外資系2.0という生き方

世界に貢献できる日本人ビジネスパーソンのつくりかた

旅関係の著書 無料で読めます!

すっかりお知らせするのを忘れていたのですが・・・拙著「はじめて行ってきたサウジアラビア」シリーズ2冊とも無料販売キャンペーンをやっていました!

出版元である「ガチンコトラベル出版」さんが全書籍の無料キャンペーンを実施していたということでした…。

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知人に言われて気づいたのですが(汗)すでにこの無料キャンペーンは終了しております(道理で週間売上冊数が急増しているわけです・・・)

 

でも、Kindle Unlimited では引続き無料で読めます!

 

なかなか海外旅行に行ける時期ではありませんが、是非エキゾチックな旅気分を味わっていただければ幸いです。

 

また動画での旅気分と言えば…世界100カ国 旅の散歩やイベント参加時の動画1500本以上お楽しみください!

 

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日本の会社全てが外資系化?「ジョブ型」雇用の時代にどう備える3:働き方編

山本寛斎氏の訃報は海外の英語メディアでも取り上げられ報道されています。特に英国におけるミュージシャンのデビッドボウイ氏との協働についてのインパクトが海外では特に大きいみたいですね。

さて、日本ではNTTグループ日立グループがリモートワーク(テレワーク)比率を7割維持というニュースのほうが目立ってますね。

正にこれらの日本の大手企業が採用を進めている新しい雇用形態「ジョブ型」雇用。

世界的には既に常識、日本の社会もいよいよ変化か・・・と言われていますが、「ジョブ型」雇用で何か変わるのか、どう備えておくべきなのか。

昨日の「上司編」に続いて、こうした新しい組織形態を模索する企業で勤めるアナタ自身の働き方、どんな変化に備えるため何を準備しておくか考えてみましょう。

昨日同様網羅的なものではなく、私自身の経験から直感的に重要なポイントをお伝えできればと思います。

 

会社員という肩書ではなく個人の肩書で仕事するイメージ

 

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アナタが今回「ジョブ型」雇用体系への移行を発表した日立やNEC等の企業の従業員だとしましょう。今までは日本の文化としては「日立の社員」という認識が強く「日立に勤めてます」という自己紹介が多かったのではないでしょうか?もちろん話題のなかでは今そこでどんな仕事をしているかを紹介することはあったかと思いますが、自己紹介をするほうも聞くほうも勤め先の会社名の印象が強いですよね。

今後は「どんな仕事をしているか」がより強い印象を持ってくる…そんな状況をイメージして頂ければと思います。

  • XXというサービスのウェブマーケティングを担当
  • リサーチャーとしてXXの研究開発をしている
  • グループ会社XX事業部の経営責任者

という具合です。何故ならアナタは今後「日立に所属している社員」という認識から「自分のスキルを買われてその専門分野で組織に貢献するために日立に雇われている個人」という認識に変えていかなければいけないからですね。

決して大げさでは無い表現だと思っています。今後アナタは組織における自分の役割・ポジションといったところをより意識しながら仕事していくことになります。

自分の専門性を持たなけばいけない

組織に所属する、会社に雇われ続けるには自分が何の専門家なのかを明確にしなければいけません。ですが誤解されがちなのは、大学院で身に着けるような特殊な専門分野が無いといけないのかというとそういう意味では無く、自分のスキルをより明確化するということです。例えば「チームのマネジメント」が自分の専門領域だということです。そして何が出来るか、組織にどう貢献できるかというレベルで考え特定しておく必要があります。今から「スキルの棚卸」をしておくといいかもしれません。

常に自己研鑽・スキルアップが求められる

アナタのスキルは複数あればスキルセットと呼ばれ、アナタ自身の組織における存在意義を形成してくれる可能性がありますが、当然状況は常に変化しています。アナタの業務、会社の社会的立場、世の流れという変化に応じて、あなたのスキルもアップグレードしていかないと「使えない意味の無いスキル」になってしまうかもしれません。今までの日本企業の組織であれば、勤続年数が長いことが給与水準等を上げていくということがあったかもしれませんが、今後は同じスキルで会社に所属し続けるとアナタの価値が下がり続けるということになります。つまり、給料を上げたければ、アナタの会社における価値を上げ続けないといけなくなるのです。頑張り甲斐がありますね!

キャリアプランを自分で作る

アナタの存在意義は会社との合意のうえで成り立ちます。景気の変動や時代の流れ等、環境が変化することで、アナタの担当業務やポジション自体が無くなることだってあるかもしれません。そうなると、自分のスキルや能力を活かせる、社内の別のポジションを自分で探すことになります。そしてこれは広い視野では、社内に限らず、世の中広く機会をみつけなければいけないということになるかもしれません。これは大会社というひとつの大きな組織に長期間所属することにより、ジョブローテーション等で会社がキャリアプランを用意してくれるという今までのやり方と異なり、自分で自分のキャリアプラン=人生プランを考えていかないといけないということになります。

普通に考えたら自分の人生を自分で組み立てるのは当たり前ですし、フリーランスやスタートアップ企業の人からすると当然ですよね。そんな多くの人にとって「当然」かもしれないこの考え方は、大企業に所属していてある意味「甘やかされてきた」日本の従来型のエリートにこそ「当たり前でない」そして意識の変化が求められるのかもしれませんね。

 

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日本の会社全てが外資系化?「ジョブ型」雇用の時代にどう備える2:上司編

日本の大手企業が採用を進めている新しい雇用形態「ジョブ型」雇用。世界的には既に常識、日本の社会もいよいよ変化か・・・と言われていますが、「ジョブ型」雇用で何か変わるのか、どう備えておくべきなのか。

今回は「上司編」ということで、部下をもつリーダーの皆様の立場からお伝えしたいと思います。私は雇用等の在り方をリサーチする研究者ではありませんが、日本の大手企業と外国企業両方での勤務経験を元に、思いつく需要な点をお伝えします。そのほうがリアリティを以て受け取って頂けるかな~と思いまして。

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それは私の仕事ではありません

イキナリですが・・・部下の方からそう言われるようになります。アナタの指示を部下が断ってくるのです。それがひとつの大きな変化です。

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何を隠そう私自身20年程前に海外で外国人の女性部下から言われました(笑)。結構ショックなんですよ…。当たり前のようにやってもらえると思って「業務指示」のつもりで気軽に出した指示がまさか部下に断われるなんて!

しかもその時はもっと傷つく言葉で言われました・・・

 

「Not in my JD (それは私のJDにはないですね)」

 

そうなのです、昨日お伝えしましたように「ジョブ型」雇用形態では、会社(すなわち上司であるアナタ)と従業員(アナタの部下)の間に「Job Description ジョブ・ディスクリプション(業務規程書)」と呼ばれる書面が交わされ、業務内容や報酬形態がしっかり明文化されているのです。このJob Description ジョブ・ディスクリプションは英語の日常会話では「JD」と省略されて呼ばれるので「JDに書いてない仕事を押し付けないで」となるのです。ホント傷つきますよ~。

 

「ジョブ型」雇用の時代に求められるマネジメントスキル

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ジョブ型で会社と従業員の間に明確な役割が規定される時代、マネージャーが組織を動かし目的を達成するには、今までとは違った意味での高度なマネジメントスキルが求められます。マネージャーの業務定義自体が今までのものとは違ったものになります。

 

組織マッピング:単なる組織図ではなりません。目的を達成するのに必要な役割にはどのようなものがあり、それを満たせるスキルを持ったメンバーに仕事として何をやってもらうかという組織全体のデザイン力が問われます。「皆忙しく人手が足りないので誰か雇って埋める」という理屈ではなくなります。

 

個人の役割設定:JDにより個々の役割が明確にされている組織の中では、今までのやり方のように、一人の部下に何でも頼んでいいということはなくなります。「アシスタント」というポジションの方に「業務補助業務」ということで何でも屋的な扱いはもうできないということですね。

 

部下とのコミュニケーション:それは今でも言うまでも無く重要スキルですが、その意味するところは全くことなります。一方的な指示出しでは動かず、その人の規定されている役割とどう整合し、組織全体にどう貢献すべきなのかをリードしてあげる必要があるのです。

 

今までの日本の常識的な仕事の仕方からするとそこまで大きく変えるのは難しいかもしれませんね。日本風の「ジョブ型」雇用なんて、どちらかというと雇う側に都合のいいモデルが作られるかもしれませんが、それでもグローバルスタンダードに近づくトレンドがあるのは間違いないので、このような世界の到来を想定し、より高度なマネジメントスキルの取得を意識しておくべきではないでしょうか。

 

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日本の会社全てが外資系化?「ジョブ型」雇用の時代にどう備える1

新型コロナウイルスの影響拡大を受けた自粛・在宅勤務期間を経て日立やソニー等一部の大手企業が「ジョブ型」雇用採用を打ち出しているというのは以前の記事でお届けしましたね。

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これから在宅勤務(テレワーク・リモートワーク)が当たり前に日常の一部となり、我々の働き方が変わってくるというのでトレンドとしてはどんどん明確になっています。

とは言っても、今までも「働き方改革」は大手企業では進められていたわけですし、中にはかたくなに変化を拒む企業(の経営陣)もいるようですので、どこまで浸透するかはわかりません。ですが、数儒年前からグローバルスタンダードとしては当たり前で、日本もいよいよ避けられない状況にあるのかもしれません。

 

いずせにせよ、我々ビジネスパーソンはこの変化に備えておかないといけないでしょう。

 

さて、以前もこの点には触れていながら、結局続きの記事を書けていませんでしたね(笑)改めて考えてみました。

 

そもそも「ジョブ型雇用」をどう理解すればいい?

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「ジョブ型雇用」という言葉自体は、メディアで沢山取り上げられており、なんとなくのイメージはつかめていらっしゃるのではないでしょうか。 

ちょっと調べると「職務や勤務地、労働時間が限定された雇用契約」等と説明されているようです。まぁ定義としてはそうなのでしょうが、では今の日本の現在の標準的な雇用の発想とはどう違うのかという点、それが大事ですよね。

 

私の実務経験上の定義をお伝えしますと・・・

 

組織・会社でのアナタの存在意義が明確に規定されている

 

少し乱暴に聞こえるかもしれませんし、実際乱暴な表現ですが、決して間違っていないと実感しています。

明確に規定されているわけですから、アナタの仕事は例えば「5W2H」のフレームで書面で表せるということです。

仕事の範囲・業務内容・勤務場所・労働時間・それに対する対価(給料)が会社との間に明文化されており、それに応じた給料体系となります。

この明文化されたものが「Job Description(ジョブ・ディスクリプション)」と呼ばれる書面です。

そしてこの内容は定期的に見直され、会社と社員間での協議の対象になります。

つまりその都度で自分の能力やスキルの評価に応じて報酬も見直されるのです。

年齢や勤続年数を前提に昇給したりはしないということです。

 

今までに日本の会社でフツーに行われていた習慣が大きく変わります。

  • アナタの仕事の仕方
  • 上司の立場で部下への接し方

どちらにも影響してくるということですね。

明日はそれぞれの立場で今後何が起こるのか・どう備えておくべきなのかを考えてみましょう。

 

 

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新ビジネス用語「ぎゃふぁむ」知ってますか?

もうご存じかと思います…以前ご紹介した「ぎゃ~ふぁ(が~ふぁ)」が少し変化して最近は「ぎゃふぁむ(がふぁむ)」と呼ばれるようになりつつあります。

 

まず「GAFA」という表現自体は大丈夫でしょうか?もうすっかり御馴染みですよね。ですが以前当ブログでご紹介した時はまだ知る人ぞ知る表現だったタイミングだったみたいで…日本人の友人からも「何だっけそれ?」と言われたこともあったくらいです。

その後日本でも日経新聞等のメディアでも普通に使われるすっかり常識的なフレーズになりましたよね「GAFA

また米国のGAFAに対して中国のBATHとか…そんな言われ方をはするようになりました。

 

GAFAMに「M」が加わった理由?

ではこのGAFAがGAFAMに変化した背景…なぜ「M」が加わったのか。

言うまでも無く他の4社に並ぶような存在としてMが台頭してきたということになりますよね。そうですMとはもちろん…

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そうなのです…かつてIT企業として世界を制したと言っても過言ではないこの企業、その後2010年代に入り、引続き米国の巨大企業ではあったものの、GAFA4社の勢いには押され…対抗策もイマイチ効果がなく少々影が薄く感じられていましたよね。

(ちなみにWindows派の私は結構ファンなのですが)

そうなのです。Windowsというレガシーにこだわり、他のプラットフォームとの融合にはかたくなに拒否反応を示していたこの企業も今や変化し、より柔軟に世の中の動きにキャッチアップしている印象ですね。

そして2020年遂に、再び表舞台に戻ってきた…という印象でしょうか。

マイクロソフトの復活については是非一度私の個人的な考察も含めてお届けしたいと思います。

とにかくGAFAからGAFAMへ…これはビジネスパーソンとしてはインプットしておきたいですね。

 

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日本人ビジネスパーソンは部屋にアートを飾ろう!パート2

本来であれば東京オリンピック開幕のタイミングだった4連休が始まりました。GoToキャンペーンも微妙なカンジですね~。さてそんななか、昨日は久々にリアルの場で直接お会いした外国人エグゼクティブの方が、オンライン会議の時の私の部屋の壁に掛けてあったアート作品のことを覚えてくださっていたというエピソードをご紹介しました。

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オンライン会議で自分の部屋を相手に見せる機会が増えた今、部屋をキレイに片付けること以外にも、相手の目に触れる場所にどんなインテリアを置くかが重要になってきてますね。

 

特に外国人ビジネスパーソンの多くは部屋にアート作品を飾っていますし、そんな意識の人たちであれば当然相手の部屋のアートにも目がいくわけです。

 

ビジネスパーソンであれば服装・髪型・メイク等に加えて、背景である部屋とそこに飾られているものについても気を遣ったほうが良さそうです。いや、むしろ自分自身のキャラを引き立て、相手への自分への印象をリードする、パーソナルブランディングやアピールの道具になるのではないでしょうか。恐らく印象としては、バーチャル背景に凝るよりも効果がありそうです。

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(私が部屋に飾っている作品:ニューヨーク在住 Keigo Takahashi 氏作)

Keigo Prints

 

今後も在宅リモートワークが定着し、オンライン会議の機会は続くということであれば、部屋のインテリアだけでなく、部屋の壁に飾るアート作品にこだわってみるというのはどうでしょうか?

 

部屋のアート作品でキャラをアピール

 

因みにタレントやスポーツ選手等がこのステイホーム期間中自宅からSNS等のプラットフォームを通じて配信を行ったりしていましたが、中には印象的な部屋のインテリアやアート作品を飾っている人も居ましたね~。彼らの部屋は主張していました。当然「人に魅せる」仕事の人たちですので、顔やメイク、ファッションやトークと同じく、キャラクターを形成する要素のひとつが背景である自分の部屋になっていました。

 

これはビジネスパーソンでも応用できます。

 

とはいえオシャレ家具を集めたり、カッコいいデザインの部屋である必要はありませんよね。くつろぐための自宅なのに、そんな部屋は落ち着かないという人もいるかもしれません。そんなとき壁にピンポイントのアート作品は如何でしょうか?少なくともカメラオフやバーチャル背景よりはあなたのキャラクターを引き立ててくれるのではないでしょうか。

 

アートって難しい?

 

アートやアート作品を選ぶとなるとどうも難しく構えてしまう人がいるようです。

「アートとは何か」というその意味や定義、語源や種類その違い等・・・。私もそんなに詳しいほうではないかもしれません。でも、それでいいのです!直感的に気に入った作品を安価なものから入手してみるというのはどうでしょうか?ポストカードを小さな柄に入れて飾ったっていいかもしれません。昨日の記事で触れたように、Tシャツのプリント柄やスニーカーの色を選ぶような感覚でいいのです。

 

自分が選んだ服がさりげなく褒められると嬉しいですよね、テンション上がりますよね~(←この表現は和製英語的・・・)「Tシャツいいね~」「その色似合うね~」と相手に言わせれば、アイスブレイクにもありますし、好印象を与える道具になるでしょう。

 

 

それでも・・・気をつけること

ということで、最近ビジネスパーソンの間でもアートが注目されている気がします。

 

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ただ、もちろん、服装と同じくTPOに併せる必要もあります。ビジネスの相手に間違ったメッセージがプリントされている柄のTシャツにより印象を悪くするということもあるかもしれません。そうなるとあまりにテキトー選ぶのも、ビジネス上では少しリスクがあるかもですね。

 

Tシャツにプリントされた外国語の文字。意味は解らず何となくカッコ良さそう・・・と思っていたら、意外と外国語で政治的な意味にとられる言葉だったり・・・ちょっと怖いですよね。

 

このテーマはちょっと深いので是非またお話したいですね。

 

ちなみに最近有名人の中でも部屋やアート作品が素敵だな~と思った人、沢山いますが、あえて一人挙げますと、ミュージシャンの「布袋寅泰」さん。

彼のロンドンの自宅には英国人アーティスト「David Bowie」のレコードのジャケットアートが額に入れられ壁にかけられていました。

彼の音楽性に最も影響した歴史的なミュージシャンであり、今の時代や彼の信念、5周忌を迎えるタイミング等様々なメッセージが込められいるのを、私は(勝手に)感じました。

そして布袋さん自身のライブ配信での弾き語りパフォーマンスにもBowieが乗り移ったような(ハロー効果というやつでしょうか…)このあたりさすが一流ミュージシャンだな~と思いましたね。

 

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布袋寅泰SNSより

 

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日本人ビジネスパーソンは部屋にアートを飾ろう!

新型コロナウイルスの影響もまだまだ色濃く残る2020年半、世界中の感染者数等の数値ではまだまだ油断できる状況ではありません(そんななかの4連休「Go To トラベル・キャンペーン…」

それでも緩和により少しづつ街に人が出て来初めてますね。

ビジネスにおいても同様で、クライアントとはZOOMやTeamsを通じたオンライン会議だけでなく、リアルな場でも再会する機会が次第に増えてきました。

 

数ヵ月ぶりに面と向かってお会いしたとある外国人のエグゼクティブ層の方です。

久々の再会にも、お互い握手を遠慮して避けながら「元気でしたか~?」というスモールトーク(雑談)から会話がスタートしたのですが・・・。

 

お前の部屋のあのデザインアートはなかなかいいね

と言ってくださいました(驚)

 

私もとっさに返しました・・・。

「あなたの部屋の壁の絵画の印象に残ってます。素敵な絵ですね」

 

この方とは自粛期間中に何度かオンライン会議でお互いの自宅からステイホームな状況で会話しました。つまりお互いの部屋の様子を見ていたのです。

 

彼は私の部屋の壁にかけてあったデザインアートのことを覚えてくださっており、さりげなく話題にしてくれたのです。

そして私も、その方の部屋にかけてあった絵画については気になっていたのでとっさに切り返すことができました。

 

なるほど~ちゃんとそこも見られてるんだな~と思ったんですね。

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村上龍:POST ポップアートのある部屋

 

部屋は服装の一部 アートはキャラのアピール手段

 

部屋が期せずして「自分だけの空間」から、仕事の相手に一部見せる「一部共有する」場所への変化したのが、今回のステイホーム期間ではないでしょうか。

 

タレントやミュージシャン、スポーツ選手などが自宅の自分の部屋からSNSを使って動画配信する時代・・・さすがに彼らの部屋は主張していましたね。当然「人に魅せる」仕事の人ですので、顔やメイク、ファッションやトークと同じく、キャラクターを形成する要素のひとつが背景である自分の部屋になっていました。

 

ビジネスパーソンにとっても仕事関係の相手に自分の部屋が見られるということは自分のキャラを魅せる「アピールポイント」のひとつになり得るんですね~

 

もちろん「カメラオフ」、バーチャル背景を用いるなど、方法はあると思いますが・・・今後オンライン会議がビジネスの場で定着していくとなると、ビジネスパーソンにとって、部屋に飾るアート作品は自己主張のひとつになっていくと思います。

 

アートというと難しい印象がありますかね。「アートとは何か」というその意味や定義、語源や種類その違い等、ついつい複雑に考えてしまいがちですが、ネクタイやTシャツのプリント柄やスニーカーの色を選ぶような感覚で「そのシャツいいね~」「その色似合うね~」と相手に言ってもらうようにすればいいということになります。

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MOMA:ニューヨーク現代美術館サイトより

ちなみに私が部屋に飾っているのはこちらのアーチスト。NYはブルックリン在住の日本人アーチスト「Keigo Takahashi」氏の作品です。

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www.keigoprints.com

 

(このビジネス会議とアートの関係、明日もう少し詳しくお伝えしていきたいと思います)