今だけ 100円で手に入る!世界で戦うためのマインドセットとスキルとは?
外資系2.0というブログタイトルにして情報発信しておよそ半年が経ちました。
この度、拙書「外資系エグゼクティブ 最強の仕事術100」を上梓いたしました。
出版社が1週間 Amazon 「100円キャンペーン」やってるようですので、ご興味あるようでしたら是非こちらからお読みいただければ幸いです(クリックすれば100円となります)
定義が今や難しく、意味合いやイメージもひとそれぞれな「外資系企業」という言葉をあえて用いています。今さら感もかなりある言葉ですよね~(笑)
でもそれは実は多くの日本人ビジネスパーソンが「日本 vs. 海外」「日系 vs. 外資系」という考えかたに固執しがちであると気づいたからです。
その枠組みではなく「グローバル」なのだという意味を込めて「外資系2.0」とさせていただいていたというお話を、この場をお借りして改めて…(笑)
本書「外資系エグゼクティブ 最強の仕事術100」から得られるもの
・働く時間を短縮して、生産性が上がる
・日本の10年先を行く世界最先端のトレンドを取り入れられる
・周囲から頭ひとつ抜け出すブランドが構築される
・自分に有利な条件で交渉を進めることができる
・一生使えるビジネススキルをマスターできる
・たった一週間で自分を生まれ変わらせるメソッドが身につく
・どんな時もWin-Winの人間関係を築くことができる... etc
職場環境の発展が著しいグローバル 企業での働き方の最新のトレンドと普遍的なマインドやスキル100個を厳選して書き上げま した。ひとつのテーマについて30秒で読めるようにしています。
本当に大事なことは30秒で伝えられる。 外資系のトップエグゼクティブに私はそう教わりました。
だからこそ本書では、あなたの働き方をアップデートさせるために必要なことだけに絞り込んでお伝えします。
アナタも世界で活躍できる!
私は仕事で毎年30ヵ国以上訪れる生活を過去10年以上続けています。
そんな世界を自分でみてきた経験から、日本のビジネス界が世界標準から遅れ
つつあることに気づいていました。世界の舞台で戦うためには世界基準を知らなければひとりよがりになってしまいます。
ただそんな強い危機感の一方で、海外から日本をみるとその素晴らしさに気づくことも多々ありました。これは正に多くの日本人個人にも当てはまることだと思います。
アナタが標準的な日本人ビジネスパーソンであれば、もうそれだけである程度のレベルのスキルやマインドセットは備わっていると言ってもいいでしょう。そんなすごいアナタがもしグローバルスタンダードをもっと理解することが出来たら、更に行動が変わり、世界的レベルで大きな価値を生み出してくれるのではと思いました。
ただそもそも決まった定義など存在しないのが「世界標準」というものです。
このすごく感覚的で具体的ではない「今の世界標準」というものを分かり易く日本語で説明したものが見当たらず、ならばそれを実例と共にお伝えすることが私の貢献であると気づいたのです。
当ブログでも繰り返し「日本人はもっと世界に出るべきだ」「世界を見るべきだ」とお伝えしています。そんなアナタが海外に行かれる際に、短い滞在であってもより多くの気づきを得て、ご自身が成長できて、そして、イザという困った状況でも自分の身を
守ることができる、そんなグローバルな人物になるヒントを、この本から得ていただけるのではと思います。
アナタのマインドと行動のグローバル化に少しでも貢献できれば幸いです。
今日から1週間 Amazon 「100円キャンペーン」でお求めいただけます。
旅行者を悩ませる悪質タクシー撃退法!アラブ圏での経験より【中編:Round 2 交渉実行】
海外で面倒なこととして「タクシー運転手との交渉」がありますよね。地下鉄などの交通機関やUBER等のサービスが使えない土地では、タクシー運転手も強気でぼったくろうとする街も少なくありません。ましてや今回は交渉の文化根強いアラブ圏「チュニジア・チュニス」での体験を元に、安全に、かつ、ぼられないような交渉について考えてみたいと思います。
今回は特に深夜の空港で悪質タクシーを利用せざるをえませんでした。さあ私はどう戦ったののでしょうか(笑)
今後アナタが海外の都市を安全に嫌な思いをすることなく移動するための参考にしていただければ幸いです。
Round 2:いざ交渉
突然のフライト遅延というトラブルで想定していなかった深夜の空港到着となり、ホテルまでのタクシーとの交渉戦略をアタマの中でササっと考えた私、出した結論は「手元の10ディナール(400円)札だけを見せてこれでホテルまで行ってもらうよう交渉する」ことでした。
(前回のRound1「交渉戦略立案」を参照)
結果は想定通りのぼったくり姿勢に対して・・・驚きの結果となりました!
1. 事前交渉
空港の到着ロビー出口を出てタクシー乗り場に向かいます。
今までチュニスの空港では、悪名高いぼったくりタクシー会社につかまるのが嫌で、わざわざ出発ロビーの外に出て空港に着いた乗客を降ろしたばかりのタクシーに自分から声かけていたほどです。必ず黄色のメーター付きタクシーを選んでいました。
ところがこの深夜12時を過ぎた時間帯、空港に到着するタクシーは無く、やむをえず空港出口外で待ち構えている悪名高い白色タクシー会社が多いタクシー乗り場に向かいます。ドキドキです。
乗り場近くで早速笑顔のオジさんが近づいてきました「タクシー!?」
そのオジサマは乗り場での配車担当らしく、値段交渉をしようとすると
「ドライバーと直接話せ」「まず乗れ」「さあ乗れ」と、
こちらが「How much!?」と値段を聞いても全く答える様子なし!
とにかくクルマに乗せようとします(笑)
「値段については乗ってからドライバーと話せ」ということで、
金額の話よりも先ず車に押し込もうとする姿勢…
あやしいですね~(笑)
過去にも他の国で経験済みですが、まあ危ないパターンです…(笑)
クルマは古い型のベンツです。
もちろん黄色いタクシーとは違いメーターもありません。
しぶしぶ乗車したらもっと驚く展開になりました!
車内でまさかの・・・いや想定通りか
クルマに乗り込みドアを閉めた瞬間、
なんといきなりクルマが走りだしたのです!!
え!?行き先も聞かずにまず走り出すか~!?
あやしいですね~(笑)
こちらも過去に経験済み。
逃げられないようにしてから話がはじまります。
ほどなく「行き先はどこだ?」と英語で聞いてくるドライバー
(先に行き先聞いてから走り出すだろう普通・・・笑)
「XXXホテルまで行きたいんだが、how much?」英語で答える私
「XXXホテルだな、承知した・・・」
(おい質問に答えてないぞ!笑)
「で、料金は幾らなんだ?メーターはついてないようだが」と重ねて聞く私
「俺のクルマにはメーターは無い」「料金は「10」だ」 ようやく金額というか数字のみを答えました(笑)
「10ディナールだな」 通貨を強調して確認する私
・・・特に返事はありません。
あれ?聞こえなかったのかな~?(笑)
「こちらは10ディナールしか持ち合わせが無いので、これ以上払えないからな」と10ディナール札を相手に見せてハッキリと伝える私!
それを聞いてこのトライバー 目を見開いてこちらを振り返ります
(おいおい…運転中~笑)
「10ユーロに決まっているだろう!つまり 30ディナールだ!」
はいはいきました(笑)事前に調べていた相場では、市内まで向かうとぼったくられても20ディナールとのことでした。距離がもっと近いホテルまで行くのに30ディナールとは(笑)
さあ、ここからが交渉のはじまりです!
2. 逃げ切り戦術の結果は?
海外で北アフリカのアラブ圏の国、しかも深夜12時を過ぎています。深夜料金=安全を買うということでもありますので、交渉もアグレッシブに行き過ぎないように気を付けないといけません。ケンカ腰ではいけません。交渉は常に冷静に。安全が一番ですので、たかだか1000円程度の金額でご自身を身の危険にさらすようなことは避けましょう。
その意味では、今回の交渉は少々アグレッシブにいきましたのでご参考にして頂くのはいいですが、なかにはあまりお薦めできないやり方もありますのでお気をつけください。
「10ユーロ=30ディナール」とふっかけてくるこのドライバーに対し、こちらは10ディナール札をつきつけて「これ以上は払えない」と言い張りました。
「金が無いと言ってもホテルに行けばあるだろう。30ディナールだからな」とクルマを走らせながら大声で威嚇してくるドライバー。
海外で外国語で大声で言ってくる相手に少々ビビりはしましたが... 少しこのドライバーを観察していて結構強気な姿勢でアグレッシブな態度でも大丈夫そうだと判断しました(笑)この観察眼を得るには少々経験が必要だったりするのかもですが。
「30ディナールは払えないので、だったら他のタクシーを拾う!今すぐ降ろせ!ストップだ!」と言いながら、後部座席のドアを半開きにします。信号がちかく車がスローダウンしていたので、停車と同時に降りてもいいかなとも思っていました(※あまりお薦めしないアピールの仕方ですが・・・)
すると、やはり思っていた通りのリアクション!
走行中のクルマのドアを半開きとはいえ開けられたらビックリしますよね
「OK、OK、分かったよそれでいい」
念を押して「10ディナールだな?NOT 10ユーロだぞ」 「OK、OK」
一応合意となり、10ディナールの約束のままホテルに向かいました。もともと空港から10分程度の近場のホテルでしたのですぐに到着です。
こんなタクシー居心地悪いですし、ホテルのエントランスに到着すると、さっさと10ディナール札を置いて車を出ました。
荷物も軽かったので、サッとホテルの建物内に入り、フロントでチェックインの手続きを始めていたところ・・・
なんと!そのドライバーが大声で叫びながらホテルのロビーまで追いかけてくるではなありませんか!
私ではなくホテルのチェックインのスタッフたちに向かってアラビア語で何やら叫んでます。
次第に白髪のマネージャーが出てきて対応してくる羽目になりました。
そのマネージャーいわく「このタクシーは黄色の一般のタクシーではない。高級車でのハイアーサービスなので料金が違う。標準料金10ユーロなので30ディナール払え」と主張しているようです。
どうやら10ユーロで合意したのに私が10ディナールしか払っていないと言っているとのことでした。
やっぱり来たか・・・というカンジですねぇ~(笑)
このドライバーが当初から目論んでいたとおり、ホテルであれば現金も準備できるのでここで、地元の事情や言語を理解してくれるホテルスタッフを味方につけて、ひとりよそ者である私を囲い込もうとしているようです。
もちろんこのような場面ではひるむことはありませんが・・・
ここで何とも意外な展開に!
3. 驚きの結末!
ホテルのロビーで叫ぶドライバー!一生懸命主張し、自分のサービスの通常料金を支払うべきだと言い続けます。
それに対し、私は「約束通りの合意した金額のみ支払った」と当然ゆずりません。
やれやれ・・・と思っていた矢先
ホテル側の白髪のマネージャーがそのドライバーにひとことハッキリとした口調で何かを言い、それを聞いたドライバーが悔しそうにチェックインカウンターを手で叩いて、恨み節のような言葉(に聞こえました)を叫びながら帰っていきました・・・。
どうやらきっぱりと「迷惑ですので、お引き取りください」と追い払ってくれたようです。
その後も私に謝罪の言葉を投げかけ「明日は当ホテルでちゃんとしたメーター付きのタクシーを手配させて頂きますのでご安心ください」と気遣いまでいただきました。
さらに、スタンダードルームを予約していたのですが、しっかりスイートルームにまでアップグレードしてくれました(笑)
実は私はドライバーとの会話をスマホで録音していました。「10ディナールOK」とハッキリそのドバイバーが言っている音声をスマホで再生することもできたのですが、その必要はありませんでしたね~(※これらの使い方も注意しながら主張する必要がありますよ)
いずれにせよ、ホテル側の対応には助けられました。
この話はまだ続きます・・・(笑)
【外資系2.0 You Tube チャンネル~英語は本当に必要?】
旅行者を悩ませる悪質タクシー撃退法!アラブ圏での経験より【前編:Round1交渉戦略立案】
アナタが旅行や出張で海外に行く際、場所によってはとにかく面倒なのはタクシー運転手との料金交渉ではないでしょうか?
地下鉄等の公共交通機関が発達している場所だったり、UBER等のライドシェアが使える都市であればともかく、それらさえ使えないとなると、タクシー運転手も強気で旅行客をぼったくろうとするような街もまだまだ少なくありません。
ましてや、中東や北アフリカのアラブ地域では交渉の文化も根強く、長いフライトの後疲れたカラダとアタマでもう一戦交えないといけないことになりますよね~。これは大変なことでありついつい妥協しがちです。また、ぼったくられて少し高くついても安全に移動できたのであればよしとしないといけないような場合もあります。海外では特に「安全第一」ですから。
この度北アフリカのアラブ圏で、深夜の空港で悪質タクシーを利用せざるを得なかった体験を元に、安全にかつ、ボラれないような交渉についてお伝えします。
相手は悪名高きぼったくりタクシー会社!私がどう戦ったのか(笑)
- 海外特に交渉文化のアラブ地域での交渉方法
- 海外で安全に旅をして自分の身と権利を守る方法
- 海外でのリスク管理手段としての高級ホテル・上級会員の活用法
そして今回のポイントは・・・ホテルの上級会員というVIP顧客だったことで身を救われました!
今後アナタが海外の都市を安全に嫌な思いをすることなく移動するための参考にしていただければ幸いです。
舞台はアラブ圏のチュニジア
今回の宿泊は北アフリカの大都市チュニジアのチュニスでした。この地域を代表する主要都市ですが、空港から市街地への移動手段はバスかタクシーなのですが、深夜ですとバスが無くタクシー1択となります。
ましてや今回は近隣都市からチュニジア入りし、フライトが遅れたため深夜12時を過ぎていて、事前にホテルに送迎を頼む時間も無く、到着ロビー出口で待ち構えている白色のメーターが無いタクシー会社と面倒な交渉を覚悟せざるを得ませんでした。
Round 1:戦略立案
Round 2:いざ交渉
Round 3:結論
Round1:戦略立案~交渉戦略を考える
交渉戦略を立てる時の手順は自分の中でテンプレートがありますが、今回はやや簡素化した以下のとおりでした。想定していなかったフライト遅延等いくつかの要因もありまた時間もありませんでしたので…。
①状況把握 > ②情報収集 > ③ゴール設定 > ④交渉戦略立案
① 状況把握
自分の置かれた状況としては以下のとおりです。
・想定以上にフライトの到着が遅れたこと
・仕事と遅延の疲れにより体力と気力がやや奪われている
・出張途中の移動であり身軽である(カバンという手荷物のみ)
この状況の意味するところは、通常のタクシーではなくいわゆる白タクのような会社のサービスを利用しないといけないということでした。
チュニジアのタクシーは悪名が高く、メーターを動かしてくれるタクシーが少ないのです。またぼったくりタクシーが多発しているのも事実。チュニジアは何度も訪れていましたのでそのへんは理解しており、到着ロビーのタクシー乗り場ではなく、出発ゲートで空港に到着した乗客を降ろしたばかりの黄色のメーター付タクシーを選んで拾うようにしていました。実際これですとメーターをしっかり使ってくれるタクシーに当たる確率が高いのです。
しかし今回は近隣都市からチュニジア入りし、フライトが遅れたため深夜12時を過ぎています。上記の方法が使えないので、到着ロビー出口で待ち構えている白色のメーターが無いタクシー会社と面倒な交渉を覚悟せざるを得ませんでした。
つまり安全で相場通りの安価な移動手段という選択肢はあまりなく、ある程度ガラの悪い会社のぼったくりに近いサービスを利用しないといけないということです。
一方でポジティブな点としては、自身が身軽であるということに気づきました。大きなスーツケースを引っ張っているとなかなか身動きがとりづらいですが、今回は一度チュニジアに入国してから近隣国を日帰りで動いていた帰りでした。手荷物はカバンひとつであり、イザとなればひとりでダッシュすることもできるほど身軽ということです。当然ながら自身の安全を第一に考えないといけない状況においては、それだけで気分も軽いのです。
② 情報収集
というところで改めて情報収集です。
上記のようなチュニス空港のタクシーの拾い方は既に経験済みでしたし、通常の黄色いメーター付タクシーであれば相場も分かっていました。改めてタクシー相場についての情報収集をスマホで行ってみたところ、だいたい以下のようなところでした。
・市街地(ホテル)までは通常のメータータクシーであれば5~7ディナール程度
・メーターを使わないドライバーがふっかけてきてもまあ10ディナールといったところ
・深夜料金というものが明確には無いが、それでもそれを理由にふっかけてくるドライバーもいる
・白色のタクシーであれば最初から倍以上の値段を吹っかけてくる可能性も(20ディナール程度?)
※当時1ディナール=40円(10ディナールは400円程度でした)
自分のアタマの中にある程度入っている情報以上の目新しいものは短時間では得られませんでしたが、改めて相場観について理解しました。
また、安全面についても再度確認しました。既にこの街はある程度知っているとはいえ、深夜にタクシーを空港から拾うという状況は初めてだったからです。
③ ゴール設定
空港から10分程度のタクシーですので、よく昼間にドライバーがふっかける時に提示してくる10ディナールを払うことにしました。
これを上限にゴール設定します。つまりこの金額で行けるように交渉すると。
正直それでも400円程度です。収集した情報によるとどんなにぼったくられても日本円で1000円程度ということなので、例えば安全性を考慮して20~30ディナール(1000円程度)で手を打ったという例もあるようです。ただ私としてはそれは相場の4~5倍ということもあり、今後の他の旅行者のことも考慮して(笑)ひとまずゴール設定について上記のとおり決めました。
何度か「交渉術」でお伝えしていますが、このゴール設定が非常に重要です。これがないと交渉しているウチにどんどん軸がぶれて相手の言う通りとなってしまいます。正しい情報収集のうえでしっかりとしたゴールを設定しておく必要があるのです。
④ 戦略
ではこの10ディナールだけ払ってホテルまで行くというゴールを実現させる方法をどうしましょうか・・・ということですが、手元にちょうど10ディナール札があり、現地通貨ではこれが今持っている全てのお金でした。
もちろん空港で両替もできますし、ATMで現地通貨をもっと引き出すことも可能ですが、今回はあえてこれだけを所持していくことにしました。
つまり「これだけしか手持ちがないからこの金額でお願い」と伝える交渉にするのです。
もちろんホテルにもATMはありますし、イザとなったらなんとかなりますが、自分としてもこれ以上現地通貨は必要ないので使い切りできればいいかなと思いました。
ということで準備は完了。上記一連の流れを、空港到着~入国審査等の間にスマホと自分のアタマの中でササっと行うわけです。
戦略策定といっても移動中に素早くできるようになっておくと様々なトラブル回避することができるのです。ここで一番大切なことは、やはりしっかりとした「ゴール」のイメージづくりということになります。
ということでタクシー乗り場に向かい、交渉のスタートです。
その結果はどうだったのでしょうか?
ここまでしっかり戦略を立てていましたが・・・やはり予想外のことは起こります!
ホントに海外ではおどろくことがおこりますね~
(明日に続く)
ビジネスパーソンならホテルのスィートルームを使いこなせ!
宿泊先のホテルから無料アップグレードをいただきました!
しかも最上級の部屋「スイートルーム」へのアップグレードです。
(通称スイートアップ!)
通常の宿泊料金では時期によっては1泊100万円以上します。
そんな特別な部屋に「無料アップグレード」される方法があります。
(今までも度々レポートしておりました~)
ちょっとだけお見せします~高級ホテルのスィートルーム!
今回モロッコの某世界的なブランドのホテルに宿泊しました。初めて宿泊するホテルですが既にVIP扱いいただきました。
特別なフロアの専用カウンターで座ってゆったりとチェックイン、専用のバトラーがついて部屋にまで案内してくれます。部屋に入れば、だいがいウェルカムドリンクのワインやシャンパン、そしてフルーツが置いてあったり。部屋にはマッサージチェアまで用意されていました。
以下はその他過去3か月で「無料アップグレードされた」スイートルームの一部です。部屋の様子をちょっとだけお見せします。
この間、世界の様々なホテルに宿泊しましたが…度々スイートルームへの無料アップグレードを頂いてます。まず宿泊料金の一番安いグレードの部屋を予約するのですが、当日チェックインの際に「スィートルーム空いてますのでお使いください」となるわけです…。
(中国・上海のウェスティンホテル~中国風の壁画デザインが迫力です)
(フランス・パリ ハイアット~ジュニアスイートでしたがエッフェル塔ヴュー)
(ポーランド・ワルシャワ ウェスティン~150㎡近い広い部屋が印象的でした)
(スペイン・バルセロナ ルネッサンスホテル~バルコニーが2つもありました)
(タイ・ホアヒン マリオットホテル~プールサイドバルコニーでリラックス)
(ポルトガル・リスボン ヒルトンホテル~丘を見下す景色がキレイでした)
高級ホテルでVIP扱いされる近道
各ホテルそれぞれが誇る最上級の部屋です。室内のデザインが素晴らしく、またVIP扱いのサービスも有難く、本当にリラックスした上質の時間を過ごさせて頂きました。
一番グレードが低くお安い部屋を最低金額で予約しておくと、当日こんな豪華な部屋にアップグレードされるのです。
なぜそんなことが可能なのでしょうか?
それは世界的大手ホテルグループの「上級会員」になっているからです。つまり、そのホテルグループにとってのVIP顧客になっておくことです。大手ホテルグループであれば世界中に1,000を超えるホテルを所有・運営していますので、例えそのホテル自体は初めてであっても、グループ全体のお客様として、世界中どこに行ってもVIP扱いを受けることができるのです。
ヒルトングループですと「ダイヤモンド会員」、マリオットグループですと「プラチナ会員」と呼ばれ、通常1年間に同じグループのホテルに50泊も60泊もしている人が獲得できる資格です。世界中を快適に旅するにはこの会員資格を得ておくことをお奨めします。旅の質が大きく向上するばかりでなく、コストパフォーマンスが全く違うものになったり(100万円を超える部屋に通常価格で宿泊できるのですから…)そして、今日のポイントですが海外での安全対策・リスク管理にもつながります。
ただそのホテルの上級会員資格ですが、高級ホテルに年間何十泊も宿泊すると…多分何百万円もかかりそうなものです。ちょっとそこまでは…というようなアナタでももっともっと簡単で格安でホテルグループのVIP会員になれる方法があります!
是非今後ご紹介していきたいと思います(待てないという方はご連絡ください)
実は私自身はそこまで部屋にこだわりがなく、特に贅沢をよしともしていません。
ゴージャスな部屋に泊まっていい想いがしたいわけではなく、「自身の成長の場」として使っています。
アナタも是非スイートルームを「活用」してみられることをお奨めします!
スイートルーム活用法1:とっておきの仕事場・書斎として使う
まず、スィートルームに滞在しているからといって、大いににシャンパンを飲んで騒いだりという …贅沢な空間の使い方をしないといけないわけではありませんね(笑)
そのまま書斎として仕事の作業をする場所としてつかってもいいわけです。
普段とは違う雰囲気の中では仕事のはかどり方も変わってきます。本当に不思議なことに、スィートルームという少々特別な空間の中では同じ仕事をしてもそのアウトプットに変化が出てきます。よく著名な作家が作品を仕上げる際にわざわざホテルのスィートルームに籠る…なんて話を聞きますが、自分で体験してみて初めてその価値が理解できました。
また、クライアントや取引先を呼んだり、部下とのチームミーティングに使ってはどうでしょうか?そうです、自分だけが仕事する空間として使うのももちろんいいのですが、どうせ仕事をするのであれば仕事関係者を呼んでよりクリエイティブに充実した時間に使うこともできますね。
普段と全く異なった環境で仕事の新しいアイデアが出ればスィートルームの部屋代も充分がモトが取れます。
(とはいっても使ったお金はスタンダードルーム価格ですが・・・)
スイートルーム活用法1:家族をゆっくりもてなす空間
やはり一人で使うのではなくご家族で過ごす時間に使いたいですよね。
是非奥様やご主人、ご両親を呼んであげてください。
普段とは違う非日常な空間でルームサービスでもとってもてなしてあげましょう。
ただ、ちょっとしっかりした倹約家の奥様であれば「こんな贅沢に散財して…」と反対に落ち着かない人もいらっしゃるかもしれませんね。実家からお呼びしたご両親も同じような反応かもしれません。(私の部下にも以前奥様へスイートルームでのおもてなしを奨めたことがありましたが、最初奥様の反応はそんなものだったそうです)
でも、あくまで通常のスタンダードルーム料金で予約して「無料アップグレード」をもらったと説明して納得してもらったそうです。つまり「普段頑張って仕事した結果、ホテルが無料でプレゼントしてくれただけ。大金を費やしたわけではない」と言えば、「それなら…」ということになったようです(笑)
ご両親も同じような反応かもしれませんし、VIP扱いを受ける姿を見せれば子供さんからも親として見直されるかもしれませんね。
私の周りのホテル好きの仲間たちも自分だけではなく、身近な大切な人のための「特別な空間」を「通常料金で」活用している人が多いです。家族円満、親孝行のために力を発揮してくれることでしょう。
スイートルーム活用法3:自分としっかり向き合う時間
そして最後の「活用法」は、一転して「ひとりで過ごすこと」です。
仕事を忘れ、人間関係を忘れ・・・自分としっかり向き合う時間を取るのです。
何度かこのブログでも触れていますが、外資系のエグゼクティブをはじめ、成功されている諸先輩方はこの「ひとり時間」の確保に真剣です。
責任ある立場で忙しい人ほどひとりで自分と向き合う時間を大切にしています。
アナタはいかがですか?
寝ている時間以外のほとんどの時間を仕事や家族との時間費やしてませんか?
ひとり電車で移動している時ですら、スマホの画面からのSNSの情報等に時間を奪われ、実はひとりになっていないということはないでしょうか?
アナタ自身が人生において本当にやるべきこと…多忙な日々の中で忘れていませんか?
ひとりで自分と向き合う時間を無理やりにでも創り出す。
そんな時間の確保のためにスィートルームはお薦めです。
不思議とこの特別な時間では普段考えつかないアイデアが沸いてきます。
是非アナタにもスィートルームで自分自身の新たな姿に気づくこの体験を実感してもらいたいと思います。
もっと大事なホテル活用法
そして…海外の高級ホテルのスイートルームを活用することの大事なポイントは実は他にもあるのです!
今回北アフリカのアラブ地域でトラブルに遭ったことで、改めてその重要性に気づきました。慣れない旅先での最大のピンチを救ってくれたエピソードを明日ご紹介します。
(明日に続く)
ビジネスパーソンなら無視できない「F1鈴鹿グランプリ」の革新!
今週末三重県鈴鹿サーキットではF1日本グランプリが開催されます。
モータースポーツ最高峰のF1グランプリをフォローしている人はそんなに多くは無いですよね。今やちょっとマニアックな印象すらありませんか?アナタの周囲にファンは少ないかもしれません。
「過去に鈴鹿に行ったのは一度だけで遥か昔のこと」
「シューマッハの頃まではフォローしてたけど・・・」
「セナと中嶋の時代で止まってるよ」
というような声も周囲で実際に聞こえてきました(笑)
ところがです!これは世界的なトレンドではないのです。
世界的にはむしろ盛り上がりをみせつつあるのがこのF1!
例えば年間のグランプリの数は年々増え続け、セナの時代には年間15戦程度でしたが、今や20戦を超えています。世界中から観客を呼べるビッグイベントとして開催国に手を挙げる国が次々に出ているのです。
サーキットの建設やイベントの開催という巨額の費用を投資して充分なリターンが得られると考えられています。
先日10周年を迎えた「シンガポール・グランプリ」が最近の新しい開催地の良い例です。
実はこの波はこの日本にも広がりつつあり、グランプリ本線の日曜日を控えた木曜日時点では、正式発表前ながら過去数年を上回る動員数だと言われています。台風が近づいており決して天候に恵まれてない中での記録です。この数年過去最低動員数をこのところ更新していたなか、その傾向に遂に歯止めがかかるのではないかと言われています。
この動きは世界のトレンドと、F1の運営団体の革新をみていると充分納得できるところがあります。
革新が原動力となってきたこの世界で、伝統を守りつづけてきた鈴鹿の「革新」をこの週末確認してきたいと思います。
世界的なスポーツの中である意味ドメスティックで日本らしさを強く残してきた鈴鹿。
それにより定量的な成功が遠のいてきた一方で、定性的な評価は根強かった面もありました。それらは日本や日本人が「言い訳」としてつかいがちな点なのではないでしょうか。
グローバル社会の中で日本人がどうあるべきかを得られる重要なヒントになるはずだと思っています。今週末のF1日本グランプリを通じて是非そのヒントをお届けしたいと思います。
F1シンガポールグランプリにみる「外資系2.0な戦略」
F1といえば言うまでも無く、自動車レースの世界最高峰であり最高速度時速300キロ近い速さでの戦いが繰り広げる世界的スポーツですよね。実は私モータースポーツに少し関係する仕事もしていて、F1は縁があるのです。
(写真F-1 Gate より)
その関係もあるのですが、いずれにせよ年中行事として毎年シンガポールF1グランプリに参加しています。
F1シンガポールグランプリは、モータースポーツに興味が無い人でも楽しめるイベントであり、グローバルに活躍するビジネスパーソンにとってもヒントがたくさん得られる素晴らしい機会でもあります。日本人ビジネスパーソンのアナタにも是非お薦めしたいイベントです。今回は2018年のグランプリの様子をご紹介します!
F1シンガポールグランプリとは?
(写真:Formula-1 Dataより)
- 自動車レースの最高峰と言われる世界的な人気スポーツで、ヨーロッパではサッカーに次ぐ人気とも言われます。
- 2018年は、ご存知日本の鈴鹿サーキットを含む世界中の全21戦のグランプリによって年間チャンピオンが決定されます。
- シンガポールグランプリは全21戦のうち15戦目でありチャンピオン決定までの方向性を決める重要なレースの位置づけです。
- シンガポールは2008年からスタートし10周年を迎えました。
ここがすごい!F1シンガポールグランプリの魅力
・特徴はF1歴史上初のナイターレースということ!
・もうひとつの特徴は、自動車レースのみに限らず音楽フェスでもあるということ!
・さらにシンガポール中心部の一般公道をレースの期間だけ封鎖し、サーキットを作り上げる「市街地コース」であり、シンガポールという国を挙げての年間ビッグイベントなのです。
つまりF1グランプリという既存のフォーマットに乘りながら、その枠にとらわれない全く新しい発想の世界的お祭りなのです!
少し詳しく紹介しましょう。
ナイトレースというF1の新しい魅力の創造
F1のレースマシンは、ニューヨークの現代美術館に展示されているほど「走る芸術作品」と言われる造形美があります。最高の速さを追求した結果のクルマのフォルムであるということです。世界中のスポーツファンを魅了する理由はこの美しい芸術品同士が最高速を競うことになります。
この芸術品たちを夜の街でライトアップされた状態で鑑賞することができるなんて…半世紀以上のF1の歴史の中で初の試みだったのです。
私も10年前シンガポールグランプリが「夜のレース」と聞いたときは興奮しました。
元々は「暑さ対策」とも言われていました。常夏の国シンガポールは日中は年中30度を超える気温となりレースマシンや選手のコンディションへの影響が大きいとされていたようです。そこで、気温がある程度下がる夜間のレースとなったということなのですが、マイナスをプラスに転換させるこの発想は、後述しますがシンガポールの国家戦略自体にも見られるのです。
誰もが楽しめる音楽フェス!
10年前シンガポールグランプリの企画段階当時、東南アジアにおけるF1人気はそこまででもなかったような気がします。当時シンガポールでよく聞いた意見は、やや冷ややかなものが多かった気がします。
そこで、モータースポーツファンだけでなく、多くの人が楽しめる「音楽フェス」となったわけです。そのメンツも豪華で…過去10年間で出演したアーチストは
マライヤ・キャリー、ジェニファー・ロペス、ジャスティン・ビーバー、ケイティ・ペリー、リアーナ、Linkin Park、Bon Jovi、Maroon5, BIGBANGなどなど…
世界的なビッグアーチストばかり!
そして今年は…
(この立ち姿…わかる人はすぐわかりますよね)
元OASISのリアム・ギャラガー!他にも Dua Lipa や The Killers そして日本からの初登場 SEKAI NO OWARI も出演して大いに盛り上がっていましたよ!
今回セカオワのライブにはシンガポール行きのフライトでお世話になった某航空会社のCAさんもノリノリで楽しまれてましたが…F1は全く詳しくなくセカオワだけ観に来たのだそうで…。
やはりそうなんですよね~F1ファンじゃなくても足を運びたくなる楽しいフェスティバルなのです!
国を挙げての国家的プロジェクト
前述のとおりF1シンガポールグランプリは、市街地の一部をグランプリの期間だけ封鎖し特別サーキットを作り、そこで行われます。オフィス街や一般の国民たちの生活空間の一部を巨大イベントのために封鎖し提供するのです。国民の理解が無ければ到底実現しません。
国を挙げてのイベントに踏み切った一番の背景は「経済効果」と言われています。世界的イベントのため、あらゆる国からF1ファンがシンガポールにやってきます。グランプリの期間、ホテルの部屋代は高騰し、交通渋滞を引き起こします。それでも国が重要イベントと位置付けているのは、15万人を吸収し100億円以上の経済効果をもたらすから…ということになります。
2018年のメインスポンサー「シンガポール航空」をはじめシンガポールの大手企業がしっかりサポートするのもうなづけます。
(シンガポールの大手企業もこぞってスポンサーに)
シンガポールグランプリの成功から学ぶべき点
以上ご紹介してきましたようにF1シンガポールグランプリは今や最も成功しているアジア初の巨大イベントとなっており、その背景にはこんな背景があるとみています。
日本人ビジネスパーソンであるアナタにも是非参加していただきたいイベントです。モータースポーツファンであってもなくてもです。
そしてそんな日本人ビジネスパーソンの我々が学ぶ点も沢山あるのです。
是非アナタ自身で体験し、学びや気づきを得て頂きたいのですが、私自身が10年間シンガポールグランプリに通って得た気づきの一部を以下にシェアします。
1.弱みではなく強みにフォーカス
先にも触れましたがシンガポールでF1グランプリが成功する余地は大きくありませんでした。それどころか開催に適した環境ですら無いと言われていたのです。
当時言われていたのが…モータースポーツの歴史や文化が無い、レースを開催した実績が無い、気候が適していない、巨大サーキット建設のための土地が無い
アナタの会社の会議のようですね…できない理由が沢山並びます(笑)
一見実現は非現実的だと言われながらも「自分たちにあるもの」を戦略的に打ち出したのです。国家として経済的に成功した実績、英語が公用語でありグローバルにオープンであること、「土地が無い」のではなくコンパクトな国土を反対に生かした市街地サーキットや、夜の気候をむしろ活かしたナイターレースの発想!
マイナスを全てプラスに帰る発想の転換で見事に実現させました!
2.既存の枠に囚われないアイデアで勝負
F1ファンという一部の限られた人たちに向けたイベントに留めず、もっともっと多くの人が世界中から集まるイベントを作り上げたこと自体も素晴らしいと思います。
F1自体もちろん世界的なビッグ・コンテンツです。世界中同じルールで20戦するレースですからもちろんフォーマットは厳しいです。標準の型がしっかり決められていますが、多くの人を引き付けるコンテンツでもあるのです。
それでもその既存コンテンツの魅力にだけ頼らず、もっともっとアイデアを広げたのです。
実は東南アジアでは隣のマレーシアのほうがF1の歴史は早かったのですが、10年の契約が終了した後その契約期間が更新されることはありませんでした。潤沢な土地に巨大サーキットを建設し、鳴り物入りで呼び寄せたコンテンツのその魅力のみに頼ってしまった感は正直ありました…。
3.10年かけてセルフ・ブランディング
10年間の開催により、今やシンガポールグランプリはF1の名物レースになりました。
同じアジアの名物レースと言えばもちろん日本の鈴鹿サーキットのF1日本グランプリです。30年の歴史があり、世界中のモータースポーツファンが憧れる存在感があると言われています。鈴鹿は素晴らしいのですが、観客動員数等イベントの商業性としては10年の歴史しかないシンガポールに追い抜かれているとも言えます。
定量評価だけでなく、F1ドライバーやチーム関係者も称賛する存在になっていますし、音楽フェスとしても世界中のビッグアーチスト達が「ステージに立ちたい」と憧れる舞台にまでなっていると言います。実際に2018年出演した日本の SEKAI NO OWARI も「ここで演奏できて光栄」とコメントしていました。
開催当時は何のイメージもなかったのに、10年間でここまで見事にブランドイメージを確立したのです。しかもそれに向けて当時から戦略を練っていました。
ビジネスでもよく「10年後のイメージがどこまで明確かで、戦略や日々の行動さえ変わる」と言われますが、シンガポールグランプリはそれを体現しているのです。
最後に…さすがシンガポールだなと思うのですが、イベントの運営自体が「グローバル・スタンダード」です。全て英語で運営され、地元シンガポールや世界中の人たちが何の不住も無くレースとフェスを楽しめる仕組みになっています。10年前の第1回目のグランプリの時は少々ぎこちなかった現場スタッフの運営も、もはやスムーズです。
日本の鈴鹿は「サーキットやレースは素晴らしいが外国人客には少々不親切」とは、過去に鈴鹿日本グランプリを体験した外国人の友人の声です。
さあ、今週末はいよいよ鈴鹿サーキットのF1グランプリですね!私も1年ぶりの現場におりますが、日本の歴史と伝統をよりグローバルに展開できる場所としての鈴鹿の進化を見て来たいと思います。楽しみ!
【週末だけでヨーロッパ6カ国巡る旅】最終日~まとめ!旅から得た重要な外資系2.0なモノ
いよいよパリに戻って仕事です。土曜日の朝ロンドンを出発し、一旦パリ入りしてそこからこの週末で更に4か国を旅してきました。あえて自分にテーマと条件を課し、トライしてみた「週末ヨーロッパ6か国旅」・・・無事に完結できたのでしょうか?私はこの旅から何を得たのでしょうか?
- 欧州出張中の週末、ロンドンからパリに移動する間に、週末の土日だけで欧州6カ国を巡った旅の記録
- 外資系エグゼクティブ達は、見聞を広め・現実から離れ自身と向き合う時間を求め・マネジメント能力を養うため率先して「週末旅」に出ている
- これにならい、過密スケジュールながら「週末旅」をひとつのプロジェクトとみなし実行
- 年間30ヵ国は旅するビジネストラベラーの【外資系2.0 旅行術」の旅行記お楽しみください
ポーランドから朝イチのフライトでパリに戻る
結局このフライトも若干遅れて、ホント見事に全ての予約していた交通機関で遅延が発生するという旅でした(電車1本、バス1本、フライト3本)しかしそれでも旅の旅程に大きな影響は無く、というよりある程度想定しておいて良かったと思いました。
今回のように土日で6か国という無茶な旅では、旅程の組み方に無理が出がちです。それでもギリギリの日程を組んでいたのでは、ひとつのリスクが顕在化したら、それ以降全ての予定に影響が出てしまい終わりです。
仕事の予定の組み方も同じです。似たようなやり方になっている人周囲に居ませんか?アナタ自身はどうでしょうか?
昨夜来たばかりの、ポーランド・ワルシャワ「フレデリック・ショパン空港」は人もまだまばらでした。
この空港のLOT(ポーランド空港)のエグゼクティブラウンジはなかなか居心地が良かったです。そんなに広くは無いのですが、コンパクトながら、個人ソファの座り心地もよいデザインで、広くないスペースでも狭苦しさを感じさせない設計になっているようでした。料理も地元料理っぽいものが早朝からしっかり並んでいて良かったです。世界中の空港ラウンジを巡っているマニアックな私を満足させるセンスはなかなかではないでしょうか(笑)
パリに無事到着
遅延はそこまで大きくなく、無事にパリのシャルルドゴール空港に戻りました。あとは真っすぐ宿泊先のホテルに向かい、身支度を整えて仕事に向かいます。
不思議と週末6か国も巡った疲れはなく、心身ともにリフレッシュしたスッキリした気持ちで仕事にのぞむことができました。
今回の旅を振り返り~旅から得たもの
さて今回の旅を振り返り自身で何が出来たのか何を得たのか検証してみたいと思います。
① 旅の条件~自分への課題
今回の「週末旅」には以下の5つのルールを先に決めてから、旅の予定を組みました。
- 5か国以上巡ること
- 陸路を必ず一度は使う(全て飛行機での移動にしない)
- フライトの場合は過去未搭乗のLCCを一度は使う
- その都市のベタな観光名所で写真を撮る
- 訪れた全ての国で食事をとる(できればその国の名物)
これらを先ず自分に課してみました。それぞれに理由はあるのですが、やはり普段通り安きに流れないように旅に刺激を与える意味合いが大きかったかなと思います。
私の師匠のひとりは遺伝子の専門家なのですが、「普段の生活から離れ新たな環境に身を置きそこでの課題を乗り越えることで生物は進化してきた」これは遺伝子上そうなっている…らしいのです。非日常の中で新たな自分を発見することは旅の目的のひとつとしてお薦めしていますが、結局それもいつもと同じようなパターンで旅をしていれば非日常にならないのです。
私はヨーロッパは頻繁に出向きますので、今回いつもと旅のパターンを変えてみたのです。それがこんなに刺激的な週末旅になるとは思いませんでした。
② プロジェクトマネジメント&リスクマネジメント
上記のとおりの前提条件で、全ての旅程をこなし、無事に帰ってきたことで一番の目的は達成されたかなと思います。
また、今回全ての交通機関で遅延が発生するというトラブルもありましたが、もともとそれらのリスクを織り込んだ予定にしていたのも事実で、その意味ではリスクマネジメントも今回はうまくいったのかなと・・・。
それ以外のトラブルも全て調整可能でしたし、乗り越えて帰ってこられた。現場でうまく対応できたということかと思います。
旅をしていると本当に沢山のトラブルに見舞われます。時々本当に困ったことにもなりますが、それらに臨機応変に対応し乗り越えることができる能力は、現場でのみ鍛えられるでしょう。そういう意味では今回はそこまで深刻なトラブルでなかったことが有難いと思いますし、対応できる範囲のトラブルはスムーズに対応できたのかなと思います。
③ リフレッシュ
普段から週末海外旅行を推奨している私ですが、週末にホントに大きな体験を通じて様々なことをインプットすることは、先ずアタマの中をリフレッシュさせてくれます。
今回の旅も実は前の週のロンドンで発生した仕事の問題を、今週のパリで解決しないといけないという課題を抱えたままの週末旅行でした。もしかしたらこういう場合、深刻に考えすぎる人だと、ずっとパリに滞在していると、悩んでしまってついホテルの部屋にこもりがちになってしまうのかもしれませんね。私の知人にもいますこういうタイプ。
このような場合しっかり向き合って問題解決になればいいのですが、往々にして解決に向けて正しい思考で考える前に悩んでしまうという人が多いようです。そんな人こそ、一旦課題をアタマから外して気分転換の時間を持つことが大事だったりします。今回のような旅ですと、常に旅の旅程を確認しないといえませんので、なかなかじっくり考える時間が取れないのですが、それがむしろいいのです。
一旦問題から離れてアタマの中をクリアにすること、むしろ問題解決の糸口が見つかる場合があります。旅先では感覚が澄まされ思いもよらないアイデアがひらめくことがあります。是非皆さんにもこんな体験をしてみてもらいたいです。
週末旅の奨め
ということで、週末だけでヨーロッパ6カ国を巡る旅のレポート如何でしたでしょうか?
自分自身毎月海外に出て常に移動を続けているライフスタイルながら、当ブログにて旅行記をレポートする機会がいままであまりありませんでしたが、今回はこのような形でシリーズものとしてお届けしました。お楽しみいただけたのであれば幸いです。
そして今回はそもそもヨーロッパに居るという状態で、週末旅を組みましたが、是非次回は日本から出発で楽しむ週末旅についてお届けしたいですね。
週末旅のポイント
- 工夫次第で週末を有意義に過ごせる海外旅行ができる
- ビジネスパーソンであればビジネススキルを磨く度にできる
- 週明けを気分新たにスタートできるリフレッシュ
【外資系2.0 チャンネル~タイからお届け】