外資系2.0という生き方

世界に貢献できる日本人ビジネスパーソンのつくりかた

日本人が知らない「インド・バンガロール」2:世界が注目する理由

今日本人が注目すべき都市「バンガロール」とは!?

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(画像:平井堅

 

アジアのシリコンバレーとして、本家シリコンバレーが、そして

世界が熱い視線を注ぐインドの都市バンガロール

世界の反応に反して日本では注目度がイマイチ・・・

しかしそこに本当のチャンスがあった!

 

行って来ました。

この目で見てきたこと、外国人の友人から聞いたことを含めてレポートします。

 

第1章. 21世紀型の爆発的発展

第2章. 世界が注目する理由

第3章. 日本で知られていない理由

第4章. 日本人として何をすべきか?

 

今日は「第2章:世界がバンガロールに注目する理由」をお届けします。

(第1章. 21世紀型の爆発的発展)

bermuda2006.hatenadiary.jp

 

昨日は、バンガロールの自発的発展について、

そのユニークなアンバランスさについてお話しました。

 

空港がピカピカに整備され、ITパークでは、オフィスビル

世界的ブランドショップ等のショッピングモールが併設され

世界中の料理が味わえるレストランが立ち並びます・・・。

 

少し郊外に出れば、舗装すらされていない土ボコリの道路に

人と同じように牛が闊歩しているのどかな風景が広がります。

 

優秀なビジネスパーソンがオフィス街を歩く一方で、

英語の分からないUBERドライバーの身勝手な行動により

途中で勝手に車降ろされるなどのトラブルにも遭遇・・・。

この二面性がバンガロールの特徴であり魅力なのです。

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< 欧米人にとっての意外な印象! >

 

前回インドは文化が強く、日本人にとっては「好き/嫌い」が

はっきりと別れやすいというお話をしました。

そのアクの強い文化にひかれハマる人がたくさんいる一方で、

どうも苦手で抵抗感があり、お腹を壊すからという理由で

出張すら避けるような人もいるくらいです。

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(画像:アルナーチャラムより)

 

同じアジアの日本人にとっても、こんなにクセのある国だから

きっと欧米系の人たちにとってもさぞかし難しくてハードルが

高い国なんだろうな~ と思いますか・・・?

 

インドの印象について数人の欧米人の友人に聞いてみたところ

(英国人・オーストラリア人・米国人)

意外な答えが・・・

 

彼らにとってインドは比較的居心地がいい国なのだそうです…!

 

え!あの独特の文化や、スパイス料理に、ほこりっぽい空気も!?

 

『だって英語通じるし・・・』

 

まあ確かに英国人にとってはかつての支配していた国ですしね。

言葉が通じない日本に比べても居心地がいいのかもしれません。

(彼らにとっては日本も「文化が強い」のかもですね)

 

日本人としての感じ方は違うかもしれませんが、

彼らにとっては少なくともバンガロールは生活に必要なインフラが

全て整っておりモダンな近代都市なのです。

仕事し易いと感じる人も意外と多いようなのです。

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バンガロールシリコンバレーの一部 >

 

日本人が知らない間に発展してきているバンガロール

世界的大手企業が注目し続けているもうひとつの理由は

彼らのオペレーションがすでにグローバルだからです。

 

本家シリコンバレー と

アジアのシリコンバレーバンガロール は

実際つながっている。

 

例えば、シリコンバレーのIT企業の中には開発スピードの

確保のためバンガロールにオフショア開発を置き、

米国本社と同時にバンガロールでも開発作業を進めている

ところがあります。

時差もあって24時間作業が継続されるという体制なのです。

 

この場合も共同作業を行うにあたり、インド人は英語がわかり

優秀なエンジニアが多いので、話が早いそうです。

正にシリコンバレーバンガロールは同時進行なのです。

シリコンバレーで起こっていることは常にバンガロールでも

共有されるということです。

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(画像:フォーブスジャパンより)

 

シリコンバレーバンガロールの同時進行で開発された

新しい技術が、その後日本に伝えられるのです。

特定の分野においてはある意味日本より進んでいると言われる

理由はここにあります。我々日本人がシリコンバレーを見るのと

同様にバンガロールをフォローすべき理由はここにあります。

 

< 優秀な人材を集める強力ブランド >

 

インドという国は人口ボリュームを抱えていることもあり

元々優秀な人材が多い地域とされてきました。

AdobeGoogleMicrosoft 等の世界的大手企業のCEOは

今や全員インド出身。一時期ソフトバンクもそうでした。

 

ただでさえインドの大学は多くが専攻は医学か工学とも

言われており、エンジニアの数は元々多いのですが、

特に南インドは数学者を多数輩出しており、

優秀な学生が多いという評価のようです。

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(かつてのインド人F1ドライバーの2人:Top Newより)

 

それに加えて世界中の企業がこの街に集まってきており

そのブランド力で更に多くの人を引きつけるのです。

 

また大企業の進出に加え、スタートアップ企業が多い

というのもバンガロールシリコンバレーに似ている

とされるポイントのひとつです。

 

日本人には知られていないが「ブランド化」している。

IT関係の見本市、スタートアップ企業のイベント

本家シリコンバレーと人的交流も加速しているのです!

 

ではなぜ日本人にはそこまで知られていないのでしょうか?

あまりメディアで取り上げられることも少ない気がします。

実はそこには驚くべき理由があったのです!

明日詳しくお話します。

 

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