外資系2.0という生き方

世界に貢献できる日本人ビジネスパーソンのつくりかた

ベルギー代表から学ぶナンバー1のチームづくり

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(写真:GOALより)

世界の壁は高かった・・・ベルギーは強かった

日本代表チームがあれだけ健闘したのに・・・。

いい試合でした。両チーム素晴らしかった。

 

ベルギーチームが5年間で世界の弱小国から

ナンバー1に昇りつめた戦略的背景のひとつに

ダイバーシティ

があるとお伝えしました。

 

フランス語圏とオランダ語圏でバラバラだった戦略を

統一し両地域の多様性をむしろ活かしたこと、

アフリカのコンゴを中心とする旧植民地からの移民を

積極的に登用したことなどにみられるこの「多様性

これがチームに良い影響をもたらしたのです。

 

なぜ「多様性」が躍進をもたらしたのでしょうか?

これは大手グローバル企業と全く同じ戦略です。

これらの企業では、性別・国籍・年代を超えた人材を

採用し積極的に組織の「多様化」をはかっています。

これはなぜなのでしょうか?

 

1.組織の考え方が多様化する

同じような考え方の人の集まりでは思考が偏ります。

幅広い考え方を組織が得るための多様化です。

 

2.イノベーションを起こすため

日本では「革新」という意味に捉えられがちですが

正確には「既存のものの新たな結合」を意味します。

多様化しているほうが発生しやすいと考えられます。

 

3.世界はもともと多様化している

クライアントやマーケットの環境に組織が合わせる

必要があるという考え方です

 

4戦略や目的に集中

様々な文化的背景を持った人が集まる組織では

コミュニケーションのニュアンスよりも目的に注意が

集まりがちになります。

 

よく言われるのがこんなところでしょうか。

またダイバーシティの導入・推進も簡単ではなく、

それを組織として活かす難しさも議論されます。

 

私としては4.に実感があります。

海外にいる外国人の部下とプロジェクトを行う際に

外国人同士であるが故のコミュニケーションの

難しさや、民族間の感情的な部分を乗り越えるため

チーム内が目標に集中するのです。

 

身近なところで中国や韓国の近隣国の例を挙げます。

中国と政治的な緊張感が高まり半日運動が発生した

時がありました。また日韓戦の翌日韓国のチームとの

ミーティングがやや微妙な雰囲気になります(笑)

そんな環境でもチーム内のディスカッションが変な

感情に引っ張られることはありませんでした。

お互い仕事でありビジネスのゴールに向かうという

共通の目的があるからです。

 

むしろ日本人同士で普段からよく話している関係だと

場合によっては感情的なものが優先される場合が

あるかもしれません・・・。

 

そういえば日本代表チームの過去の躍進を見ても

当時のラモス選手をはじめ呂比須選手、三都主選手

田中マルクス闘莉王選手等の活躍が思い出されます。

 

このダイバーシティの流れは世界的なトレンドです。

アナタ自身のこれからの職場環境は、周囲が全員

日本人というわけではなくなってくることに備えておく

べきではないでしょうか?

(明日に続く)

 

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