2019年は北欧の年!? 必ず訪れたい北欧4都市!
知人から「北欧4カ国を訪れるんだけどお薦めはない~?」と相談を受けました。
この知人というのが…機会あればご紹介したいのですが、かなりのツワモノビジネスパーソン! 彼は複数社を国内外で経営しながら、年間のうち世界各地を拠点として家族で移動しながら生活している成功者。まさに「外資系2.0」のその先を行っている感のある彼に、何をどうお薦めしたらいいのかを考えて以下をまとめました。
というのが…今改めて「北欧」が注目を集めているからです。
グローバルに活躍するビジネスパーソンであれば今訪れておきたいのは北欧なのです。
なぜ今「北欧」なのか
デザインや社会保障の考え方、それらの基となるライフスタイルの発想等が日本でもこの数年話題になっていますが、日本だけでなくグローバルのビジネストレンドとしてもなのです。この数十年間ヨーロッパや米国式の経営がグローバルスタンダードとして定着する以前に北欧経営が注目されたことがあったのですが、今再び欧米型とは異なったアプローチの「北欧スタイル」が経営的にも着目されています。
北欧経営の特徴としては、例えば収益追求だけでは不十分で人間らしいライフスタイルの確立があってはじめて仕事が成り立つという考え方が基本となっています。
この仕事とライフスタイルについての考え方は我々日本人の典型的な考え方とは対照的なところがあり、大いに参考にできる点が多いです。
私自身先日とある北欧の世界的スポーツ選手と仕事でご一緒させていただく機会がありましたが、世界のトップを取った人の考え方は全く利己的ではく、そこにも北欧らしさを感じました。
北欧のマインドについては興味深いので是非また改めてお伝えしたいと思います。
今回はカタい話はひとまず抜きにして…初めて北欧を訪れるビジネスパーソンのため外資系2.0流クイックガイドをお届けします。
外資系2.0 北欧クイックガイド!
旅の前提条件
- 北欧4カ国を巡る
- 旅行期間は1週間程度想定
- 主にそれぞれの首都を中心に移動
そして、季節問わずとりあえずここは抑えておけ的なスポットのご紹介です
本当はフィヨルド等の大自然体験も北欧の魅力ですし、季節によって変わるそれらの自然の表情の変化も見どころです。地方都市にも魅力的な場所はたくさんありできれば時間をかけてゆっくり巡りたいところですが、今回はあえて上記条件で、出張等の短い滞在になりがちなビジネスパーソン向けのダイジェスト旅のご提案です。
北欧を訪れるなら是非トライ
- クルーズ体験
- エストニア訪問
- 北欧らしいデザインホテルに宿泊
- サウナで健康のヒントを得る
- 北欧デザインを求める
なんとなく某旅雑誌の特集みたいですが(笑)しっかりビジネスパーソンとしてのヒントを得られるテーマになっていますので是非トライしてみてください。
1. クルーズでの北欧ホスピタリティを体験
北欧クルーズやバルト海クルーズと言えば世界的に人気がありますが、本格的なフィヨルド体験クルーズでなくても、主要都市間の移動でも体験することが出来ます。フライトや電車の旅もいいのですが、一路線くらいは是非クルーズでの移動を体験されてみては如何でしょうか?
今回の対象都市間では、ストックホルム~ヘルシンキ間のフェリークルーズがお薦めです。1泊だけの気軽なクルーズ体験ができるのですが、フィンランドの人気キャラクター「ムーミン」コンセプトの客室があったりと北欧デザインに溢れた船内や、最近世界的に注目度が上がってきている北欧ホスピタリティを体験することができます。
2. エストニアを訪問し次の北欧を視察
エストニアと言えば、バルト三国の一角ですが、フィンランドの対岸にあり、最近は北欧の一部としての捉えられ方がされてきています。
実際ヘルシンキから数時間のフェリーで首都のタリンに気軽に日帰りで訪れることができます。北欧は税金が高く、それもあって物価高の印象が強いと思いますが、エストニアに免税品を買い付けるため大型のカートやスースケースで日帰り買物ツアーに出かける地元の人もたくさんいます。それらの人たちのライフスタイルを垣間見ながら、日帰りクルーズを体験してみてはどうでしょう?
そしてエストニア自体現在デジタル国家構想で世界的に注目が集まっています。Skypeを生んだ土壌があり、国家を挙げて電子政府インフラ整備やIT教育推進に取り組んでいます。それでいて旧市街地はドラクエのようなヨーロッパ中世の雰囲気が強く残っているこのギャップは充分体験に値するでしょう。
3. デザインホテルに宿泊し北欧デザインにどっぷり浸かる
私は海外では主に大手世界的ホテルチェーンに宿泊しますが、北欧では少し気分を変えて他のホテルチェーンを利用することがあります。
ヒルトンやSPG等のホテルチェーンのホテルは主要都市にあり、上級会員ステータス所有者にとってはラウンジ利用等有難いのですが、せっかく北欧に来ていますので少し気分を変えてもいいかもしれません。
まず個別経営のホテルに素晴らしいものはあります。ですが、ここではあえて北欧デザインを体験でき、北欧全土に沢山ホテルを構えるホテルチェーンをご紹介します。
ラディソングループ(特にラディソンBLUブランドが北欧で強いです)
スカンディックグループ
Scandic Hotels - Scandichotels.com | Scandic Hotels
それぞれにロイヤリティプログラムがありタイミングが合えば、ステータスマッチもいけるようです。
そして、個人的にはフィンランドのこちらのホテルグループが好きです。100年建築の古い協会の物件を活用していたり、デザインが凝っています。
GLOホテルグループ
4. サウナ体験で最先端の健康法を知る
北欧と言えばサウナが有名ですが、最近世界的に注目度が上がってきている印象です。
例えるなら10年前のヨガのようなものでしょうか。ヨガは現在既に世界的に広がっていますよね。欧米アジアと本当に世界中で健康のためにヨガに通うというのが定着してきていて、これは一時の流行ではなく多くの人々のライフスタイルの一部になってきています。
欧米ではこれに加えて北欧サウナを取り入れたスパが人気にを得つつあるのだとか。
コンセプトは違うかもしれませんが、本場のサウナを一度体験することは観光コース以上のものがあり、是非体験されることをお薦めします。
5. 北欧デザインを求める
日本でも人気の「北欧デザイン」ですが、ひとくちに北欧デザインと言ってもいろいろあります。
まずは街の中心部を散歩しているだけで街中にたくさんのパブリップアートが目に飛び込んでくるのでそれらを鑑賞しているだけでも楽しい。ストックホルムやオスロの地下鉄の駅の内装デザインやオブジェ等は駅ごとにオリジナリティがあるので駅まで楽しいのです。
また、北欧食器や家具は現地で買うとやっぱり全然安いということで…。アウトレットで大量に買い付けしている中国人観光客もよくみかけますが、目利き的な判断ができる人にとってはアウトレットやフリーマーケットなどで掘り出し物が見つかるのだそうです。
個人的なお薦めスポット
おまけです。自分自身の備忘も踏まえて、各都市の私の超個人的お気に入りスポットをご紹介しておきます。
Cafe Aalto: カフェ・アールト 映画「かもめ食堂」のロケ地としても使われたカフェ。街の中心部で便利なロケーションでコーヒーも美味しいです。
ソロソコスホテル:街の中心部の高級ホテル。スカイラウンジで街を見降ろしながらだと仕事がはかどります。Solo Sokos Hotel Torni | hotels Helsinki - sokoshotels.fi
カンピ礼拝堂:街中にあるユニークな礼拝堂。訪れる人は観光客も多いですが、それでもリラックスして静かに考えを巡らすのに最適の空間。しばらく座って落ち着くと、何十分でも居られます。静かに考える時間ということなら、岩の教会テンペリアウキオ教会も荘厳静寂でいいのですが、無料で気軽に入れるカンジでこちらのほうが好きです(写真は公式サイトより)
Chai Hana:旧市街地ガムラスタンにあるティーハウス。周辺や店内の雰囲気も最高にシブいのですが、世界中のお茶が楽しめます。お店だけでなく店主のご夫婦もナイスで親切です(https://www.chaikhana.se/)
Hilton Stockholm:ご存知大手ホテルですがロケーションが素晴らしく、会員用のラウンジの窓際の席からはガムラスタン地区や地下鉄を眺めることができ、この景色は最高でリラックスした時間を持つことができます。
Slussen地区:Hilton Stockholmの裏手 階段で展望台に上がったその周辺の市街地。アンティークショップやカフェ等のお店が多く雰囲気があります。
Munch-museet(ムンク美術館):有名なムンクの作品を展示してある美術館。建物のデザインからして素晴らしく、カフェも併設してあってくつろげます。
雰囲気のある路地裏:地名はわからないのですがシャレたカフェやバーが立ち並ぶ裏路地で雰囲気最高です。Café Sol、Angstというバーがある周辺を探してみてください。
プロムナード地区:フェリー乗り場近くのベイエリアが再開発されており、Google 等がオフィスを構えていて、周辺の建物デザインや雰囲気がセンス溢れています。カフェに座って道を歩くセンスの良いビジネスパーソン達を見ているとモチベーション上がります。
Forside - Design Museum Denmark(デンマーク・デザイン美術館):併設のカフェも居心地よくて思わずずーっと居てしまいます。
Royal Smushi Cafe(ロイヤル・スシ・カフェ):一瞬「スシ?」ってなりますが、ロイヤルコペンハーゲンが経営しているカフェでセンス良すぎです。いつも混んでますが席が空いているのを見つけたら迷わずダッシュな店です。
TorvehallerneKBH(トーブハーレヌ市場):文句なく雰囲気良くて美味しいフードマーケットです。毎日ここで食事したくなります。
日本からはヘルシンキまで直行便が出ています。2019年は少しでもいいので是非北欧を体験してみることをお薦めします!
【YouTubeチャンネル:海外に行く前に外国人との交渉スキルを身に着ける】