を尊重するためあえてあまり口出さない方針だったようです。それでいて選手との関係も良好でやはり大きな信頼を得ていたともいいます。

自身のスタイルよりも、相手のことを第一に考え、それに合わせた対応をする、しっかりサポートをする姿勢は、最近再度言われるようになってきた「サーバント・リーダーシップ」の考え方を思い出しました。

 

サーバント・リーダーシップとは、リーダーである上司は一方的に部下を引っ張るのではなく、むしろ部下をケアしモチベートしサポートする「サーバント(召使い)」であれという考え方です。必ず新しくもない考え方ですが、最近のインターネット世代の若手が台頭してきつつある米国等では再度注目が集まっています。

俺についてこい!だけでもなく、単に優しくて緩いだけでもなく、しっかり部下の声に耳を傾け的確なアドバイスと共に導くことができる、そんなリーダーのことを指します。

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(画像:You Tube より)

 

もちろん選手とコーチの関係は、上司と部下のそれとは違います。ですが、サーシャ・ベイジン コーチの選手に対する姿勢とその成果をみていると、むしろこれが真の「サーバント・リーダーシップ」の姿ではなかろうかと思いました。

 

大阪選手の活躍と共に注目したい人物です。

 

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