外資系2.0という生き方

世界に貢献できる日本人ビジネスパーソンのつくりかた

何かご質問は?・・・しーん...

プレゼンや講演のあとには普通「質問タイム」ですよね。

この「Q&Aセッション」を英語でやるとしたらどうですか?

プレッシャーでしょうか?

f:id:bermuda2006:20180306165458j:plain

(写真:アップル ウェブサイトより)

 

昨日英語でのプレゼンについて話したところ、反響を

頂きました。

確かに、プレゼン自体はひとりで黙々と練習できます。

スライドを作りこんで、ひたすら話す内容を暗記して、

壁に向かって繰り返し練習すればいいのです。

プレゼンの形にはなるでしょう。

 

ところがその後の「質疑応答」についてはどうですか?

bermuda2006.hatenadiary.jp

 

以前とある日本の政府系機関の講演会に招待いただいた

ことがありましたが、とのとき耳を疑うことを言われました。

講演の後に「ご質問はありますか?」と講演者に聞かれても

質問しないでほしいとクギを指されたのです。

 

自分から「質問は?」と聞くポーズを示しておいて、何も

質問が出ないことを期待している・・・。日本人くらいでしょう。

おそらく海外では考えられないです。

 

外国からの講演者は皆日本ではやりにくいと言っています。

それは何も質問が出なくて会場が静まり返るからです。

他の国での講演では質問が出ないことなどまずないからです。

 

聴衆側も小さい頃から相手には質問をするように教育されて

います。「質問が何も無いとしたら、全て完璧に理解しているか

全く何も理解していないかのどちらだ」と言われます。

講演者も質問されることを期待し、喜んで質問に回答します。

 

実際にプレゼンや講演が一番盛り上がるのは、本編が終わり

質疑応答タイムに入ってからです。

 

なぜか日本人は質問したがらないし、質問されたくないと思い

人前で話しているケースが多いということです。

その理由はなんとなくわからないでもないですが・・・

このメンタルバリアを破らないと海外で信頼される

ビジネスパーソンにはなれないでしょう。