外資系2.0という生き方

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米国でなぜ「大谷翔平」がショータイムなのか!?

さて今週は「アイスブレイク」についてのお話を

していますが、今日は少しお休みです。

 

米国人の知人がこぞって叫んでいます!

オータニショーヘイはヤバすぎる!

こんな選手はみたことない!

 

ご存知メジャーリーグ大谷翔平選手のことです。

2018年4月上旬、投げれば三振の山で連勝、

打てば三試合連続ホームランの大活躍です。

これは米国の野球ファンもさぞかし興奮でしょう。

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(写真:sportsnews.com)

 

彼がすごいのはもちろん投手と野手=バッターの

二刀流という特徴があるからですが、インパクトは

日本以上なのです。

 

なぜでしょうか?

 

ご存知のとおり米国という国は効率性を追及する

システムがあちこちにあり、ビジネス等の現場で

ベースとなる教育の考え方そのものがそうです。

自分の得意分野を徹底して伸ばす。

専門性を身に着けてその分野に特化する。

社会や組織として専門家が集まり全体で効率化

させるという考え方の特徴があります。

 

スポーツにおいてもそうで、ピッチャーとバッター

だけではなく、守備専門・打手専門という分業も

あり、日本にも導入されたDHという仕組も米国発

でした。

 

アメフトなんてフィールドスポーツですが、

オフェンスとディフェンスは完全に違う人がやります。

専門性に特化した分業です。

 

これ我々日本人が勘違いしやすいのですが、

必ずしも自分の専門の仕事だけして、いわゆる

ゼネラリストを否定している・・・というわけではない

ということなのです。

 

スポーツ選手には当然求められる資質ですが、

自分の専門性を発揮しながら、試合全体を俯瞰して

見る視点が求められます。

 

つまりスペシャリストとしての専門性を有したうえでの

スーパーゼネラリストが求められるのです。

 

大谷選手は、打手として一流、投手として一流・・・

そこが注目される点ではあるのですが、

米国のジャーナリストや、大学等でのスポーツの

専門家のコメントには興味深いものがあります。

彼自身が投打一方に特化せず両立を選んだ背景の

分析が始まっています。

 

彼の自分自身と野球というスポーツへの向き合い方

が既に注目され始めているのです。

 

彼は米国という新しいフィールとで、スポーツやチーム

組織についての考え方に影響を与える可能性を既に

みせている・・・その影響力がすごいのです!

(明日はアイスブレイクにもどります)